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2014年4月21日 (月)

新生SIM-Drive今後の展開

 基幹技術であるダイレクトドライブ式インホイールモーターとコンポーネントビルトイン式フレームで、先行開発事業を展開してきたSIM-Drive(2009年8月に設立)ですが、先日の先行開発事業第4号の発表会で、今後の先行開発事業の一時中止と、これからのSIM-Driveの事業展開の説明が行なわれました。

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SIM-Driveの福武總一郎会長と田嶋伸博社長とともに登場したのは「SIM-86e」。ダイレクトドライブ型モーターを4基搭載し、SIM-Driveの4輪独立制御技術を組み合わせたコンバートEVです

 まず、社長を務める田嶋信博さんの会社であるタジマモーターコーポレーショングループ(TMC)と、ビジネスパートナーとして共に事業開発を進めていくという、分業体制をとるということです。SIM-Driveが新型モーターの開発と4輪独立制御を担当し、TMC側が機械加工や車体開発、組み立て、実験といった部分を担当するということです。EVの普及活動にも積極的に展開するということで、EVコンバージョン車両の制作もこれまで以上にやっていくようですね。もちろんこれまでの、4台の先行開発事業の成果を事業化することも模索していくようです。

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2012年のパリモーターショーで登場した「DS3 Electrum」もSIM-DriveのコンバートEV。シトロエンDS3をベースにインホイールモーターをオンボード搭載している

 さらに、バイオフューエルを使用した独自のレンジエクステンダーなどの研究開発をしているということで、その写真も公表されました。なんと、トレーラー式です。通常はEVとして走行し、中長距離走行時には、これを引っ張るということでしょう。また、万一の災害時には電源車としても使用できるとしています。発電のための燃料となるバイオ燃料については、現在慶應大学と静岡理工科大学と共同で研究開発中ということです。

 また、新規開発モーターとして、SIM-HALに搭載した「SS」モーター以外に、「SS」をベースに厚みを倍にした超高性能モーター「SSX」、インホイールモーターに直にタイヤを取り付けるタイプの「SP」、そして、このインホール型のモーターを横に倒した状態(つまり垂直軸に出力軸を持つ)で増速機構ユニットを内装した「UFX」の、4つのモーターを今後展開していくことも発表となりました。

 このUFXは、これまでのモーターをインホイールモーターとして、だけではなくオンボードタイプのモーターとしても使用していくということです。ただ、SIM-Driveのモーターはダイレクトドライブ方式で使用しているモーターです。

 通常のEVに搭載しているモーターの場合、モーターの回転数が高いため減速ギヤを噛ませるわけですが、通常のモーターよりも低回転で直接駆動力を出しているこのモーターを使うわけですから、そのまま使用したら低速で頭打ちになってしまいます。そこで、なんと増速ギヤを噛ませるというのです。ちょっと不思議な感じですね。そうなるとどんな乗り味になるのでしょうか? とても気になります。(XaCARレポーター・青山義明)

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