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2012年10月29日 (月)

【JEVRA第5戦 決勝】来シーズンも楽しみになる楽しい一戦?

しとしとと雨の落ちてくる一日となった全日本電気自動車グランプリ第5戦・富士。朝から降り出した雨は、時より上がるものの、路面が乾くまもなく再び降り始めるという状況で決勝レースを迎えた。雨脚はレースが進むにつれて強くなっていったが、大きなクラッシュもなく、全14台は無事レースを終えた。
 グリッドは、フロントロウ・アウト側ポールポジションの
井土智洋選手(#1OUTER PLUSTiRTESLA)、イン側に砂子塾長選手(#8 TAUS東京自動車大学校TESLA)が並び、午後350分、レッドシグナル消灯で今シーズン最後のレースは始まった。

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スタートは、なんと4番手スタートの山田英二選手(#6 GAUS群馬自動車大学校TESLAが、テスラの本領発揮ともいえるロケットスタートで飛び出していくという展開。ちょっと破天荒すぎるパフォーマンス! だが、これはこれで楽しい。他のテスラに乗る2名も笑いをこらえながらのレース序盤となった。一方の山田選手は「お笑いとかじゃなくてね、3位とか5位で走っていても最終的にスローダウンしちゃうんなら、トップに立ったほうがいい! チームの学生たちの士気もあがるでしょ?」と実にマジメだ。

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案の定、山田選手は3周目にはスローダウン(最終的には7位フィニッシュ)。その後は井土選手がレースを引っ張るという、これまでもよく見られた展開になった。2番手に食い下がっていた砂子選手も7周目には引き離し始め、井土選手が完璧なレース運びで今シーズンを締めくくった。

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テスラ勢に続いたのは、6番グリッドからスタートした丹羽和彦選手(#39 ウエルマー☆ビルズ☆FT86EV)。この864月に納車され、ひと月後には全バラされ、EVへのコンバートが進められたという車両。モーターはUQM社の75kWモデル。つまりリーフより若干小さいくらいのモーターであるが、これに4速のドグミッションを組み合わせることで、電費の良い40006000回転を使っていくことができ電力消費を抑えることができるという。丹羽選手いわく「シェイクダウンにしては上出来。もう少し早くテスラのペースが落ちてくるかと思ったんですが、なかなか落ちなくて…。そのうちに雨脚も強くなってきたので無理にプッシュはせず3位キープに努めました」。まだ、バッテリーの電力は余っており、戦略次第では、テスラを脅かす存在になるかもしれない。
 もう一台のEV-Cクラスマシンを駆る山地秀俊選手(#3 MR-e Ver.3)は予選こそ3番手だったが、「98セルのうち3セルが完全に終わってしまった」と、バッテリーに問題が生じ、出力を絞った状態での走行を強いられ、結果は5位フィニッシュとなった。

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コンバートクラスの活躍で影が薄くなったEV-2クラスだが、タイトルを賭けたリーフの争いは、ヒートアップ。ランキングトップ争いの2台がやりあう場面も見られたが、クラストップは猪爪俊之選手(#2 日産リーフ)が総合4位でフィニッシュ。ランキング2番手の金井亮忠選手(#72 チームNATS・日本自動車大学校リーフ)は、猪爪選手に続くクラス2位でフィニッシュ。ポイントを70ポイントまで載せたのだが、ランキングトップの深栖健男選手(#10 ZUMMY RFG.SONIX LEAF)がクラス4位で72ポイントとなり、逃げ切ってのシリーズタイトルを決めた。「今日はほんとにいっぱいいっぱい。やるだけのことはやりました。なんとかチャンピオン獲得できましたが、これまで今シーズン1回しか勝てなかったのが心残りです」と深栖選手。

005_3 今回、非常に多くのギャラリーを集めたトヨタ自動車同好会の2000GTSEVであるが途中で不具合が生じ電池残量半分以上残してのもったいないレースに終わってしまった。「元気に走れることは見せられた」というが、ぜひ次のレースで実力を発揮してもらいたいところだ。

<リザルト>
Pos Class Name        Car                                                Gap
1   EV-1  井土智洋  #1 OUTER PLUS☆TiR☆TESLA      
2   EV-1  砂子塾長  #8 TAUS東京自動車大学校TESLA    40.244
3   EV-C  丹羽和彦  #39 ウエルマー☆ビルズ☆FT86EV
   1'00.052
4   EV-2  猪爪俊之  #2 日産リーフ
                                  1'45.456
11  EV-3  山本晋也  #88 菊水電子工業・XaCAR・i-MiEV
    2Laps

これでJEVRA3年目のシーズンも終了となった。2013年も今年と同様、もしくはもう一戦を追加しての開催となりそう。また、今回のようにバリエーション豊富でアイデアに満ちた車両が多数登場することを期待したい。来シーズンのスケジュールが決まり次第こちらでお知らせする。(XaCARレポーター・青山義明)

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