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2012年7月23日 (月)

ついに量産開始!トミーカイラの電気自動車

 伝説の自動車メーカー「トミタ夢工場(1968年創業)」から販売されたスモールスポーツカー、トミーカイラZZ。200台以上が生産されたトミーカイラZZと、その後継機種として市販予定だったトミーカイラZZ IIをベースにした、EVが開発されるというニュースが飛び出したのは2年ほど前のことだった。
 
 開発を行なうグリーンロードモータース(GLM)という会社は、京都大学発のベンチャー企業である。そしてこのプロジェクトの統括責任者として、トミタ夢工場社長であった冨田義一さんが参加している。そして実際にトミーカイラZZをベースとしたEV試作第一号を見ることができたのは、2011年の1月のことであった。その会場で話を聞いたとき、実はほんのちょっと落胆したことを覚えている。

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 日本の英知とも言える京都大学が作るEV、となれば、自動車メーカー、電機産業からとは違うアプローチ、そして先進性のある、飛びぬけたEVが出現するのではないかと、こちらはひそかに思っていた。
 
 しかし試作車両は、リチウムポリマーバッテリーを使い非常に軽量に仕上げられていたが、特筆すべき点がそれほど見られなかった。また、社長である小間さんは、技術系ではなく経営管理の大学院出、と正直ちょっと落胆しかけたことは事実。その後GLMは、スポーツカーではなく小型3輪EV開発に着手し、さらに、籍を置いていた京都大学ベンチャー・ビジネス・ラボラトリーは、この春に事業活動を終了、とトミーカイラのEVの実現性自体を「?」と見ても仕方ない状況であった。

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 そのGLMから、先日続報が届いた。EVスポーツカーとしてのトミーカイラZZの、実際の量産化開始が決定したという。量産開始までに必要な資金が調達できたから、ということだが、驚いたのがそのスポンサー。元ソニー会長の出井伸之さんや元グリコ会長の江崎正道さんらもさることながら、日産LEAF用の給電システム「EVパワーステーション」を発表した、京都に本社を置くニチコンが名を連ねているのだ。

 コンバートEVの域を出ない試作車だったが、もっと本気モードの市販EVができるのではないか、と期待が膨らむ。試作車からどのように進化するのか? 「車体も、デザインもすべて新しく生まれ変わります」とのことだが、トミーカイラZZの復活。注目だ。(XaCARレポーター・青山義明)

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