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2013年5月20日 (月)

2013三菱パイクスマシンには、どのような性能が与えられたのか?

 参戦2年目となる三菱のEVレーサーは、全くの新設計となった「MiEV Evolution II」。新設計をするにあたり、さまざまな方向性が考えられたはずですが、結局、昨年の進化バージョンといった感じでした。
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「いろんなことが考えられる」という点を、挙げてみたいと思います。まず、ボディサイズです。昨年の「i-MiEV Evolution」が全長4341×全幅1900×全高1339mmに対し、「MiEV Evolution II」が全長4870×全幅1900×全高1390mmと、全長が529mmも伸び大きくなりました。
 昨年、増岡選手に次ぐEVクラス3位に入賞したエリアス・アンダーソン選手(ゼッケン311)の、フォーミュラ600のシャシーを使用したマシンは、軽量で非常にコンパクト(レーシングカートよりふた回りほど大きいくらい)でした。大きなボディにしっかりとバッテリーを積んで、重たい車体を強引に引っ張り上げる戦略と、小さく軽い車体で必要最低限のバッテリーで、すいすい上がっていく戦略、という流れがあると思われます。
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 実はこの軽量マシンのほうが、勝利に近いかもしれないという話があります。そこで新規開発となる「MiEV Evolution II」も、この方向へのスイッチもあり得たのです。その点について、EV要素研究部の百瀬信夫さんは、「検討はしましたが、明確な最適解は見つからなかった」という答えでした。可能性は探ってみたものの、現時点では、現パッケージを凌駕するほどのタイムアップの要素が得られなかった、ということでしょう。
 さらに百瀬さんへの質問です。田嶋選手のマシンにはキャノピーがついています。速さを求めていくと、そういったものも必要になるのではないか、キャノピーの採用はなかったのか、と聞いてみました。これについては、風洞実験の結果その効果は見られない、とのことです。その代わりと言っては何ですが、コクピット前のダッシュボード部に、大きめのカバーが取り付けられています。これで十分機能するようです。
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 そしてつい先日イラストがお披露目されたロッド・ミレン選手の乗る今年のTMG EV P002ですが、イラストにはフロントに大きなウイングが装着されていました。その点について聞いてみると、なんと「あれはダミーかもしれない」という返答が返ってきました。風洞実験の結果では、あのあたりにウイングを設置すると、逆にデメリットが多くなるとのことです。
 決勝の戦いはもちろん、ロッド選手の車両が実際にはどんなウイング形状で登場するのか、も気になりますね。(XaCARレポーター・青山義明)

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