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2014年6月27日 (金)

【パイクスピーク2014】テスラ360の詳細がわかった!

 昨年、パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムのエレクトリッククラスにラトビア共和国から初参戦した「Drive eO」チーム。今年はその車両を、アメリカのEVベンチャー、テスラが作ったロードスターをベースにしたものに変更して再び戻ってきました。そのマシン「テスラ360」を紹介しましょう。

Driveeo

 昨年、この「Drive eO」チームがパイクスに持ち込んだのは「2013 eO PP01」です。アクイラのボディに4基のモーターをオンボードで搭載し、各車輪を回すというものでした。残念ながら昨年はリタイアしてしまいまして、今回リベンジとなるわけですが、車両をテスラ・ロードスターに変更したわけです。

 車両は、ドイツから中古で購入したというロードスター(フロントマスクをみるとVer.2.0以前のモデルですね)。モーターとバッテリーが取り払われた状態の車両だったということです。

Cockpit
 それをDrive eOが独自の電気駆動ユニットをインストールして組み上げたということです。興味深いのは、オリジナルのテスラ・ロードスターが、水冷バッテリー&空冷モーターであるのに対し、この360は、水冷モーター&空冷バッテリーにしているというところでしょう。

Yasa400
                      YASA400(画像はYASA社ホームページより)

 モーターは英YASA社のYASA4002基搭載しています。このチームは昨年もこのYASAモーターを使用していますが、その特徴は超薄型でアリながら高い出力を出せるハイトルクモーターであることと内部を直接冷やすことのできる液冷式であること、でしょう。

 モーター2基の出力を一つにして後輪で駆動します。前回はダイレクト駆動でしたが、今回は減速ギヤ(3.851)で減速してから駆動します。

Bcu
バッテリーは、中国産のリチウムイオン電池をDrive eOが独自で組んだものを使用しています。バッテリー容量は昨年より10Wh落として40Whになっています。バッテリーコントロールユニットを合わせても重量は350㎏と、テスラオリジナルよりも非常に軽い駆動ユニットとしています。

Radiator
 360と名付けられたその理由は、Drive eOのバッテリーコントロール技術に由来しているということです。600Wのキャパシティを持っているバッテリーを360Wしか使わないのだそうです。余裕をもって使用することによって、バッテリー自身の冷却をする必要がなくなり、強制的に冷却する必要がないのだそうです。

 チームのエンジニアであるクリスタップス・ダンビスさん「今年のターゲットタイムは12分」と言います。ちょっと「?」な感じもしますが「来年の目標は9分」とここから進化をしていくという感じでしょうか。

 ちなみに、Drive eOでは、この車両でまず駆動系の開発を進め、いずれオリジナルシャシー開発にも手を付けたい、としています。(XaCARレポーター・青山義明)

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