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2012年12月

2012年12月25日 (火)

ポルシェ初心者から玄人まで楽しめる特集

 クルマ好きに堪らない、趣味性の高い輸入車を毎回扱うXaCARの特集「個性派研究シリーズ」。来月号(1月10日発売)は、お待たせしました! ついにクルマ好きは誰でも憧れる存在、ポルシェを大特集します!

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 ポルシェにはRRという独創的なレイアウトや圧倒的な高性能で、コアなファンを獲得している911というスポーツカーがあります。XaCARは911だけでなく、他のポルシェ車の魅力も余すことなくお伝えします。

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 ポルシェのエントリースポーツ「ボクスター」やスーパーSUV「カイエン」、ポルシェの悲願だった4ドアセダン「パナメーラ」など、911以外のポルシェだって超濃厚なんです。なぜポルシェの走りは凄いのか、なぜポルシェは911以外のモデルにも触手を伸ばしたのか、など、本特集を読めば、改めてポルシェの凄さがわかる内容となっています。

 試乗記はプロドライバーの中谷明彦さん。理論に基づいた切れ味鋭いポルシェの試乗記を楽しんでください。

http://youtu.be/FuQWDur47c4

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2012年12月23日 (日)

V12のゲレンデ・ヴァーゲンの凄さは「ゲゲゲのゲ」と言わしめるモンスター

 メルセデス・ベンツが送り出す極限のクロスカントリー・ビークル「Gクラス」。
ドイツ語でオフローダーのことをゲレンデ・ヴァーゲンという。もともと軍用車両だったクルマを、民生用にしたものがGクラスだ。
 すでに誕生から33年を経過して、熱烈なGファンを惹きつける。このGクラスには
●5リッターV8・DOHC搭載G550(1340万円)
●5.5リッターV8・ツインターボ搭載のG63 AMG(1780万円)
●6リッターV12 SOHCツインターボ搭載のG65 AMG(3250万円)
がラインナップされているが、最も刺激的なのが、G65AMGだ。何しろ6リッターのV型12 気筒ツインターボ・エンジン612馬力を搭載、8月のGシリーズ・マイナーチェンジ時に追加された、究極のマシンだ。その独特のクラシックなスタイルは、オフローダーであることを誇示、マニアにはたまらない魅力を備えている。

Dsc_0347

 われわれも、あまり乗るチャンスのないこのGクラスのG65 AMGに、冬の伊豆半島で遊ばせてもらった。まさしく、マシンに遊ばれている感じである。
 ゆっくりとスタートすれば、これまでのG550と変わりはなく、力強く、その重いボディを転がすが、いったんアクセルを踏みつけようとすると「こいつは、スーパーカーか?」と思わせる強烈なトルク、パワーの洗礼を受ける。
 とてもオフロードでアクセルを踏みつけるわけにはいかないが、アウトバーンでは、スーパーカーに負けることはない速さだろう。第許されることなら、アウトバーンよりも舗装のいい高速道になった第2東名で本当の速さを味わいたい、と本気で思ってしまう。AMGが開発したエンジンのスペックは、最高出力450kW(610 PS)/4300-5600rpm、最大トルク1000Nm(102kgm)/2300-4300rpmを発生する。エコカーは時代の要請だが、それでもAMGには魔力がある。そうそう、欲しい人は受注生産だから、納車までには少し時間がかかるから、そのつもりで!

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2012年12月21日 (金)

日本のスポーツカー・レクサスLFAの生産を完了

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 レクサス初のスーパースポーツ「LFA」が、ニュルブルクリンク・パッケージを含めて、予定の500台生産を完了しました。そこでLFAを振り返ってみました。2010年3月14日にヤマハ袋井テストコースで行なわれた、最初のプロトタイプ試乗会の様子です。

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 当時トヨタのトップガンだった、今は亡き成瀬弘さんのインカー映像を楽しんでください。編集部が取材の合間に撮影したもので、きちんとした映像ではありませんが、とても貴重なものです。土屋圭市さん、鈴木亜久里さんも楽しんで走っていますよ。

http://youtu.be/Phh4zO00qgs

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2012年12月18日 (火)

 あの「貴島孝雄」さんは元気に活躍中!

 先日、久しぶりにMr.ロードスターと呼ばれた、元マツダのスポーツカー開発主査の貴島孝雄さんと会った。現在は、山口東京理科大学の教授として、次代の自動車技術者を育てるため教壇に立たれている。貴島さんとゆっくりと食事をする時間が持てたので、懐かしい貴島節を聞くことができた。そこで驚くような話が…。

036 元マツダのスポーツカー開発主査の貴島孝雄さん(左)トヨタ86チーフエンジニア多田哲也さん(右)   
 

 貴島さんは、昨年病気に倒れすぐに回復されたと聞いていた。軽い症状でよかったな、と思っていたが、直接話を聞くと、かなりの重症だったようだ。
 ある早朝に突然左半身にしびれを感じ、しゃべることもできにくい状態になられたという。救急病院での治療が早く、大事に至らなかったが、一時は「もう人生が終ったか」と思うほどだったという。リハビリを経て奇跡的に早い回復。現在は、お話していても全く以前と変わらぬ調子で、ポンポンと会話が弾む。良かった! 本当に良かった。

「僕はお酒やお茶などの飲み物は飲みますが、水を飲むことが嫌いだった。そのせいもあり、血液はドロドロだったようです。運動不足もあった。今は左足に500グラムのオモリをつけて散歩しています。城市さんも、水を飲んで、歩くことが大事です」
 と諭された。さらに、
「人間は動物。動くものという意味ですね。適度に運動しないと、動物の心肺機能は活性化しませんよ」とも。

 僕がマツダ・エンジニア時代の貴島さんとお会いしてから、かれこれ20年以上経つ。足回りの開発、商用車ボンゴの開発などを経て、貴島さんが一躍注目されるエンジニアになったのは、RX-7の開発主査、さらにはロードスターの開発主査をされてからだ。

 貴島さんの独特の、ものづくりの信念は「動的感性工学」だ。計測機やスペックでは表現できない人間の感性を重視した考えは、すばらしいスポーツカーを生んだ。もちろん、基礎的な自動車工学に基づいたうえで「感性領域」を突き詰めてこられたこその結果であろう。

 現在、忙しい大学の仕事を縫って、小学5年生に、自動車の基礎をわかりやすく教えたり、さまざまなシーンで「若者にクルマの面白さや走りの基本を楽しく教える」ことにも時間を割かれているようだ。

 さらにミスター・ルマン寺田陽次郎さん率いるマツダ車専門のチューニングパーツメーカーAutoExe(オートエクゼ)では、スーパーバイザーとして、スポーツカー・チューニングのアドバイザーとしても活躍されている。貴島流チューニングについては、XaCAR1月10日発売号でも紹介したいと思っている。

 ともあれ、健康一番。お体を大事にされ、貴島流のクルマ作り哲学を、もっともっと教えて欲しいと願っている。
(XaCAR編集長・城市邦夫)

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2012年12月11日 (火)

「クルマ版日本スピーチ・オブ・ザ・イヤー」はマツダの藤原清志執行役員だ!

 2012-2013日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)が、マツダのCX-5に決定して10日あまり。マツダ関係者は「予想外の受賞だった。スカイアクティブ技術が評価されて、本当に感謝している」と謙虚である。

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 改めて思い出すのは、マツダ執行役員・藤原清志さんの受賞式での話だ。アドリブだったという藤原さんのスピーチは、票が拮抗した86&BRZやBMW3シリーズなどへの思いを寄せた、すばらしいものだった。

 CX-5の育ての親というか、デミオから始まった一連のスカイアクティブ・エンジンを推進したのが藤原さんだ。商品企画・パワートレイン開発本部長である藤原さんは、スカイアクティブ・エンジンの開発の先頭に立って「自分が責任を取る」という強い意志で、スタッフを牽引してきた。

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 マツダ・エンジン技術者のなかで、鬼才といわれる人見光夫さんをエンジン開発リーダーに据え、新しい発想で新型のガソリン&ディーゼルエンジンの開発を進めた。結果、14というガソリンエンジンとしては高圧縮比のメリットを追求、同様に14というディーゼルエンジンとしては異例の低圧縮比エンジンを完成に導いた。クリーンで燃費の良い内燃機関は、まだまだ改良の余地があるということを実証した。

 さて、そのすばらしいスピーチとは、どんなものだったのか。

 86&BRZに対しては「この時代に新しいスポーツカーを送り出したことへの賛辞」と、軽量スポーツカーに情熱的に取り組んできたマツダも「日本として世界に戦えるものを、一緒に育てていきたい」と言いつつ、次期ロードスターへの思いも込めた。

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 輸入車として一番の票を集めたBMW3シリーズには「ディーゼルの導入で、真っ向勝負したい」というライバル宣言が頼もしい。高得点のレンジローバー・イヴォークには「デザインを中心とした文化の香り」と高く評価。フォルクス・ワーゲンのup! には「日本の小型車もシッカリ作れよ、というメッセージでもある」と分析した。

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 イヤーカー受賞のスピーチで、ライバルの特徴をシッカリと見据えて、短いコメントでまとめた能力は、日本人離れしたものだった。普通、受賞スピーチは「受賞した時のため」に広報部が、事前に用意しているのが普通。今回は「ある程度評価されるだろうが、受賞はおそらく無理かな」という判断で、スピーチの内容までは用意していなかったという。もちろん予想外に受賞できたら、その時にはアドリブでも話がうまい、藤原さんが同席しているという安心感もあっただろう。

 藤原さんは「カラッとして、要点を面白く話せる人」という印象を僕も持っている。陽気なお酒の飲み方も、みんなから好かれるリーダーらしい性格だ。CX-5がイヤーカーならスピーチ・オブ・ザ・イヤーは藤原さんに差し上げたい。(XaCAR編集長・城市邦夫)

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2012年12月 7日 (金)

東京大学研究室でのEV研究 その2

 CQ出版のセミナー「デモ走行で学ぶEV運動制御」からのレポート第2弾です。引き続き、東京大学の堀・藤本研究室のお話。制御理論を研究する藤本博志准教授は、三菱i-MiEVをベースに、その前後輪部分を取り替え可能なユニット式としたモデルを製作しています。研究室のある東京大学・柏キャンパスには、専用のガレージもあり、そちらで公開をしていただきました。

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 この研究車両はFPEV4―Sawyer(ソーヤー)という名称がつけられています。同一の車両で駆動方式を平等に評価することができ、車両構造と運動制御を統括した研究ができる、ということです。

 取り換え可能となる駆動ユニットは、
・インホイールモーターを使った両輪駆動
・1個の車載モーターの出力軸からとった駆動力でのデフ両輪駆動
・2個の車載モーターによる左右独立駆動
・動力源を持たないユニット
の4種類。これを前後どちらでも組みこむことが可能です。もちろん、ラック同軸の電動パワステを装備(ステアバイワイヤも可能)しており、4輪操舵も自在です。

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 現在はこの4つのみしかありませんが、今後はユニットも増やして組み合わせも増えるようです。車両はフェンダー部を拡幅しており、トレッド幅はノーマルよりもずいぶん広くなっています。

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 駆動方式の違いによる最適な制御方法など、実際の車両による確認ができるとしています。実際の走行実験は主に大学構内で、ということですので、低速度領域でのテストが多いのでしょうが、早期の市販EVへのフィードバックも期待したいですね。(XaCARレポーター・青山義明)

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2012年12月 6日 (木)

大学研究室でのEV研究 その1

 先日「CQ Hamradio」「トランジスタ技術」等でおなじみのCQ出版のセミナー「デモ走行で学ぶEV運動制御」を受講してきました。これはCQ出版が頻繁に開設しているセミナーのひとつで、大学ではEVにどのようなアプローチをしているのか、を実際に知る機会になりました。今回のセミナーは、東京大学の堀・藤本研究室のグループのある東京大学・柏キャンパスが舞台。EVマニアにはとっても役に立つセミナーでしたよ。
 こうしたセミナーは時々行われているので、機会があるたびに紹介したいと思っています。

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 基調講演として その堀 洋一教授が基調講演を担当。堀先生をご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、「今のEV全否定」です。なぜ、「止まって・短時間で・大きな」エネルギーをクルマに入れようとするのか、という考え方で研究に携わっている先生です。

 堀先生が提案するのは
「ちょこちょこ給電」と「だらだら給電」。つまり、少量の電気を頻繁に、もしくは一定量をずぅっと給電することで、EVを動かしていこうということです。そのための研究として、短時間で大電流を流すことのできる「キャパシタ」、停車時や走行時などに給電ができる「ワイヤレス給電」、そしてEVの高い制御性を最大限に活用できる「インホイールモーター」がテーマになり、それらの研究が進められているわけです。

 なかでも興味深かったのは、藤本博志准教授によるアプローチです。藤本先生は、EV運動制御についての研究を行なっています。

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 今回も4輪にアウターローター型のインホイールモーター(前輪20kW 、後輪10kW)を搭載したオリジナルEV、FPEV-2 Kanonで、ヨーコントロールなどの制御を披露してくれました。

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 また、常時4輪駆動ではなく、いかに効率よくEVを駆動させるか、という駆動力最適配分の制御にも触れ、この制御によって電費向上に寄与することを解説されました。この技術は、三菱が先日発表したアウトランダーに、来年追加設定されるPHVの試作車でも実験をしていて良好な結果を得ているそうです。公開されたデータによると「一定速試験において18%の航続距離延長」という効果が出ているとのこと。

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 アウトランダーPHVは前後に2つのモーターを持つ四駆モデルですが、その2つのモーターの駆動配分量を調整することで、航続距離が延長で きる可能性が高い、とのことです。この研究が実際に私たちの乗るクルマに搭載される日も近いかもしれませんね。期待したいです。(XaCARレポーター・青山義明)

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