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2013年10月

2013年10月17日 (木)

■スイフトスポーツの魅力No.010■ 北海道へのフェリー旅はそれほど大変ではない

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 北海道まで、よくスイフトで行ったね」という反響を、何人かからもらった。いや、大したことではない。フェリーをどの区間で利用するか、によって、その負担が違ってくるのだが、ボクはほとんどの場合、仙台−苫小牧間の太平洋フェリーを利用することにしている。そのルートが最も楽だからだ。
 
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 フェリーの乗船時間は15時間ほどなので、ゆっくりと休むことができる。出港は夜で、到着がお昼前だから、そこから移動することも楽だ。仙台なら東京から400kmもないから、取り立てて大きな負担にはならない。これを八戸−苫小牧にすると、八戸まで600km以上あるし、フェリーの乗船時間は短くなって落ち着かないし、それに較べて料金はそれほど安くならない。関東からだと大洗−苫小牧という選択肢もあるのだが、フェリーの乗船時間が長くなり、タイミングが悪くなってしまう。
 つまり仙台−苫小牧が、ちょうどいい感じなのだ。
 
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 今回の目的は、86/BRZレースの第5戦が十勝で開催され、その取材のためだった。だから苫小牧から帯広へ走り、サーキットへ3日間通った。あいにく決勝レースの夜から台風が北海道へ近づいて、翌日に予約していたフェリーがキャンセルに。それで余計に1泊するはめになり、結局6泊7日(うちフェリーで2泊)という長旅になってしまった。
 総走行距離は1770km。7日間あったのだから、走行距離としては短い。使ったガソリンは107Lだったので、16.5km/Lという計算になる。北海道はペースは速いが信号が少なく、燃費には優しい。
 
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 ぜひ北海道へはフェリーで、しかもあまりハイパワーではないクルマで行くことをお勧めしておきたい。スイフトスポーツでなくても、きっとクルマの本質的な魅力がよくわかると思う。

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2013年10月 3日 (木)

■スイフトスポーツ No.009■ イキイキと走り回る北海道で、スイスポ本来の姿を見た

 北海道で走らせるスイフトスポーツは、何だか本来の姿に戻ったような気がした。たとえば箱根のワインディングに連れていければ、フルパワーを発揮する時間が長く、持って生まれた速さを見せることができる。だけど、それがスイフトスポーツの全てではないし、魅力のほとんど、というわけではないだろう。

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 スイフトスポーツを走らせていると、やっぱりクルマというのはエンジンなんだ、ということを思い知らされる。エンジンを走らせるための箱、それがクルマのプリミティブな姿なのかもしれない。現行モデルで大幅に改善されたM16Aは、旧型のスイフトスポーツとは比較にならないフィーリングに仕上がっている。高回転域はシャープだし、低回転域はトルクフルだ。それを6速MTを使って自在に引き出す作業は、少なからず快感をもたらしてくれる。それは他人に見せつけるためのものではなく、あくまでドライバーに対するプライベートなものとして伝えられる。
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 北海道は平均速度が高い。たとえばドイツは一般道の最高速度が100km/hだが、北海道の現実的な速度はかなりそれに近い。だからどんなに小さなクルマだろうが、ちゃんとしたGT性能が必要とされる。それが安全性に直結するからだ。そうした環境下だからこそ、スイフトスポーツのパワーが生きる。
 境界線は3000rpmで、それ以上なら音もパワフルに、それ以下なら振動もマイルドに、まるで切り替わるかのようにスイッチする。少なくとも6500rpmまでは一気に回る高回転域と、4気筒では辛いはずの1500rpm以下でも十分にクルージングできるトルク特性も持っている。
 排気量が小さいことが効いてくるのは、たとえば上り坂で遅くなった大型トラックを追い越す時だが、そんな局面でもしっかり2速にシフトダウンしてやれば、何の不満もない。しかし東京ではそうはいかない。平均速度が遅く、信号が多く、周囲のクルマとの間隔に気を使いながら走るには、大排気量のトルクがとても有効だし、楽だ。スイフトスポーツには不利な状況なのである。逆にいえば、交通環境が整っていれば、エンジンの排気量は小さくても不満はないし、むしろ道具の能力を上手く使いこなす喜びがある。
 多少の無理をしてスイフトスポーツを北海道へと連れていった甲斐はあった。野に放たれた動物のように、イキイキとしたスイフトスポーツを感じることができたからだ。

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