【パイクスピーク2014 ⑪】塙選手のエコすぎるパイクス参戦
パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに参戦している「チーム・ヨコハマ・EV チャレンジ」が装着しているのは横浜ゴムのエコタイヤ、BluEarthシリーズです。2011年のBluEarthプロトタイプ(ブルーアースシリーズ発売直前の最終試作品)、2012年のBluEarth-A(エース)、2013年はリニューアルされた新BluEarth-Aといった具合です。
基本的には市販タイヤです。私たちが実際に自家用車に装着しているものと全く変わらないタイヤ。しかしドライバーの塙郁夫選手は、スタート地点から頂上まで標高差約1500mメートル、天候もコロコロ変わる、絞り切れない状況の中で、オールラウンダーな市販タイヤのほうが有利であるという判断をしているようです。
通常レースとなれば、細かなコンパウンドの違いや構造違いなど大量のタイヤを持ち込んで、というのがレースタイヤの宿命ですが、塙選手のところは違います。「効率を追求して高効率で走っているんだから、タイヤだって減らないよ」
しかし、タイヤメーカーのチームですからねぇ。市販タイヤの性能をアピールするという点ではすごくいいと思うんですが、レースをしているという点からするとちょっとどうなのか? と思うこともあります。
そんな中、塙選手の口から、今年のタイヤについて重大発言がありました。なんと、ヘビーウエットとドライの2セットを用意するということです。「おぉ、ついにブルーアースのパイクスピーク・スペシャルタイヤ投入か?」と思ったのですが…。
さすがにそれはなかったです。なんと、昨年使用したタイヤ(溝が減っている=浅溝/ドライ用)、と新品(深溝/ウエット用)、だそうです。「天気が良かったら新品余っちゃうなぁ」ってなんだかなぁ。(XaCARレポーター・青山義明)
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