【パイクスピーク2014 ②】最新エントリーリスト
6月29日に決勝を迎えるパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムですが、5月12日現在の最新のエントリーリストが出ています。気になるエレクトリッククラスはモディファイド部門に5台、市販車部門に2台の計7台が参戦です。昨年EVクラス優勝でEVレコードタイム(9分46秒530)を持つ田嶋伸博選手、EVクラス初代チャンプ塙郁夫選手はすでに発表となっています。
三菱は1台体制に縮小になるのでは、と噂がありましたが、2台のMiEV Evolution IIIがエントリーしています。ドライバーは増岡浩選手とグレッグ・トレーシー選手の2台体制は変わりません。マシン名がMiEV Evolution IIからMiEV Evolution IIIに変わっています。どんな進化があるのでしょうか? 期待してしまいますね。
また、今回はEV市販車クラスにも2台がエントリーしています。1台はフィットEVです。昨年は濃霧に翻弄され、17分30秒614という総合130位(完走車最下位)という結果であったロイ・リチャーズ選手です。引き続き再挑戦ということですね。
そしてもう一台が2014年式トヨタRAV4
EVです。ドライバーはパイクス初挑戦(ルーキー)のスティーブ・ウィッカム選手。あれっ? どこかで見た名前だ、と思い調べてみると、これがTRD-USAのシャシーエンジニアリング担当副社長さんでした。昨年ロッド・ミレン選手の乗ったTMG EV P002の代わりに出走なんでしょうか?
そろそろすべてが決定するタイミングだと思うのですが、まだEVモデファイド部門に「TBD(未確定)」表示のままの1台があります。ゼッケンもドライバー名も車両名もTBDですが、ルーキーではないようです。さて、だれが出てくるんでしょうか?
で、いろいろ探し回っていたら、昨年リタイアした「2013 eO PP01」を走らせたラトビアのDriveeOチームのエンジニアであるクリスタップス・ダンビスさんがTwitter上でつぶやいていました。彼らがまたやってくるのです。もちろんドライバーはヤニス・ホレリクス選手。ゼッケン360です。
車両は、テスラ・ロードスター360! パイクスではテスラ初出場となります。車両名の後ろについている「360」ってのが気になります。モデファイドクラスですから手を入れてきているのは確かですね。
他に日本人ドライバーは、ケン・グシ(具志健士郎)選手がついに、エキシビジョンクラスからタイムアタッククラスへクラス変更して参戦です。マシンはサイオンFR-S(日本名トヨタ86)、ゼッケンはもちろん「86」です。昨年はレクサスISF CCS-Rで12分03秒085、エキシビジョンクラス1位(総合65位)でした。
昨年フォーミュラD参戦に使用しているスバルBRZで12分13秒753(タイムアタッククラス5位/総合71位)を記録した吉岡稔記選手も、なんと車両をサイオンFR-Sに変更(!?)しての参戦です。(XaCARレポーター・青山義明)
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