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2013年3月18日 (月)

プリウス搭載のバッテリー、その後の利用について

 先週開催された、第4回国際自動車通信技術展のトヨタブースでは、プリウスPHVや、先日のCEATEC展で初公開となったSmart INSECTなどが展示されてました。
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 今回の注目ポイントは、プリウスに搭載されているバッテリー(ニッケル水素電池)の再利用。プリウスで使用されたバッテリーは、現在ディーラーや解体処理の場で回収されています。これまでは、単純に素材(電池原料)として、再びハイブリッド車用ニッケル水素電池へとリサイクルされていました。
 これからは回収後にきちんと検査をして、バッテリーの劣化が進んだものはこれまでと同様に素材として、合格基準をクリアしたものは、定置型蓄電池として電池パックのまま再利用、そしてもう一度プリウスで交換バッテリーとして活用されるもの、となります。
 交換バッテリー? ちょっと意外な気もしましたが、事故などで電池を交換する必要があったり、バッテリーの劣化などで交換の必要があった場合に、よりリーズナブルに中古パーツとして提案もできることになっていくようです。
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 定置型蓄電池としての用途は、トヨタの関連会社であるトヨタタービンアンドシステムが、トヨタのディーラー向けにこの4月から販売するということです。ちなみに初代の10プリウスではなく20プリウス以降のHEVのものを使います。ひとつのシステムで10台分=10kWhとなるようです。単純に使用済みのバッテリーだけでなく、BEMS(=ビルエネルギーの管理システム)、ソーラーカーポート、太陽光発電、LED照明、省エネ空調などと組合わせます。ピークカットなど電力の利用効率を高め、店舗のエネルギー使用量(電気・ガス料金等)の削減、そして非常時の電力バックアップなどに利用が可能と、次世代型のエコ店舗を提案していくということです。
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 HEVやEVの電池の再利用は、気になるところ。日産もリーフの発売を前に、バッテリーの再利用のため、住友商事とともにフォーアールエナジー社を設立しています。使用済のリチウムイオンバッテリーを、再利用、再販売、再製品化、リサイクル (=4R)することを目的とし、すでに家庭用(12kWh)と産業用(24kWh~)のバッテリーシステムを販売中です。
 現在は、車両に組み込んでいない全くの新品バッテリーを組み込んでいます。いずれはリーフから回収したものを搭載することになりますが、まだリーフは発売から3年目と日が浅いこともあり、バッテリーの回収モデル自体が出来上がっていません。また、個々のバッテリーの劣化具合の違いに対して、4R社は、バッテリー部分をリースにするなどの方策を検討中、とのことです。
 今後はこのあたりの動きも注目したいところですね。(XaCARレポーター・青山義明)

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