« 2012年7月 | トップページ | 2012年9月 »

2012年8月

2012年8月31日 (金)

えぇ? まだまだ23号車が走り続ける!?

 真夏の気候となった7月下旬のある日。GT-R開発チームは、仙台ハイランドレースウェイにいた。こんなに本格的な夏の時期にテストを行なうのは、久しぶりのこと。非常に暑い中でのテストだったが、春秋と変わらず、いつものように開発車両が走行を重ねていた。

Gt001

 そのなかで、ザッカーでは見慣れたクルマ、ドイツ・ニュルブルクリンク24時間レースに参戦した23号車が同じように走行していた! レース中にボディに張り付いた、虫の死骸もそのままの状態で日本へ帰って来て、まだ走り込みを続けているのだ。

 この日のドライバーは、田中哲也選手と星野一樹選手。もちろん、今年の24時間レースを走ってきたドライバーだが、この2人で、一日中ロングランテストを行なっていた。
 で、何を行なっているのか?
 一瞬、さまざまなことが頭をよぎった(笑)が、24時間レース中に起きた、ドライブシャフトが外れたトラブルの再現をしているのだという。

 このドライブシャフト、もともと設計上外れるはずの無いものなのだ。実際に市販されているGT-Rでも、そのような事象が起きたという報告は入って来ていない。しかしレースの現場では、実際に問題は起きてしまった。

Gt002

 普通なら、どうするのだろう? 市販車では出ていない。レースの中だけで起きた現象。ということで片付けられ見逃されてしまうだろう。しかし、水野和敏さんは、その問題について強い危機感を持っているようだった。

「どうして起こったのか、それを今、放置しておくと、2年後問題になる」

 そこで、レースを走り終えた車両そのものを持ち込んで、同じドライバーで、同じ症状が出るまで徹底的に走り込み、どうしてそれが起きたのか、確認をするのだという。それも、ボディのあちこちにビデオカメラを搭載して、第三者でも確認できるように、だ。

 水野さんはこの24時間レースへの参戦を「開発のためのレース参戦」と位置づけていることを明言していたが、やはりその言葉通り、開発に活かされていることを実感するシーンだ。GT-Rはどこまで先を見つめているのだろう。(XaCAR編集部)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年8月30日 (木)

テスラモーターズ、モデルSのコンポーネントをメディアに公開

 すでにアメリカ本国で、市販車の製造およびデリバリーが始まったテスラのモデルS。そのシャシー部分のカットモデルが、東京・南青山にあるテスラ東京ショールームで、明日から展示されるのを前に、取材陣に公開された。またこの公開に合わせてテスラのバッテリー技術部門ディレクターである、カート・ケルティーさんが取材対応を行なった。

001

 モデルSは2003年にアメリカ・シリコンバレーで創業したEVベンチャー、テスラ モーターズが開発したEVで、テスラ ロードスターに続く第2弾モデル。ボディサイズは全長4978×全幅1963×全高1435mmのセダンモデルで、床下一面にバッテリーを搭載し、モーターはリアホイール間に置かれる。

002

 搭載するバッテリーは、40kWh、60kWh、85kWhの3タイプを用意する。それは床下に収納するが、バッテリー交換式ではないという。また3タイプのバッテリーは、車両の運動性能を考え、重量差はそれほどないようにしているという。テスラ ロードスターでもそうだったが、このバッテリーは18-650規格のものを使用する。サプライヤーはパナソニックともう1社ということになる。

004_2

 今回はシャシー部分のモデルのみの公開となったが、EVのコンポーネンツが非常にコンパクトに収まっていることがよくわかる。リアには駆動用のユニットが整然と並ぶ。ドライブシャフトの後ろの左側にモーター、そしてセンターに減速ギヤ、そして右側にインバーターを配置。フロント側にはパワステの電動ラック&ピニオン(テスラ ロードスターは重ステだった)やブレーキのポンプ、ABSやトラクションコントロール用ユニットが車両底部に並ぶ。その上に収納スペースが用意されるのだ。車両前後には数字の「8」の字のような形をしたフレームが突き出しており、ここで衝撃を吸収する仕組みとなっている。

003_2             

 フロント部を横断するようにラジエターコアが3基配置されている。この両サイドのものは室内空調用で、センター部のものはモーターとバッテリーの温度管理のために使用されるということだ。

 このなかで「日本のチャデモ規格に対応するべく準備を進めている」とカートさんは説明をした。日本のインフラ整備を考えたら、日本向けではチャデモ対応は必須ということだろう。現在モデルSは予約受付中。ちなみに、モデルS発売記念モデル「シグネチャー」は日本国内250台限定となるということだ。(XaCARレポーター・青山義明)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年8月29日 (水)

女子カート部 K4-GP 10時間耐久 参戦レポート

 8月14日に富士スピードウェイで開催されたK4-GP、女子カート部は塚本奈々美、いとうりな、久保玲奈がチーム<JKB車ガールK4チャレンジ>#773として、ホンダビートで参戦しました。
 
1
 
 今年はこのK4-GP参戦をターゲットに、減速エネルギー回生とソーラー発電を併用したエネルギーハイブリッドシステムを用いて、車両の電力負荷を減らすことで燃費改善の実現に取り組んできました。 結果として193Lapで完走、走行燃費は平均して11.83km/Lとなり、昨年比で5.3%の燃費改善、これまでの成果を具体的な数値で示すことが出来たと考えています。 総合順位は55位/145チーム、GP-2クラスでは28位/67チームでした。
 
2 
 
 今回搭載した減速エネルギー回生とソーラー発電は、事前の袖ヶ浦でのテストではシステムのon/offで2%~3%程度の燃費改善が確認できていましたが、K4-GP本番はあいにく曇り時々雨。ソーラーパネルでの電力補充はほとんど期待できない状況でしたが、減速回生についてはキャパシタに蓄積されたエネルギー量を示すモニタが減速時に上昇(充電)、加速・巡航時に下降(放電)していることが車載映像からも確認でき、期待通り燃費改善に貢献できたことがわかりました。

3   

 システム搭載による燃費改善より、全体での燃費改善率が多い理由。そこにはドライバーの頑張りの成果が現れていると自己評価しています。まずは目標とする燃費とラップタイムをいかに実現するか、それも140台を超える走行の中で… 。
 極力ロスのないライン取りでコーナリングスピードを維持、エンジンブレーキ主体でのコーナー手間の減速、無駄踏みしない繊細なアクセル操作、1Lapの中での燃料の節約どころと使いどころの切り分け、1スティントの中での燃料配分などなど。 これだけのことを考えながら、さらに周囲状況の把握、ポストのフラッグ確認、ピット指示の確認、ラップタイムと燃費の確認をしながら周回を重ねていくことが出来たと自己評価しています。 

4 
   
 今回搭載したエナジーハイブリッドシステムの効果として、戦略的なアドバンテージが得られたかというとそうではなく、10時間トータルで見た場合に、補助的な効果が発揮できた程度と判断せざるを得ません。
 耐久レースでの信頼性確保のため、基本コンセプトを“車両の根幹の制御には立ち入らない”としていたため、より積極的にオルタネータを休止させる手段はあっても、導入を見送ったものもあります。基本的に“車両の省エネ化技術”であるため、一般的なハイブリッド車のように動力を電気的にアシストするものではないところも「効果」として体感しづらい部分でした。

 また、K4-GPでのGP-2クラスではビートよりも車体重量の軽いトゥデイ勢が上位を占めており、車体の軽量化がスピードと燃費双方に貢献しています。これに燃焼効率の最適化を含めたクルマ本来の機能を高めていくことが、上位進出するためには必要であることがわかります。今後は車両の基本性能向上とエコ技術、エコドライビングの相乗効果で、上位を狙える体制作りに取り組んでいけたらと思います。(女子カート部・塚本奈々美 http://nana-jkb.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年8月28日 (火)

仙台ハイランドレースウェイはがんばってます!

 昨年の大震災の影響を乗り越え営業をしていた仙台ハイランドを、再び悪夢が襲ったのは4月のこと。4月3日夜から4日にかけての暴風(爆弾低気圧)の影響で、多くの建物に被害を受けたのはここでも紹介したとおり(4月16日のこの編集部ブログ参照)。

Sh001

 それから3ヵ月半、また仙台ハイランドに戻って来ることができた。ザッカー取材班としては昨年秋以来の訪問である。電気と水道はすでにきちんと復旧。暴風により飛んでしまったドライバーズサロンの跡地には、仮設の休憩所が設置された。その前に備えられた自動販売機が営業再開を象徴しているようで、うれしくなってくる。

Sh002

 もともとがどのようになっているのか、がわからない人も多いかもしれないが、ここには2階建てのタイヤサービス棟があった。半壊となっていたタイヤサービス棟は撤去され、更地になってしまっている。

Sh003          洗車場? いえ、ガレージです。ガレージの半数近くの屋根が飛ばされちゃっているのだ

Sh004 コースサイドでは、天然記念物のニホンカモシカに遭遇! 仙台ハイランドってすごく自然豊かな環境なのだ!!

 ちなみに、この低気圧での被害を受けていない遊園地やゴルフ場は、問題なく営業しているゾ!(XaCAR編集部)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年8月27日 (月)

篠塚建次郎、SOLAR CAR TEAM SHINOZUKA設立! ギネス記録に挑む!!

 WRC日本人初優勝、パリダカールラリーで日本人初の総合優勝という輝かしい成績を残してきた篠塚建次郎さんが新しい挑戦を始める。2008年からこれまで過去4年、出身母校、東海大学のソーラーカーレース・チャレンジにドライバー兼アドバイザーとして参加してきたが、ついに自らのチームを立ち上げ、ソーラーカーで新たな挑戦をスタートすることとなったのだ。
001
 2008年にソーラーカーに出会った瞬間、篠塚さんは「ソーラーカーこそ、これからの自分の一生の仕事だ」と感じたという。これまで東海大学のチャレンジに参加してきたが、やはり、大学生としてやれることには限界があり、「もっといろんな活動をしたい」とする篠塚さんとしては自らのチームを立ち上げ、ソーラーカーでのチャレンジをもっと積極的に進めていこう、という判断になったようだ。

 チーム監督として、篠塚さんを支えるのは、山田修司さん(下の写真左側)。静岡ソーラーカークラブ代表で、広島の呉港高校で教鞭をとる先生でもある。ソーラーカーでの挑戦は、1994年から東海大学の付属工業高校で走らせてきており、東海大へ移った際、2008年の南アフリカでのソーラーカーレースで、篠塚さんと会い、今回チームに合流することとなった。
002
 今回参戦するマシンは、その山田先生が作り上げた車両に、最大セル変換効率22.6%(最大モジュール変換効率19.3%)を誇る東芝の住宅用太陽電池モジュールを搭載している。東芝の太陽光発電システムは、シャープや京セラに比べると参入も遅く後発メーカーとなるのだが、今回篠塚さんの協力申し入れに、わずか4日で返答するほど、今回の参戦に非常に協力的だという。
003
 参戦するのは南アフリカのソーラーカーレース「Sasol Solar Challenge 2012(今回からSasolという会社がスポンサーとしてついたため名称が変更となった)」。9月18日スタートし、10日間で5500kmもの距離を走破する(前回大会までは4200kmだった)。もちろん、このレースはレースとして勝利も目指すが、篠塚さんのターゲットはギネス記録。

 ソーラー発電のみを動力源とする車両のギネス記録「ファステスト・ソーラーパワービークル」がそれだ。昨年1月にオーストラリアのニューサウスウェールズ大学がマークした時速88kmというのがその記録。篠塚さんもその記録樹立のニュースを見て、どうやったらできるのか? とこれに興味を持ったという。この南アフリカのレース参戦後の10月1日、バッテリーを下ろしたレース車両でこの記録に挑む。

 御歳63歳のシノケンの挑戦はまだまだ続く!(XaCARレポーター・青山義明)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

海の男に捧げるボルボ

01

 最近の試乗会の中で個人的にマイヒットだったのが、ボルボのオーシャンレース・エディションです。ボルボ・オーシャンレースとは、9ヵ月に渡る世界一周(7万3000km)に挑む、最も過酷なヨットレース。そのオーガナイザーであるボルボが、レースのアドベンチャースピリットを受け継いだ特別仕様車を発売したんです。

02

 何が気に入ったかというと、オーシャンレースからインスパイアされた特別装備の数々が、非常にお洒落で素敵なんです。たとえばヨットのセールをイメージしたシートのステッチや、凪をイメージしたアルミホイール、ヨットのロープを模した取っ手が印象的な専用ラゲッジカバーなど、遊び心をくすぐる装備は、“買い”ですね。

03

 何よりスローなステアリングと優しい乗り味のボルボ車とオーシャンレースの特別装備はマッチしてます。うーん、お金があれば欲しい!(XaCAR編集部・石川)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年8月26日 (日)

EVだけのレース「JEVRAシリーズ第3戦 菅生」来週開催!

001

 3シーズン目となる、2012全日本電気自動車グランプリシリーズの第3戦「全日本菅生50kmレース大会」の開催が、9月2日に迫ってきた。実に3ヵ月ぶりの開催だ。

 今シーズンは開幕戦15台、第2戦13台と、非常に多くのエントリーを集めている。さすがに、東北戦は8台と台数が減少するものの、昨年の6台からは着実に増えている。

 そして、ついに、日産リーフNISMO RCがレース初参戦する。これまで各種イベントでその雄姿を目にしてきたが、実際の競技には不参加だった。今回のスポット参戦(EV-Pクラス)は一見の価値あり。リーフのユニットを使いながら徹底した軽量化を施された車両は、実際のところ、テスラ ロードスターやノーマルファインチューンのリーフとどの程度の走りの違いを見せるのか、必見。ドライバーはSUPER GTでも活躍中の松田次生選手だ。

002

 最強EVのEV-1クラスは、連覇を狙う井土智洋選手(#1OUTER PLUS☆TiR☆TESLA)に対し、開幕戦惨敗だった#8 TAUS東京自動車大学校TESLA(砂子塾長選手)が、第2戦で善戦したこともあり、さらに、どれだけのマシンの進化を加えてきたのか、見どころとなるだろう。

 日産リーフ勢が4台参戦するEV-2クラス。ポイントランキング2位の村田信博選手(#3 エンドレスアドバンリーフ)とランキング3位の井土佐知子選手(#7 OUTER PLUS☆TiR☆LEAF)が次戦は欠場。前戦欠場だったランキング4位の金井亮忠選手(#72 チームNATS・日本自動車大学校リーフ)が復活、ランキングトップを走る深栖健男選手(#10 ZUMMY RF☆G.SONIX LEAF)には、気分的に楽だろうが、それでもここでポイントを取りにいけるかが、この折り返しポイントの肝となるだろう。

003

 皆さんにもぜひ、実際にこの静かで熱いレースを見て欲しい。入場料は500円。詳しくはJEVRAホームページまで。(XaCARレポーター・青山義明)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年8月25日 (土)

八丁堀の路地裏に、ポップな黄色のスポーティな3台

 編集部所有のXaCAR86号は、特色のオレンジがかかった黄色に変貌しています。スイフトスポーツは鮮やかな黄色。そして奥は、今月9月号のルノー特集「ポップなハッチのふんわり楽しい世界観」の取材で使ったフィアット500です。黄色だけれど、白がかかっていますね。

1

 そもそも、黄色は編集長の好みだそうです。そのうちに、編集部にある古いZ32フェアレディZも黄色になってしまうのかな? この3台はすべて黄色で、すべてMT車。時代と逆行していますが「男は黙ってMTに乗る」でしょうか。金子みすゞさんの詩「わたしと小鳥とすずと」の中の一文、「みんな違ってみんないい」みたい。そんなこと言ったら、比較テストしている取材は、みんなそうなっちゃいますね??

 ルノー特集は8月10日発売XaCAR9月号に掲載されています。トモゾウもライターの森口さんの助手役みたいな感じで登場してますのでご覧下さい。(XaCAR編集部アシスタント女子・トモゾウ)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年8月23日 (木)

【パイクスピーク2012】三菱チームを陰で支えた立役者、といえば!

 パイクスピークヒルクライムレースの決勝から、もう10日が経ちました。そろそろ暴露ネタのひとつでも、ということで、今回はそんな話。

Ppihcroger001

 今回、最も波乱のあったチームといえば、三菱自動車チーム、です。水曜の練習初日にコースアウト&クラッシュ、3日半かけてマシンを修復し、日曜の決勝に出場してEVクラス2位を獲得していることは、すでにここでも紹介済みですね。今回のこのチームの広報として、現場でメディア対応をしてくれたのは、北米三菱PRマネージャーのロジャー安川さんです。

 ん? 聞き覚えのある名前? と思われた方も多いでしょう。何を隠そう、元インディカードライバーの、あのロジャー安川選手、そのものです。XaCARでは超お馴染み、ですね。もちろん、編集長以下取材班も顔見知りなだけに、取材も非常にしやすかった、ですね。でも、ちょっと待ってください。ロジャーの活躍はそれだけじゃないんです。

Ppihcroger002

 このパイクスピーク参戦滞在中のメンテナンスガレージClarks Metal and Speed。ロジャーが見つけてきたメンテナンスガレージですが、増岡選手のクラッシュ後のフレーム再製作をできたのは、このガレージだったから。マシン製作のポテンシャルがあって、レースに間に合わせるというプロ意識をもったハイレベルの技術集団であった、ということで、三菱の技術スタッフとともに、寝る間も惜しんで作業をしてくれたのです。
 プロジェクトリーダーの増田義樹さん曰く「一番大きなスポンサーステッカーと、同じくらいの大きさのステッカーを貼ってもらってもかまわないくらい、協力をしてもらった」ということです。

Ppihcroger003

 また、移動式チャデモ方式充電器を持ち込んだのはRealPowerという会社(EV救援用にJAFが導入した移動式充電器のメーカー)ですが、これも、ロジャーがインディ参戦中にスポンサーになった会社のひとつで、そのつながりで今回調達できたものだということです。実際に活用される機会は無かったのですが、「アタック中にやむを得ないトラブルがあった場合、20分以内ならばスタートラインに戻って再アタックをすることが可能」というレギュレーションを考えれば、不測の事態のため、この急速充電器を用意しておくことが必要でしょう。

 さらに実は、ここだけの話。我々取材班も、出国直前にロジャーからお願いされて、とあるブツの運び屋となっておりました。

Ppihcroger004

 ということで、今回はロジャーの大活躍があった、ということだけここでお伝えしておきましょう!(XaCARパイクスピーク取材班)

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2012年8月22日 (水)

【パイクスピーク2012】コグレールに乗って

 パイクスピークヒルクライムのレース観戦は、先日のブログでも書きました。夜中から場所取りをして、コースサイドでガヤガヤとレース観戦するのが一番楽しそうですね。

 取材班は、メディアシャトルバスで頂上に下ろされます。レースが終わるまでバスが動かないので、終日頂上にいたのですが、頻繁にコグレールの登山電車が登って来て、結構気になりました。

Cog001

 コグレールは、ラック式鉄道と呼ばれるもので、通常の2本のレールとは別に、ラックレールという歯形のレールを真ん中に敷き、歯車式のかみ合わせて急な斜面も登ってこれるというものです。スイスの鉄道のものが有名ですが、日本では、静岡の大井川鐵道に採用されていますし、那須にあるりんどう湖ファミリー牧場にあるスイス鉄道という乗り物(遊具?)で、この方式が見て取れます。

Cog002

 このラック式では、世界で最も高所にある駅というのが、このパイクスピークの頂上駅ということだそうです。

 サミットハウスという頂上のみやげもの屋でも、コグレールが到着すると、ドドゥッと客がやって来て、しばらくすると引き潮のように居なくなり、また列車が来るとドドゥッ、を繰り返していました。電車のお客さんにとっては、この歴史あるレースは関係が無いようで、上からの景色を眺めておみやげ買って帰っていくだけ、のようでした。

Cog003

 結局、一度もこのコグレールに乗ることはできなかったのが残念ですね。次回こそは、ぜひ乗ってみたいと思います。(XaCARパイクスピーク取材班)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年8月21日 (火)

86XaCAR号に専用パーツがある!?

 最近は “純正ボディカラーに塗装済み”のサードパーティの外装パーツも数多くラインナップされていますが、イエローにオールペイントしたXaCARの86の場合は、そういうわけにはいきません…。何と言っても世界に一台だけですから、必ずボディカラーに合わせて塗装作業をしなければならないのです…。

01

 と思っていたら、トヨタの準ワークス的存在「TOM'S」にこんなパーツがありました。シャークフィンアンテナ…輸入車などに多く採用されている“アレ”です。86のようなスポーツカーは、ポールアンテナよりもシャークフィンアンテナのほうがカッコいいと思います。それは86開発責任者の多田哲哉さんも「シャークフィンアンテナは、受信感度の問題があって純正採用できなかった…」と言っていたほど。

 ただ、重要なのはここではありません。何とこのシャークフィンアンテナは、XaCAR号のためにイエローがラインナップされているのです!! 世界に一台だけのクルマに専用設定してくれるなんて…さすがTOM'Sさん!! 
 実は…86とアクアのシャークフィンアンテナは共用パーツ。つまり、アクアの純正ボディカラーすべてに対応している=イエローの設定がある=アクアのイエローにオールペイントした86にも使えるというオチでした(笑)

02

 装着は純正のポールアンテナを外して取り付けするだけ(もちろん、位置決めは慎重にしたり、外れにくいように接着面を綺麗にする必要はあります)。同じ色ですからマッチングは完璧です!! 

TOM'S「シャークフィンアンテナ」
価格 1万8,900円(多くのトヨタ車のカラ―バリエーションに対応)
http://www.tomsracing.co.jp

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2012年8月20日 (月)

【パイクスピーク2012】増岡さんがレースのために手作りしたもの

 パリ・ダカールラリーに長年参戦し、日本人初となる連覇も達成したことのある世界のラリーレイド・ドライバーである増岡浩選手ですが、パイクスピークヒルクライムは今回が初参戦となります。

 パリダカの覇者といえども、このヒルクライムではルーキー扱いです。同じくルーキーとなった奴田原文雄選手も言っていたのですが「コースを覚えなければならないが、いかんせん走行本数も少なく、長年参戦している人が有利になる」ということです。

Komachizu001

 そんな増岡さんはコースをかなり覚えてきたということでした。それはどうして? と訊いたところ、出てきたのが、これ!

Komachizu002

 なんと自作のコマ図&スクロール地図。これを会社への通勤途中に見て、ずっと頭の中に叩き込んできたというのです。ナビゲーターとしてコ・ドライバーを横に乗せたほうがいいんではないですか? と訊いたところ「間に合わない」ということでした。スピードとコースの兼ね合いを見ていたらそうかもしれません。ひと息つくような感じはないですからね。

 で、せっかくの秘密兵器も、コースアウトのクラッシュによって残りの走行自体が市販車での走行。決勝でも完走重視で攻め込んではおらず、ちょいと出番が遠ざかった感じはありますが、次回の参戦時には、これが有効活用できてるといいですね。(XaCARパイクスピーク取材班)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

エコ便りその3 植物は簡単には育たない、という教訓

 エコ便り「その1」で紹介したお花の名前はバーベナではないか? と読者の方よりコメントがありました。調べてみたらどうやら、そのお花のようです。

 で、そのお花、赤い花が枯れても、この前まで葉っぱは緑いっぱいで元気だったのに、しばらくしたらこんな感じ。はい、枯れてしまいました。バーベナは桜草のようにかわいらしい花ですね。花言葉は「家族愛」ですって。

 「どんどん増えていく」と店員さんに言われたから、ちょっと甘くみていました。育て方を調べたら、乾燥には強いけれど湿気には弱いみたい。確かに、水が足りなくて、しおれていたところからは簡単に回復して。そのあとは「またしおれたら大変!」って思って多めに水をあげていたんだよね。育て方を始めから調べておけばよかった~。残念。編集長もちょっとがっかりしていますね。

1

 これが、回復するのか?  次回をお楽しみに。(XaCAR編集部アシスタント女子・トモゾウ)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年8月19日 (日)

【パイクスピーク2012】謎の男、チェッカーマン?

 どこのレースでも同じですが、フラッグスタンドにはチェッカーを振るスタッフが配置されています。もちろん、パイクスピークインターナショナルヒルクライムでも、頂上ゴールには、チェッカーフラッグを担当する方が居ます。他のレースの方との違いは、なんといっても1日中チェッカーフラッグだけを振っていることでしょうか?

Checker001

 さまざまな写真やビデオなどでも登場する機会があるので、わかる方もいらっしゃるとは思いますが、このおじさんは昨年から引き続きチェッカーを担当されています。昨年同様、赤いジャケットに両手にチェッカーフラッグは、もうおなじみかもしれません。今回は、昨年着ていなかったチェッカー柄のベストで、ますますチェッカーマンになってしまっています。

Checker002

Checker003

 で、このおじさん、なかなか動きがおもしろいんです。 旗の振り方もいろいろ変えていますし、チェッカーを受けた車両を振り返るときもあります。ということで、ゴールシーンを全部そろえても、同じポーズをしているカットは少ないかもしれません。

Checker004

 一日中、このオレンジに塗られたコンクリート塊の中での旗振りは大変そうですが、オフィシャルの中でも最もメディア露出の多い人物です。皆さんも気になったらちょっとチェックしてみたらいかが? (XaCARパイクスピーク取材班)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年8月18日 (土)

【パイクスピーク2012】アウディがEVでやってくる、なんてないかなぁ?

Ppihcaudi001

 第90回パイクスピークインターナショナルヒルクライムでは、アウディがペースカーとしてRS5を提供しています。また、ファン・フェスタでもブースを出展し、コースサイドにあるストローバリアにアウディロゴが並んでいます。現地では、四輪のアウディ、そしてアウディ傘下の二輪のドゥカティが「Come Together」というキャンペーンを展開しています。

 アウディといえば1980年代半ばに大活躍。1982年から1987年までアンリミテッドクラスで6連覇を果たしています。今回のペースカーは、1987年にヴァルター・ロールがここパイクスピークで走った、スポーツクワトロと同じカラーリングとなっているのです。

Ppihcaudi002

 当初の予定ではヴァルターが「クワトロ S1」で参戦予定だったのですが、日程変更の影響で参戦叶わず。ですので決勝レースでは特に大きな仕掛けも、ワークス参戦ということもありませんでした。タイムアタッククラスに、A4やクアトロが5台出場しましたが、天候悪化のタイミングにかかってしまい、残念ながらたいした成績は残っていません。

Ppihcaudi003

 でも、どうせアウディがワークス参戦するんなら、企業イメージも考えても、EVクラスにR8e-tronで臨む、なんて可能性は相当あると思いますが、どうでしょうかねぇ? というかぜひ出てもらいたい!(XaCARパイクスピーク取材班)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年8月17日 (金)

【パイクスピーク2012】大自然の中のレース?

 高山に登るパイクスピークヒルクライムレース。下から上がって行くにしたがい森林限界を超え、さらには高山植物が生えている高山帯を抜け、最後は植物も無い岩場になってしまいます。

Ppihcnature001

 写真撮影もあるので、カメラを持って、薄い空気に悩まされながらコースサイドを歩いて行きます。コースサイドというと聞こえがいいですが、要はアスファルト路面の外側(ガードレールはほとんど無いので、コースとの境はアスファルトのみ)を歩くわけです。
 まぁ、カメラマンの皆さん、ずんずん歩いて行きます。でもちょっと待って! この足元にあるのは貴重な高山植物では? 踏んじゃっていいのかなぁ? と思うのですが、他に歩ける場所もありません。できるだけ足を丁寧に置きながら歩いてきました。

Ppihcnature002

 森林限界手前では、リスを多く見かけました。ちょこちょこと動き回るリスはかわいらしいですが、コロラド州の法律では、野生動物には絶対に餌を与えてはいけないことになっています。

Ppihcnature003

 森林限界を超えると、ビッグホーンシープと遭遇することもよくあるよう(撮影中に2頭見かけました)ですね。そのためEVレーサーも警告音を出してタイムアタックをしています。警告音が聞こえれば、コースサイドで撮影する者にとっても、やって来るのがわかるので役に立つはずですが、それほどこの警告音が役に立つことはありませんでした…。

Ppihcnature004

 残念ながら、命を落とす動物たちもいます。動物たちを傷つけずにレースをしていってもらいたいものです。(XaCARパイクスピーク取材班)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

【パイクスピーク2012】塙さんのタイヤ?

 EVの関しては、何度話を聞いても「目からウロコ」な話を聞かせてくれる「チーム・ヨコハマ・EV チャレンジ」の塙郁夫選手。パイクスピークヒルクライムレースへの挑戦は4年目。昨年は12分20秒084のタイムでEVレコードを手にしていました。

001

 EVの参戦が多くなった今回、「自分はエネルギー効率の良さをアピールしたいのであって、バッテリーを山のように積んで、何が何でも優勝したい、というのではない」ということで、他の参戦者とは異なるアプローチで参戦した今回のパイクスピーク。その現場でいろいろな話を聞かせてくれました。

 EVの効率追求がテーマ。ということで気になるのが、そのタイヤの使い方。「ガソリンエンジン車のような走行途中のトルクの変化もないし、常に同じ出力で走れるから、タイヤのグリップで曲がろうとかしない走り方をしたほうが効率がよいでしょう? タイヤの手応えやグリップ力なんてエネルギーロス前提の高性能なわけです」という。

002

 塙選手の装着タイヤは横浜ゴムの市販タイヤ、ブルーアースです。塙選手の自作EV、HER-02は基本的には昨年と同じクルマです。昨年使用したのは、同じくブルーアースの商品化直前のタイヤでした。最終試作品ということでちょっとパイクスを意識したコンパウンドを採用した、パイクススペシャルになっていたらしいのですが、その昨年のタイヤより、今回の市販タイヤのほうが「全然いい」ということです。

 塙選手いわく「全面舗装になったことで、ほとんどのチームがSタイヤのような競技仕様のタイヤをチョイスしてしまった。それは、この下から上までで天候を含め、路面がどう変わるかわからないなかで、そんなことをつめていけるわけがない」

 レースなのに、普通に世の中で売っているようなタイヤでの参戦。しかもそちらのほうが、刻々と変わる状況に対応できる懐の深さがある、といわれてしまうと、またしても目からウロコ、です。

 さらに横浜ゴムでは当初決勝レースでは新品タイヤに履き替えるというつもりだったようですが、塙さんは「ちょうど皮むきが終わったくらいで、いいんじゃないか?」と、なんと国内シェイクダウンから、このパイクス練習走行を走ってきたタイヤのままで決勝レースに出ることを決断していました。そして、なんと4本ともタイヤ交換をしないままレースを走りきりました。

003

 残念ながら決勝レースでは新型モーターのトラブルがあって最終コーナーでセーブモードに入ってしまい、最後はのろのろ走行でチェッカーを受けることになってしまいました。それでも21秒もタイムアップした11分58秒974でゴール。予定していた12分切りを達成しクラス5位(総合55位)を獲得しています。

 もちろん来年は11分30秒切りが目標だそうです。まだまだおもしろい話をしてくれた塙さんの記事は9月10日発売のXaCAR10月号で採り上げます!(XaCARパイクスピーク取材班)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年8月16日 (木)

【パイクスピーク2012】なぜ日本ドリフターは山を登るのか?

 アメリカの山、パイクスピークを登るパイクスピークインターナショナルヒルクライムレースへ、日本人ドリフトドライバーたちが参戦していることは、昨日書きましたが、日本のD1、そしてD1のアメリカ版であるフォーミュラ・ドリフト経験者が、なぜ山登りレースをするのか? 車両として出やすいのかな? 程度にしか思っておらず、実はわかりませんでした。

001

 でもその質問をサイオンtCで参戦した相澤 剛選手にしたところ、あきれながら言われてしまいました。
「我々のルーツは峠ですよ。このレースはその峠を舞台にしたレース。言うならばトップ・オブ・峠です。ここでいつかチャンピオン獲りたいじゃないですか!」

Touge002

 そうでした。日本発祥のモータースポーツ「ドリフト」をやっている多くが峠出身者。ならば峠のチャンプを決めるレースに出るのは当たり前でしたね。すいません!

003

 ということは、峠カルチャーの構築を目指すあのクルマも出場すべき? ということで、普段ドリフトでFR-Sに乗っているケン・グシ選手に話を聞くと「今回乗ったCCS-Rもいいですよ。う~んFR-Sも魅力的ですねぇ。どっちか選べって言われると難しいですが、FR-Sかなぁ?」とのこと。さてさて、開発主査の多田さん、いかがですか?

 ちなみに吉岡稔記選手は「海抜0メートル地点で500psのマシンでも、上へ行くと300psくらいまで落ちてしまいます」と言っているとおり、出力は4割ほどダウンしてしまうそうだ。ある程度まで出力は上げておかないとタイムも狙えない? かもね。(XaCARパイクスピーク取材班)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

【パイクスピーク2012決勝速報】バイク部門も大盛況!

山登りレース、パイクスピークインターナショナルヒルクライムは、四輪だけでなく、二輪レースも大盛況。特に今年は、その参加台数が非常に多いということだ。

Ppihcmotorcycle001

ヴィンテージ(9台)、25012台)、45031台)、75013台)、12058台)、クアッド・モディファイド(13台)、サイドカー(3台)、エキシビジョン・パワー・スポーツ(8台)のトータル97名プラス3名(サイドカー)のライダーがこれに挑戦。台数でいっても、四輪が89台のエントリーであるからそれを上回っているわけ。

二輪でトップタイムを叩き出したのは、カーリン・ダン選手のドゥカティ・マルチストラーダ1200。なんと10分切りを達成したのだ。昨年のタイムが11:11.329だったのに対し、120秒もの短縮。全面舗装の恩恵を最も受けていたのは実は二輪だということを実感できるタイムアップとなった。そしてもちろん、なんと総合3位に入賞したのである。

Ppihcmotorcycle002

まさに身体ひとつで山に登った二輪ライダー。事前に預けた荷物を受け取って束の間、というよりも長時間の休息となる。朝9時にスタートしたライダーは山頂で9~10時間も待たされることに…

Ppihcmotorcycle003

カットスリックタイヤ装着車両の多い二輪の一斉下山の様子。完全に晴天下で開催となった二輪決勝レースだったが、その後天候の悪化でウェット路面でのダウンヒル。まさに「行きはよいよい、帰りは怖~い」!

 

 

<クラストップリザルト>

1205 (総合3位) ゼッケン5m  Carlin Dunne        9:52.819

エキシビジョン・パワー・スポーツ(総合9位) ゼッケン111  Douglas Siddens       10:40.669

750(総合10位) ゼッケン357  Gary Trachy       10:40.753

450(総合17位) ゼッケン747  Travis Newbold       11:06.618

クアッド・モディファイド(総合36位) ゼッケン7m  Steve Tutt       11:40.521

250(総合38位) ゼッケン251  Jason Archuleta       11:41.015

サイドカー(総合39位) ゼッケン187  John-Thomas Wood       11:41.406

ヴィンテージ(総合91位) ゼッケンMarc LaNoue       12:39.782

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年8月15日 (水)

【パイクスピーク2012】いまさらパイクスピーク解説!?

パイクスピークヒルクライムレースの舞台となっているのは、パイクスピークハイウェイです。そういえば、このハイウェイについて、これまでなにも紹介していませんでしたので、決勝レースが終わりましたが、いまさらながら解説をしたいと思います。

Ppihchighway001

    パイクスピークはパイク国有林の中にあります。

パイクスピークハイウェイは、コロラドスプリングスという街から西へ15分ほど走ったところにあります。パイクスピークハイウェイは全長30km(19マイル)。料金所のあるスタート地点は標高7400フィート(2255m)。そこから、貯水池、森林限界を越えて登っていく道で、14110フィート(4300m)の頂上へとつながっています。全面舗装されており、全線片側2車線(追い抜き車線なし)となっています。パイクスピークインターナショナルヒルクライムレースは、そのスタート地点がハイウェイの中盤からとなっているため、レース全長は20km(12.42マイル)になります。

Ppihchighway002

ちなみにパイクスピーク自体は、年間1万5000人が訪れる北米でもっとも登山者の多い山。世界では富士山に次ぐ第2位の登山者数だという。このヒルクライムレース以外に、パイクススピークマラソンなども毎年開催されているようです。

Ppihchighway003

パイクスピークハイウェイ貯水池からの眺め。奥に見える山々の一番左がパイクスピーク。真ん中あたりにある険しい頂きがリトルパイクスピーク、右側の大きく岩肌が見えるところの上がデビルズ・プレイグラウンド、写真には入っていませんが、さらに右側にはゲートウェイ・トゥ・ヘブンがあります。どれも非常に面白い名前がつけられているのもいいですね。

Ppihchighway004

頂上にはおみやげものと簡単な食事ができるサミットハウスがあり、名物のドーナツを食して帰るというのがお決まりのコースのようです。帰りはブレーキに気をつけたいところ。エスケープゾーンが基本的には無いので、ローかセカンドで降りないと大変なことになってしまいます。グレンコーブのゲートがブレーキチェックポイントとなっています。ディスク温度が計測され、高温の場合はその駐車場で休憩を強要されます。また、登っていく車両のラジエター用に給水ポイントも4ヵ所あります。

Ppihchighway005

時間も料金も季節によって変わるようです。ハイシーズンとなる春~夏は料金所は朝7時半~午後6時。サミットハウスは7時に閉店。下りのゲートも午後8時に閉門となります。秋~冬季にかけては料金所の開門時間やサミットハウスの営業時間が短縮となります。また、悪天候の場合も時間は変更となります。料金も季節によって変わります。夏シーズンで料金はクルマ一台40ドル(最大5人)。5人以上乗車の場合は大人ひとりあたり8ドルと子供ひとりあたり2ドルの追加。徒歩の場合は、大人ひとり12ドル、子供(6歳~15歳)は5ドルのようですXaCARパイクスピーク取材班)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

【パイクスピーク2012決勝速報】もうひとつの日本人の活躍!

EVのクラスへ日本人ドライバーが多数参戦したことで、注目を浴びているアメリカでインディ500に次ぐ歴史を持つパイクスピークインターナショナルヒルクライムレース。XaCARでは、日本人EVドライバーの特集を組む(9月10日発売10月号に乞うご期待!)が、ここではそれ以外のカテゴリーに参戦した日本人ドライバーを紹介しよう。

エキシビジョンクラスでは、全4台のうち3台の日本車(レクサスISF CCS-Rコンセプト、サイオンtC、サイオンxD)が出走しているが、CCS-R にケン・グシ(具志健士郎)選手、サイオンtCの相澤剛選手の2名の日本人ドライバーが出場した。

Ppihcrjap001

CCS-Rコンセプトに乗るグシ選手は、Greddy/Scion Racing Hankook FR-Sでアメリカのドリフト競技フォーミュラ・ドリフトに参戦するドライバー。沖縄で生まれ1歳の時に渡米。13歳からドリフトを始め、若干15歳でプロのドリフトドライバーとなっている。このパイクスピークには以前インプレッサ(GC8)で父親をコ・ドライバーに従えて参戦した経験を持つ(このときはエンジニアコーナーでコースアウト)。今回のCCS-Rコンセプトは、特にパイクス用に何かを変更したということはない、という。

「中盤にスピンをしてしまった。それで10秒近い遅れとなってしまったけど、他はまったくのノートラブル。フィニッシュできて初めての頂上はいいですわ。ほんと楽しかったし、うれしい」

Ppihcrjap002

相澤選手はGReddyの開発部門に所属し、普段はグシ選手のフォーミュラDのスポッター兼メカニックとして働く。北米ではセリカの後継機種ということになっている2ドアクーペモデルサイオンtCをベースにGReddyのパーツを組み込んだGReddyのタイムアタックマシンGReddy X Scion Racing tCを持ち込んだ。

「初めてのパイクスは何がなんだかわからないままだったけれど、上まで来れてうれしい。クルマにドリンクの装備つけてなかったんで、もうノドがカラカラ」

Ppihcrjap003

 頂上で息苦しくならないように、と4ヵ月前から禁煙をしていた相澤選手(左)は、「まずは」とグシ選手とともに一服。頂上で吸う久々のタバコも格別?

そしてタイムアタッククラスに、日本右ハンドル仕様のS15シルビアで出場した吉岡稔記選手は、広島出身のD1ドライバー。2009年までD1に参戦。現在は渡米して、フォーミュラ・ドリフトに1999年式S15シルビアでTeam RS-Rから参戦中。D1との両方で勝っている唯一の日本人だ。今回は「転がっていた」ドリ車S15の車体だけを持ってきたパイクス用マシンで参戦。

Ppihcrjap004

「途中でエンジンの吹けが悪くなってきて、上のウエットセクションではローでも吹けなかったクラッチキックをしてとにかくゴールしました。クルマは、水温も上がってるんでヘッドガスケットがたぶん抜けてると思います。とりあえず10分台入れたんでよかったです」

Ppihcrjap005

この山の魅力は、参戦してみないとわからないがいずれの選手も「来年も挑戦したい」という。来年も彼らがどんな戦いをするか、要チェックだ。

 

<クラス別リザルト>

■エキシビジョンクラス(全4台)

1位(総合12位) ゼッケン31  Rick Knoop          10:56.240

2位(総合32位) ゼッケン8   Ken Gushi           11:36.175     -39.935

3位(総合65位) ゼッケン888  Andrew Comrie-Picard  12:06.160    -1:09.920

4位(総合69位) ゼッケン110  Takeshi Aizawa       12:08.606    -1:12.366

 

タイムアタッククラス(全21台/完走17台)

1位(総合1位) ゼッケン67   Rhys Millen          9:46.164

2位(総合7位) ゼッケン156  David Kern          10:20.774      -34.610

3位(総合11位) ゼッケン104 Toshiki Yoshioka      10:49.009     -1:02.845

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年8月14日 (火)

【パイクスピーク2012】観客席は自分たちで

パイクスピークヒルクライムレース決勝を前にパイクスピークのお山には多くの観客が集まっています。前日の夜に入ればキャンプもしても良いということで、前泊したお客さんが道々に陣取って早朝から観戦の準備に勤しんでいます。もちろん、当日の観戦のため、早朝からパイクスピークハイウェイは大渋滞です。

Ppihcracewatch001

パークスピークのレースはただひたすら山を登っていくレースです。どこで見てもコース全域を見ることができませんし、そもそも観客席というのはありません。観客は、レースの模様を聞くためのラジオを持って、コース途中の危なくないところを、それぞれ勝手に探しながら自分の好きなポイントで観戦をします。

Ppihcracewatch002

多くはコース脇に設けられたいくつかの駐車場から歩いていける範囲ですが、なかにはそんなところまで? と首を傾げたくなるようなところでの観戦であったり、落ちるんじゃないかと思うような急な斜面に観戦席を設けてしまうツワモノも居ます。

Ppihcracewatch003

 また、この観客の皆さんがすごく、ラテンなノリで、観戦を楽しんでいます(ただ、レースを肴に呑みに来ているだけかもしれませんが)。どの選手にもエールを送っていますし、競技が終わって山を降りるマシンには、道端まで出てきて惜しみない拍手を送る、参戦している選手にとってもうれしくなるレースです。これこそが、90回続いてきた理由であり、そしてまた、山を登りたくなる一因なのかもしれませんね。XaCARパイクスピーク取材班)

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2012年8月13日 (月)

【パイクスピーク2012決勝速報】波乱に次ぐ波乱!長い一日となった決勝日!!

第90回となる2012パイクスピークヒルクライムレースが、8月12日の午前9時(日本時間13日午前0時)にスタートした。まずスタートとなる二輪部門は順調に進み、今回はレースが早く終わるのではないかと思われた。

Final001

四輪部門は、アンリミテッドクラス、エキシビジョンクラス。続いて、ヴィンテージ・オート・モービル・ディビジョン、エレクトリッククラス、パイクスピークオープンと続く。

合計7台が出走するアンリミテッドクラスでは、優勝候補の2台、ジェーン‐フィリッぺ・デイラウト(ダチア・ダスター)とポール・ダレンバック(PVA-03)が相次いでコースアウトするなど、優勝候補が次々に落脱すると言う、誰も想像しなかった展開。結果、このアンリミテッドクラスでは5台が完走できずに終わる。

パイクスピークは1本道のタイムアタック競技のため、コースアウトなどの処理に時間がかかり、四輪が走行を開始して1時間ようやくエキシビジョンクラスの走行がスタートし、予想していたよりも時間がかかり始める。続くヴィンテージ~クラスは大きな波乱はなかったが、エレクトリッククラスの最初のスタートとなる田嶋信博選手がなかなか出走の列に並べず、ここでさらに時間が押し始める。

無事にスタートを切った田嶋選手だが、エレクトリッククラスはもちろん総合優勝候補であるこのモンスタースポーツ・パイクスピーク・スペシャルは、マシントラブルのため走行をリタイヤ! 田嶋選手の出走を待っている間に、冷却用の氷が溶け出して奴田原文雄選手(TMG EV P002)が出走順を繰り下げられたり、バタバタは続く。

さらにはEVクラス走行中に降り出したヒョウ混じりの雨が、勢いを増し、タイムアタッククラスの途中で中断。いったんは競技区間を短縮したボトムセクションのみでの競技続行も示唆されたが、最終的には決勝走行は終了。オープンホイール、スーパーストックカークラスの全車およびタイムアタッククラスの一部は決勝に出場することなくレースを終えた。

Final002

注目のEVクラスでは田嶋選手を除く6台が完走。奴田原選手が10分15秒380のタイムでクラス優勝(総合6位)、2位には増岡選手が10分30秒850でクラス2位(総合8位)に入った。そしてクラス3位にはフォーミュラ600のボディを使ったオリジナルEV、「HCE Lightning XP12」を操るエリアス・アンダーソン選手が入った。

Final003

 

そして「山の男」は、アンリミテッドクラスではなく、タイムアタッククラスで出場したリース・ミレン(ヒュンダイ/ジェネシスクーペ)が946164でこれをものにした。

 

| | コメント (1) | トラックバック (0)

【パイクスピーク2012】サミットに登れるのは

こちら、第90回パイクスピークヒルクライムレース決勝当日です。XaCAR取材班は、無事山頂に到着し、取材の準備を進めています。

取材するメディアは、山頂へシャトルバスが出ています。ただ、このシャトルバス、2台で計50名ほどしか上がることができません。この申請をし忘れてしまったら、その手前、トップセクションのスタート地点であるデビルズプレイランドまでクルマで登れば頂上までいくことができますが、ゴールから1330フィート(400m)ほど下がった位置にありますので、そこからゴール地点まで登らねばなりません。もしくは、ふもとのマニトー・スプリングスから出ているコグレールという山岳登山鉄道(予約制)に乗らねばなりません。

Ppihcfinalmorning001
 おかげさまでXaCARにもパスが発給されました。

Ppihcfinalmorning002
 頂上へ行かなくてもいいという人でも、開場時間よりも遅い時間に入場するとなれば、スタート地点手前のチームのピット&チーム用駐車場よりもずっと下にクルマを停めなければなりません。というのも、2車線あるパイクスピークハイウェイですが、どちらの車線も登り車両で、ほぼ一方通行になってしまうため、上まで行ってUターンするということができないから、です。

Ppihcfinalmorning003
 山の上にはメディアセンターが用意され、寒くなく、WiFiも飛んでいるためネットもさくさく。状況もよくわかって快適です。
XaCARパイクスピーク取材班)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年8月12日 (日)

【パイクスピーク2012】さぁ、決勝スタートです!

「The Race to Clouds」と呼ばれるパイクスピークヒルクライムレース。今日12日は決勝日です。朝8時半からオープニングセレモニーに続き、午前9時(日本時間13日午前0時)にスタートとなります。

出走はまず二輪(ヴィンテージ、250、450、750、1205、クアッド・モディファイド、サイドカー、エキシビジョン・パワー・スポーツのクラス順)が先に走行。その後、四輪の決勝となります。まずは3台の日本車(レクサスISF CCS-R、サイオンTC、サイオンxD)に、2名の日本人ドライバー(ケン・グシ選手&相澤剛選手)が出場するエキシビジョンクラス(全4台)。続いて、ヴィンテージ・オート・モービル・ディビジョン(全15台)が走行した後、エレクトリッククラス参戦の7台が決勝を走る。決勝は現地時間の昼過ぎになる見込みですが、EVクラスの前のクラスにアクシデントなどが起きれば遅れることになります。

 ちなみに、ライブタイミングおよびビデオはオフィシャルサイトにて見ることができます。

で、今回実に頼もしい差し入れをレクサスの企画戦略室のマークさんからいただきました。

O2

BetterThanAirという会社のl酸素サプリメント、です。実はエアゾール缶に入っているような簡単な酸素ボンベをほしいなぁと思っていたのですが、飛行機に乗るので、直接持ち込めなかったんです。高地ですし、スポーツ用品店に行けば購入できるだろう、と気楽に考えていたところ、そういったものは購入できない、ということがわかって、落胆していたところです。

マークさんも趣味のマウンテンバイクを楽しむときに活用しているとのことでした。それで今回に備えて持ってきていて、こちらが夜明け前から全車フィニッシュするまで山頂に居るということを知り、融通していただけることになりました。

各種スポーツ、高地でのアクティビティ以外に、ストレスにも、と書いてあります。おっこれは仕事中に使える、と思ったのですが、残念ながら、飛行機に乗って日本へ持って帰る、なんてことはできませんね。

では、ペルセウス座流星群でも見ながら登るとしますか? XaCARパイクスピーク取材班)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

【パイクスピーク2012】全面舗装の路面はどうですか?

今回で90回目を向かえるパイクスピークヒルクライムレース。今年のトピックは、なんといっても全面舗装となったことでしょう。

舗装路面からマシンがはみ出して舗装面の横の地面が溝のようにえぐれ、またそのために舗装路面にも砂利が載って、非常にダスティになる、というのが大方の予想でした。しかし、現在のところ、この読みは外れているようです。

Ppihc0812001

路肩部分には、小さなストローバリアがいくつも置かれ、はみ出すような走行が抑えられています。ですので、舗装路面の端の地面がえぐれていることはありません。

Ppihc0812002

それでも路面には砂が載っていきます。掃除しているコースオフィシャルさんも居ますが、コース全面でそういったことはされていないので、砂で滑りやすくなっていることでしょう。

また、今回舗装されたボトムセクション等は、きれいな路面となっています。ただ、日本のそれと違い、石が細かくて、路面が滑らか過ぎて、グリップしないという話も聞きます。

はてさて、真相はどうなのか? そんなところも気になりますね。XaCARパイクスピーク取材班)

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

【パイクスピーク2012セットアップデー速報】やったー! 三菱i-MiEVエボリューション復活!!

決勝レースを前日に控えた8月11日。パイクスピークヒルクライムレースのイベントスケジュールはこの日をセットアップデーとしている。パイクスピーク自体での走行はなく、各チームは、前日夜に行なわれたレースファン向けイベント「ファン・フェスタ」に展示したレースマシンの最終調整を行なう日とされている。

Setup_001    塙郁夫選手の「チーム・ヨコハマ・EVチャレンジ」は記念撮影をしたりとのんびりムード

初日の走行でマシンを壊し、その後は懸命な修復作業を行なっていた、増岡浩選手が乗るi-MiEVエボリューションは、前日夜にようやくその修復作業を終えた。そしてこの日、三菱チームは、コロラドスプリングスから南へ30kmほど離れたところにあるパイクスピークインターナショナルレースウェイにマシンを持ち込んで再シェイクダウンを行なった。

Setup_002

増岡選手がクラッシュした場所は、エンジニアコーナーと名付けられているコーナーで、それまでリズムよく登ってきたところに突然予期せぬ左鋭角コーナーが現れる、というシチュエーションのコーナー。前後に似たようなコーナーもあり、多くのドライバーがはまってしまうコース前半の難所とされている。

曲がりきれずにまっすぐコースを飛び出したi-MiEVエボリューションだが、無理にコースに戻ろうとして横転をしてしまうリスクを避けており、また、落ちた土手もあと1m右側に落ちていたら崖下転落、左側に行くにつれて土手部分が鋭角になっており、「ミスコースした」増岡選手がコースアウト最後のコントロールで、クラッシュ自体は大きかったものの内部パーツには大きなダメージはなかったようだ。

三菱自動車工業の増田義樹さんによると、フロントの損傷は、トーボードより前側のフレームおよびステアリングギアボックスに及んでいた、一方バッテリーやモーター、電気のシステムにはまったく問題がなかったとのこと。スペアをまったく用意していなかったため、損傷を受けた部分のパイプフレームを切り取り、鉄パイプと角材を使って現地で新しく作り直したという。この部分はフロントサスの取り付け部分もあるため、専用治具を作って、ジオメトリーを合わせながらの作業を繰り返し完成した。また、ステアリングギアボックスについては、夏休み返上で、日本からハンドキャリーでスタッフが持ち込んで、この修復となった。

シェイクダウンは、今回パイクスピークに出場するマシンの車検場としても使われたパイクスピークインターナショナルレースウェイの0.25マイルのフラットなオーバルを使ったインフィールドのコースで、左右のバランス確認を中心に行なわれた。

Setup_003

シェイクダウンを終えた増岡選手は「この修復作業に、スタッフは3日半、交代でほとんど寝ずの状態で作業をしてくれました。走ってみて、元の状態で走れることが確認できました。もう、本当に感謝と申し訳ない気持ちと、うれしさでいっぱいです。彼らの苦労には結果で恩返ししたい」と、満面の笑みで答えてくれた。今回のトラブルについては、スタッフが一丸となって対応してくれたことで団結できたことで各人にも大きな収穫になったと、トラブルを乗り越えたスタッフへの期待もうかがわせるコメントもあった。翌日に迫った決勝レースついては、データ収集をしっかりすること、そして必ずゴールすること、としながらも「ゴールすれば結果は付いてくると思う」とバトンを受けた増岡選手の闘志も垣間見れるものであった。

Setup_004

無事修復を終えたi-MiEVエボリューションは、問題なくこのチェック走行を終了。少し出遅れてしまったが、決勝で、チームスタッフのがんばりに応える大活躍を期待したい!

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2012年8月11日 (土)

【パイクスピーク2012】やっぱり田嶋選手の人気はすごい!

アメリカ・コロラド州コロラドスプリングスで開催のパイクスピークヒルクライムレース決勝を日曜に控えた金曜日。各チームは決勝前最後の走行を終え、コロラドスプリングスのダウンタウンへ繰り出します。

 Ppihc0812001

ダウンタウンでは、ファン・フェスタと呼ばれる一種のお祭りが開催されます。ダウンタウンの目抜き通りを歩行者天国として、そこにパイクスピークヒルクライムレースに出場するマシンを並べ、ドライバーやチームがレースファンとの交流を深めるのです。

Ppihc0812002

アウディやドゥカティ、そしてトヨタのサイオンのブースがならび、公園ではバンド演奏あり、レッドブルがX系のイベントをやったりして、大盛りあがりです。三菱のブースでは、出場するi-MiEVと市販i-MiEV(米国名 Mitsubishi i)を展示していますが、なんと、MiEV POWER BOXの実演ということで、i-MiEVの電気でお湯を沸かして、カップ麺を配布していました。

Ppihc0812003

もちろん、いろんなイベントがありますが、やっぱりメインはパイクスピークの出場選手とマシン。マシンを間近で見ることができるチャンスであり、多くのマシンには触ることもできます。出場選手はファンサービスでサイン会を行なったりします。

Ppihc0812004

このファン・フェスタで、サイン会以外にもイベントやらで引っ張りだこの人物といえば、現在パイクスピーク6連勝中の田嶋選手! タジマモーターのブースでは長蛇の列ができています。やっぱりこの街では超有名人だということがわかりますね。なんだか、日本国内でももっとこのくらいの評価はあっても良いのでは? と思ってしまいます。

Ppihc0813003_1

夜10時まで開催されたファン・フェスタですが、翌土曜日はセットアップデーということで、走行はなし。チーム関係者は決勝スタートとなる日曜の早朝まで、短い休息のときを迎えます。それでも土曜日の夜には、マシンをスタート地点までもって行かねばならず、完全に羽根を伸ばせる時間はなさそうです。XaCARパイクスピーク取材班)

| | コメント (1) | トラックバック (0)

【パイクスピーク2012走行3日目速報】レース前最終セッション終了

パイクスピークヒルクライムレースの練習走行の3日目となるアメリカ時間の10日。この日の走行が終了すると決勝レーススタートまで一切の走行ができなくなる。EVが出場する「Electric」クラスは、この日トップセクションでの走行を、朝5時半から9時半まで行なった

Practice001

標高3895mのデビルズプレイグラウンドをスタート地点とし、標高4300mのサミットまでとなる、トップセクション。前日の、つづら折りのコースが続くミドルセクションとは趣をまったく異にする、山の尾根を走る高速コーナーが続くステージとなる。4時間の走行枠で3本の走行にプラス、希望すればもう1本コースを走れることとなった。レース前最終のチェックということで、各チームとも、結論出しのためのデータ収集に勤しんだ。

一方で、電気自動車にとっては、自身の能力を余すところ無く発揮できる最高のステージとなる。酸素が薄くなる高地において、ガソリン車が明らかなパワーダウンに見舞われているのを尻目に、1日目、2日目と変わらないパワーフィーリングで快走した。また、タジマモーターコーポレーションの風洞実験設備で開発されたエアロダイナミクスが効力を発揮し、ハイスピードでの安定性をもたらした。

Practice002

決勝の「Electric」クラス出走順最初となる田嶋信博選手(#1 タジマモーターMonster Sport Pikes Peak Special)は、この高速ステージに合わせた空力マシンを操り、2本目に23977のタイムを出した。しかし、3本目最終セクションで電欠症状を起こし走行を終了させている。

続く出走2番手の奴田原文雄選手(#230 トヨタ・モータースポーツTMG EVP002)は、24350のタイム。前日に引き続き、アドバンA048のレインコンパウンド(スーパーソフト)のテストを敢行。大丈夫だということになったが、最終的には、決勝日の天候や蓄えたデータとの照合でタイヤをチョイスしたいということ感じだ。

出走5番目となる塙郁夫選手(Summit HER-02)は3710のタイムを出している。走行は順調としながらも、以前から症状が出ていた液冷式モーターのオイル循環システムのトラブルを解消するため、このモーターを作ったACプロパルジョンのスタッフと走行後にミーティングを行ない問題解決への道を探った模様。

Practice003_2

現在マシン修復中の増岡浩選手は、決勝ではクラス4番手にスタートする。この日もベッキー・ゴードン選手(同7番手出走)の乗るi-MiEVをシェアし、全コースを走行し、ルーキー参戦条件をクリアした。

この日のボトムセクションは2輪全クラスの走行が行なわれ、1205クラスのカーリン・ダン選手(ドゥカティ/マルチストラーダ)が417951でこの日の予選トップタイムをマーク。

これで、決勝レース前に予定されていた走行セッションはすべて終了! 各チームは、この日の午後、コロラドスプリングスのダウンタウンで開かれるファンフェスタに、マシンとともに参加、地元や多くのレースファンとの交流を楽しんだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

エンスーを唸らせる走りのルノー・スポール

 9月号のXaCARを見て「おおっ!」と思った人はかなりのXaCAR通。日本車のスポーツモデルが表紙を飾ることの多いXaCARにとって、輸入車のルノーが表紙となったのは今回がはじめてです!

1

 さて、その中身はというと、マイナーチェンジでニュル最速量産FF車と同じスペックとなったメガーヌRS、新しいルノー・デザインを示唆するトゥインゴ・ゴルディーニRS、そして限定モデルのメガーヌ・エステートGTのサーキット試乗記を紹介。

 スポーツカー顔負けの実力を誇るメガーヌRSの魅力満載です。お楽しみに!(XaCAR編集部・石川)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

【パイクスピーク2012】トラック・ヘッドのレーシングマシン?

今回、ザッカーでは日本人トップオフローダーが参戦するEVのクラスだけを追いかけていますが、実にさまざまな車両がパイクスピークヒルクライムレースには集まってきております。

下は250ccから上は1200ccまでの非常に多くの2輪車&サイドカーもやってきていますし、最古は1949年式のキャデラック62クーペを筆頭に1960年代を中心に、したヴィンテージオートモービルディビジョンクラスもあります。

Ppihc0811001_2

中でも取材班が最も気に入ったのが、トラクターヘッドと呼ばれる、トラック。なんと2700馬力もあるそうです。リアを滑らせながらヘアピンコーナーへ入っていく姿や、黒煙をもうもう吐きながらぐいぐい坂道を登っていく姿は圧巻以外何もありません。また、以前は数台が参加してレースが成立していたというのですから驚きです。

Ppihc0811002

新旧、そしてクリーンなEVと黒煙吐きまくりのトラックが混在している。これもパイクスの魅力なんでしょうね。XaCARパイクスピーク取材班)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年8月10日 (金)

【パイクスピーク2012走行2日目速報】各チームセッティングを進める

 

アメリカ現地9日はパイクスピークヒルクライムレースの練習走行2日目。前日同様朝5時半から9時半までが走行時間となる。多くの日本人ドライバーが参戦するEVクラスこと「Electric」クラスは、前日のボトムセクションに続き、ミドルセクションでの走行となる。

このミドルセクションは、3つに分けたセクションの中で、もっとも勾配がきつくWsと呼ばれるWの形を二つ組み合わせたようなつづら折りのコースがあって、まさに駆け上がるセクション。昨日のセクションよりも走行距離は大幅に短くなっており、3本の走行ができた。

Practice001

前日のレースマシンの状態を確認した各チームは、セッティングをつめていくことになる。路面がダスティになると読んでいた田嶋信博選手の#1 タジマモーターMonster Sport Pikes Peak Specialは、クリーンな路面に合わせてサスペンションのセットを変更。またモーターの出力マップの変更も行なっている様子。

Practice002

また、奴田原文雄選手の#230 トヨタ・モータースポーツTMG EVP002は、昨日「リアが逃げる」ということでグリップ不足を訴えていた。アドバンA048のコンパウンドをミディアムからレイン(スーパーソフト)へ変更。ハンドリングは改善し、順調の様子。あとはこのコンパウンドでレースを走りきれるかの確認をする、ということだ。

Practice003

塙郁夫選手のSummit HER-02も順調にセッティングを進めており、昨年の同セクションのタイムを更新して走行を終了している。

また、昨日のクラッシュで現在マシン修復中の増岡浩選手。必ずこの各セクションを走らなければならないパイクスピーク・ルーキーであるため、ベッキー選手の乗るi-MiEVをシェアする形で、この日のミドルセクションを走行し、条件をクリア。明日も同様にベッキー選手とマシンをシェアして走行をする。i-MiEV Evolutionは、土曜日中には修復作業が完成する予定。増岡選手は「逆転ホームランを狙う」と闘志を燃やしている。

この日ボトムセクションを「Open Wheel」、「Time Attack」、「Unlimited」の3クラスが走行。走行がイコール予選アタックとなるこのセクション。Unlimitedクラスのポール・ダレンバック選手(PVA-03)が359704で予選トップタイムをマークした。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

XaCAR9月号本日発売!!!

 201209  

 今月のXaCARは、8月5日の「Fuji 86 Style 2012」でお披露目された、86のファクトリーチューンについて、開発責任者の多田哲哉さんに独占インタビュー。専用タイヤ&専用ダンパーを備えた86の実力は?

 また、マイナーチェンジされたロードスターについて、開発責任者の山本修弘さんに独占インタビュー。進化/深化した“NC3”を知ると、次期ロードスター(ND)のヒントが見える!?

 メインは “元気・日産特集”。オーテック謎のスカイライン独占インプレッション、R35GT-R水野さんの“いつもと違う”独占インタビュー。土屋圭市のR32/Z32を振り返って語る「日産に足りない物」。その他には、編集長の「夢の日産車3台生活」や1.2Lスーパーチャージャー搭載の世界戦略コンパクト「ノート」、マイナーチェンジをした「Z34」、「NV350キャラバン」の走りを語る…など、いろいろな日産をお届けします

 また、中谷明彦の“ホットハッチ”&森口将之の“ポップハッチ”、軽量スポーツ“ロータス”特集、ニュルで独占インタビュー「VLNシリーズって何だ?」、ルノースポール3台のサーキット&ストリート試乗など、例によって今月も立ち読みでは読み切れない内容になっています。

 暑い夏はまだまだ続きますが、涼しい場所でXaCARをゆっくりと読むのもアリですよ。

XaCAR9月号購入は

アマゾン

楽天 

Fujisan

セブンネットショッピング

| | コメント (1) | トラックバック (0)

【パイクスピーク2012】高山病、まぢヤバイです。

 パイクスピークヒルクライムレースの取材で訪れたコロラドスプリングスという街は、標高は平均1800mという、空港に降り立ったこの地点で、すでに標高が高い場所です。

さらにダウンタウンから西へ、パイクスピークハイウェイを上がっていきます。ハイウェイの料金所を超えて、しばらく行ったところがスタート地点。その標高が2862m。頂上は4300mとなります。

Ppihc0810002

スタート地点は、八ヶ岳の赤岳よりも37mほど低いが、八ヶ岳のほかの峰々よりは高い位置にある。コースを3つに分けたうちの2番目のミドルセクションのスタート地点では南アルプス北岳よりも高い3487m。トップセクションのスタート地点は、3895mとすでに富士山を越える高さ。

ここで取材するのも大変です。なんといっても、息が苦しい。深呼吸をしないと肺が要求する酸素量を供給できません。もちろん、ここで走ったり、急な坂道を登ったりしたら、とたんに体調がおかしくなります。頭痛がして、吐き気が起こり、どうにもなりません。

Ppihc0810001

城市編集長は写真では笑顔を見せてくれていますが、よく見ると唇は真っ青! 階段を駆け上がったあとのような息苦しさを感じており、さらに頭痛もするそうです。

われわれも身体を慣らすため、練習走行が終わった後に、頂上へ上ってきました。もちろんクルマなので、簡単にいけます。頂上を少し歩いて、売店で名物のドーナツ(気圧の関係でカラッと揚がっていないドーナツ)を食して帰ります。

Ppihc0810003

XaCARパイクスピーク取材班)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年8月 9日 (木)

【パイクスピーク2012走行初日速報】EVクラス予選セッション終了、まさかの…

パイクスピークヒルクライムレースの走行初日となる現地8日、EVのみの「Electric」クラスは、同時に予選セッションとなり、決勝レースに向けた熱い戦いが繰り広げられることとなった。

Qualify001

予選といっているが、単独走行するこのレースの出走順を決めるだけで、グリッドを決めるわけではない。走行は、全長12.42マイルのコースを、ボトム、ミドル、トップの3つに分けて、それぞれのセクションの練習走行を3日にわたって行なうこととなる。EVクラスは、グループ1に属しており、走行初日はボトムセクション、走行2日目はミドルセクション、走行3日目はトップセクションの練習走行となるスケジュールが組まれている。予選タイムの計測は、ボトムセクションのみで行なわれる。

EVクラスは走行初日となるこの日、ボトムセクションの走行となる。つまり、走り出しイコール予選となったのである。さらにセッションは、登りの一方通行で1台だけで走行するワンカーアタックなので、一定台数のアタックが終了したら、いったんコースを閉鎖してアタックを終えた集団で山を降りてくるという工程を繰り返す。以前は1セッションで4回以上走れていたのだが、台数が増加したことで、今回は時間が足りず、なんと2回だけしか走行ができなかった

各チームともレースマシンでの走行は初となるセッション。舗装されたばかりのボトムセクションの路面は非常に滑らか。だが、日の出直後から気温が上がりきらない時間帯での走行枠。路面温度が非常に低い状態でのタイヤとのマッチングはそれほど良くはないようで、多くがそれに苦しんでいた様子。決勝ではもっと気温の高まる時間帯での走行となることもあって、どう対応するか、が各チームの腕の見せどころといえる。

各車ともに2回の走行ができたわけだが、その2回目の走行でアクシデントが起きた。増岡浩選手が乗るi-MiEV Evolutionがコースアウトをしてしまったのだ。セクション前半部分にある最初の難所、通称「エンジニア・コーナー」。コースの先がどのようになっているかまったく見えない直角のこの左コーナーで、増岡選手が「ミスコースをした」ということだ。マシンはまっすぐ飛び出して、コースから1m半ほどのくぼみに落ちて止まった。増岡選手に怪我は無く、チームはセッション終了とともにガレージに引き上げ現在、決勝レース出場に向け懸命にマシンの修復作業を行なっている。

Qualify002

結果、EVクラスのトップは田嶋信博選手(Tajima MotorMonster Sport Pikes Peak Specail)の4133432番手に奴田原文雄選手(Toyota MotorsportTMG EVP002)が4276593番手はエリアス・アンダーソン選手(HCELightning XP12)の4372284番手には塙 郁夫選手(SummitHer02)の4496385番手にマイケル・ブリーム選手(BMWM3)が505393。そして6番手にベッキー・ゴードン選手(Mitsubishi Motorsi-MiEV)の625524という結果となった。

今日の時点ではグループ1のみの予選アタックであるが、グループ1で走行した「パイクスピークオープン」クラスのロメイン・デュマ選手(ポルシェGT3R)のタイムが、田嶋選手より9秒速く、現時点では田嶋選手が予選2番手となる。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

FCV(燃料電池車)イッキ乗り!?

 水素供給事業と燃料電池車の普及を目指す18の民間会社と団体が設立した、水素供給・利用技術研究組合(HySUT)が主催する燃料電池車(Fuel Cell Vehicle=FCV)試乗イベントが8月5日、都内で開催された。
 
001  今回はメディア向けに、3台を一気に試乗できるという機会。開催場所はなんと自動車学校の中!

 トヨタFCHV-adv、日産X-TRAIL FCV、そしてホンダFCXクラリティといった燃料電池車が、現在実際に世の中で実証実験として使われている。と言われても、実際にメディアでも乗車経験が少ない車両だけに、なじみが薄い。
 
 FCVとは、水素を原料に発電し、その電気エネルギーを使って走るいわゆる電気自動車の一種。そのメリットは5つ。排出ガスゼロ、エネルギー効率が高い、騒音が少ない、そして、燃料となる水素は石油だけでなく、さまざまな燃料・エネルギーから製造することが可能であること。ガソリン車と同等の航続距離を持ち、同等の時間で燃料補給ができる点だ。特に最後の航続距離と燃料補給に関しては、EVのデメリット部分であるだけに、これをカバーできるという点においては、実際の利用を考えてみても非常に有効である。HySUTでは、シティコミューターをEVに、都市間移動にFCVというように、EVとFCVを行動範囲および車格で棲み分けるという方向を考えているようだ。

002                       トヨタFCHV-adv

003                      日産X-TRAIL FCV

004                    ホンダFCXクラリティ

 実際にステアリングを握っても、モーター駆動ならではのモリモリのトルク感が実感できる楽しいクルマである。が、しかし、残念ながら自動車学校の敷地内だけではさすがに、ね。
 
 そんなFCVだが、2015年には本格普及を目指すということで、さまざまな規制の緩和等現行の規制を再点検していたり、インフラの整備支援を行なっているという。早くわれわれが購入できる車両が登場(もちろんリーズナブルな価格で)してくれることを待ち望みたい。(XaCARレポーター・青山義明)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

【パイクスピーク2012】セッションスタート朝5時半って…

パイクスピークでのスケジュール表には、おかしな数字が書いてあります。走行セッションスタートが、朝の「5時30分」なんです。

またまたぁ、広大なアメリカだけに、太平洋時間? なんて思っていたのですが(アメリカの場合、ニューヨーク・東部時間で朝8時=ロサンゼルス・太平洋時間で5時というくらい時差がありますからね)。本当に現地時間(コロラドは山岳部時間となります)で朝5時半なんです。5時には完全にコースはクローズ。撮影を開始するためにゲートは朝3時半からオープンしています。逆算していくと、まぁ、3時にはホテルを出発せねばなりません。

水曜から金曜までの練習日3日ともに同じスケジュール。朝5時半から練習走行および予選がスタートします。いくらサマータイムといえ、朝3時は、まだ真っ暗。ということで時差ぼけのまま起床。チーム関係者が同様に動いていて、みな同じ方向へ向かって走っていきますので、道中で困ることはありません。

Ppihc0809001

ちなみに、走行終了は朝の9時半。登って行った車両が戻ってきても11時。お昼前には取材も終了です。

Ppihc0809002

山の中は真っ暗です。が、半月よりちょっと大きな月の光は、路面に影ができるほどに明るくて、そんな明るい月に邪魔をされながらも、東京で見るよりももっとたくさんの星も見られました。まさに早起きは三文の徳?XaCARパイクスピーク取材班)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年8月 8日 (水)

【パイクスピーク2012】XaCAR編集部もパイクスピークへ登る!?

 今年のパイクスピークインターナショナルヒルクライムレースは、8月12日が決勝! なんと、ジャパニーズ“ボン”シーズンに開催となりましたっ!! そうでなくても国外脱出のハイシーズンで、席の確保はもちろん飛行機代金だってバカにならないこの時期。編集長も頭を抱えたものの、ここまできて引き下がれない、ということで、本日現地入り、これから決勝まで取材に走ります! もちろん日本のEV&日本人ドライバーたちの雄姿をしっかり押さえてきますし、いうまでもなく現地からブログもバシバシアップします。

01

 ということで、パイクスピークのふもとの街、コロラドスプリングスの空港に降り立った取材班を出迎えてくれたのが、1977年のパイクス・ウイナーマシン。Chevy 350という500馬力のマシンは、ボビー・へリング選手により12分15秒720というタイムを出して、総合優勝をしています。

02

 で、そのマシン。よくよく見てみると、とても興味深い一台であることがわかります。むき出しのエアクリーナーが格好いいだけでない。ブレーキは前輪から延びるリンクがそのままステアリングシャフト下のボディを横にぶち抜き、リアのブレーキにつながっています。また、コクピットにはトランスミッションが侵入しており、股下でシフト操作(といっても2速だけのようだが)をする、なんともビックリな仕様。通常のアクセルとブレーキらしきものは展示車には見当たらなかったですが、果たしてどう操作するのか、すごく気になっています。(XaCARパイクスピーク取材班)

| | コメント (1) | トラックバック (0)

ECO耐久で袖ヶ浦サーキット、 K4-GP追加テスト走行

 8月14日のK4-GP(富士スピードウェイ)に参戦する女子カート部のチーム<JKB車ガールK4チャレンジ>(塚本奈々美、いとうりな、久保玲奈)。7月に予定されていた富士スピードウェイでのテスト走行が、濃霧により走行キャンセルとなり、その代替えとして、袖ヶ浦で定期開催されているレーシングECO耐久に参加。コース特性は異なるものの、実戦形式で挑んだテスト走行からは、多くの収穫が得られました。

Photo                  左が久保玲奈、右は塚本奈々美 
 
 今回のレーシングECO耐久4時間では、軽自動車から4駆ターボまで様々な車両が参加しています。車種による不公平感が出ないようにレギュレーションが工夫されており、走行周回数と使用燃料から算出されるポイントの合計で争われます。今回はK4-GP車両での参加ということもあり、章典外での扱いでしたが、常連チームに割って入る25台中7位相当という結果を出すことができ、開催が迫るK4-GP本戦に向けて弾みをつけることが出来ました。

Photo_2
 
テストの目的
燃費改善デバイスの効果確認 。今回初めてエナジーハイブリッド「減速回生」と「ソーラー発電」をすべて搭載した状態でのサーキット走行を行なうこととなりました。午前中の練習走行ではシステムのon/offそれぞれの状態で走行チェックを行ない、その効果を確認しています。
 
 エコドライビング習熟 。燃費耐久を戦ううえでは、燃費を出すための特殊なドライビングスキルも需要となってきます。ECO耐久の中で燃費とタイムを両立させる走らせ方の、きっかけをつかむことが出来ました。
 
 燃料管理 。4時間耐久はK4-GPを想定した目標燃費でスタート、ECO耐久で必要となる燃費はK4-GPよりもシビアなため、終盤ガス欠症状が出てしまいました。ファイナルラップではコース途中でエンジンが停止してしまうほどでしたが、この日学んだ燃費走行を即座に実践で生かしながら走行してきたこと、最後の一滴まで振り絞る根性の走りで何とかチェッカーを受ける、感動的なフィニッシュ!
 
 実はこれ、狙い通りだったんです。 ガス欠症状を体感し、フューエルゲージのどのあたりでその症状が出るのか、症状が出た後どう対応したら良いのか。なかなか街乗りでは体感できない(と言うより体感してしまってJAFさんのお世話になるのは恐縮です…)状況をあらかじめ体験しておくことで、k4-GPで同様のことが起きても、冷静に対処できるようにしておくためです。
 
 作戦上では終盤ガス欠で止まってしまっても止む無し、という考えもはありましたが、走り始めてしまえばテストではなくレース。チェッカーを受けるためにできることはすべてやり尽くす、という気持ちを示すことが出来たと思っています。

Photo_3
   
K4-GP本戦(8月14日・富士スピードウェイ)に向けて
この日気温は猛暑日並みに上昇し、短時間のスティントであっても体への負担が大きいことを体感しました。参加マシン、ドライビングスキル共に非常良い仕上がりであることが見えてきましたので、体調管理と暑さ対策をしっかり行ない、最大限のパフォーマンスで10時間を駆け抜けることが出来るよう準備したいと思います。(女子カート部・塚本奈々美 http://nana-jkb.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年8月 7日 (火)

話題のパイクスピークのレースウィークは今週火曜日から

 今回で90回目を迎えるパイクスピーク・インターナショナルヒルクライムレース。レースの舞台となるコロラド周辺の大規模な山火事の影響で、約1ヵ月の延期となったが、レースは8月12日決勝ということにスケジュール変更されて、無事、開催される。

Ppihc001

 この90回の記念大会へは、15の国と地域から、187名ものレーサーが集まる。コースは156のコーナーを持つ12.42マイル(約20km)。スタート地点の標高は9390フィート、ゴール地点は14110フィートに及ぶ、まさに雲へ駆け上がるレースである。

 すでに今回注目の日本人コンペティターたちは、会場入りしている。その日本人トップオフローダーが参戦するEVクラス「Electric」には7台のEVが出場する。
電気自動車の活躍に期待!XaCARは取材班を派遣、本日、コロラドに向けて出発した。

■「Electric」エントリーリスト
Car No.  ドライバー メーカー/マシン名
1 田嶋信博  Tajima Motor/Monster Sport Pikes Peak Specail 
13 Michael Bream※ルーキー BMW/M3(1995年式)
16 塙 郁夫   Summit/Her-02
32 増岡 浩※ルーキー Mitsubishi Motors/i-MiEV Evolution
34 Beccy Gordan※ルーキー Mitsubishi Motors/i-MiEV 
230 奴田原文雄※ルーキー Toyota Motorsport/TMG EVP002 
311 Elias Anderson※ルーキー HCE/Lightning XP12 

 レースウィークは8月7日(火曜日)から始まる。スケジュールは以下のとおり。ちなみにこのEVクラスはグループ1に属しており、練習初日はボトムセクション、練習2日目はミドルセクション、練習3日目はトップセクションの練習走行となる。

■スケジュール
8月7日 [車検日]
8時~17時  車検
    15時30分~  ルーキー・スクール
8月8日 [練習日1日目]
5時30分~9時30分 プラクティス
8月9日 [練習日2日目]
5時30分~9時30分 プラクティス
8月10日 [練習日3日目]
5時30分~9時30分 プラクティス
    17時~22時  ファン・フェスタ
8月11日 [セットアップデー]
8月12日 [決勝日]
8時30分 オープニングセレモニー
9時  決勝スタート

 ザッカーでは実際に現地に乗り込んで、毎日このブログでその模様をアップする予定。皆さんご期待ください。(XaCAR編集部)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年8月 3日 (金)

「ジャパネットたかた」に続き、三菱のEVが「ガリバー」でも買える!

 大手の中古車販売事業を展開している「ガリバーインターナショナル」が三菱自動車と提携、電気自動車を販売することになった。まずはガリバーの東京・神奈川10店舗で販売を開始する。扱う車種は三菱のi-MiEV(アイ・ミーブ)とMINICAB-MiEV(ミニキャブ・ミーブ)の2車種。

4409_1

 ガリバーは1994年の創業で、中古車の買取り事業から、中古車販売で事業拡大してきた会社だ。三菱自動車はEV販売の拡張のため、これまでテレビ通販で有名な「ジャパネットたかた」や家電販売の「ヤマダ電機」などとも業務提携して、販路を拡大している。

Minicabmiev_73

 EVに興味のある人は、自動車ディーラーでなくても購入が可能となってきた。果たしてその成果は? EVの登場で、新車販売のスタイルが大きく変わり始めている。(XaCAR編集部)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「86の日、タイムアタック大会」開催!!

 86style_image

  8月5日(日)に富士スピードウェイで行なわれる、ハチロクのイベント「Fuji 86 Style 2012」に、XaCARもブースを設営します。場所はイベント広場、ステージの近くです。エンジニアやレーシングドライバーによるトークショー「86大放談会」には、編集長も参加します。
 詳しいイベントの内容やタイムスケジュールは、富士スピードウェイ公式ホームページをご覧ください。http://www.fsw.tv/freepage/620/

 XaCARブースでは、世界に1台しかない黄色の「86 XaCAR号」、その黄色の86のプラモデル(田宮製)で忠実に再現した「1/24スケールの86 XaCAR号」の展示を行ないます。このクルマを見に、86のチーフエンジニアの多田哲哉さんや土屋圭市さん、レーシングドライバーの皆さんももフラっと立ち寄ると思いますので、見逃せませんよ!!

 さらに今回はそれだけでなく、ポリフォニーデジタルの協力により、リアルドライビングシミュレーター「GT5」も設置、「86の日、タイムアタック大会(富士スピードウェイ本コースをトヨタ86で走行)」も行ないます。上位10名には素敵なプレゼントも用意してありますので、ぜひお立ち寄りください!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年8月 2日 (木)

横浜ゴムのEVチャレンジに注目!

 インディ500に次いで歴史のあるレースってご存知だろうか。それがパイクスと呼ばれる、峠を一気に駆け上がるヒルクライムレースだ。7月8日、アメリカコロラド州で行なわれる予定のパイクスピーク2012は、周辺の大規模な山火事で延期になった。新たに8月12日の決勝日が決まり、チームは再チャレンジの準備を始めている。 

01

 タイヤメーカーの横浜ゴムは、特別な電気自動車(EV)を作り、このパイクスピークに挑んでいる。レース延期で、アメリカ入りしていた「チームヨコハマEVチャレンジ」は、せっかくだからと、テストの場所探しに奔走した。そしてカリフォルニア州のモントレーにある、ラグナセカで開かれるEVレースに、飛び入り参加することになった。

02

 チームドライバーの塙郁夫選手にとっては、初めてのラグナセカ。EVはHER-02と名づけられたガンダム風のマシン。SANYO製の37kwh搭載、モーターはACプロパルジョン(カリフォルニア)の190kW(258ps)を採用している。

03

 注目は、タイヤだ。なんと市販のブルーアース・エース18インチを履く。パイクスのテストとして走ったレースだったが、レースはたったの1周。それでもモーター温度が上昇するというトラブルが発生した。パイクス本番前に問題点がわかったことはラッキーだった。結果は、クラス&総合2位意を獲得した。本番の8月12日を楽しみにしたい。(XaCAR編集部)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年8月 1日 (水)

「とりぶーと ・ふぇらーり」は人気者

 編集部山本さんがザッカー7月号にアバルト特集をしたとブログで書いてましたね。このクルマもその時に借りていたもので~す。

 トモゾウも山本さんに負けずにアバルト695トリブートフェラーリについて書きたいと思います。もちろん洗車日記と雑学ですが( ̄▽ ̄)

 アバルト695トリブートフェラーリはフィアット500やアバルト500と同じ、コンパクトでかわいい感じ。洗車もしやすいです。色といい見た目といい、とても目立つみたいで、編集部の駐車場に置いておくと、たくさんの人が見つめて去って行きます。

1

 それと最近編集部の近くで、運転手として働いているおじさんが、大のクルマ好き。次はアバルトを購入予定だそうです。珍しいクルマがザッカーの駐車場に止まっていたら、誰かが駐車場に来るのをまで待っていたこともあるんですよ。そして、つかまった人は、とってもとってもたくさんの質問を受けたそうです。「関係者を待ってました」とか「自分のクルマ止めてくるから、ちょっと待っててください」とか、おじちゃんが言っていたそうです(≧∇≦)
 2
 もちろんアバルト695トリブートフェラーリにも興味津々。でもね、このクルマは限定販売で売り切れちゃったんだよね。おじちゃん! 次はどんな限定車が出てくるか楽しみですね、それまで購入は待てますか?(XaCAR編集部アシスタント女子・トモゾウ)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年7月 | トップページ | 2012年9月 »