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2014年6月23日 (月)

トップガン成瀬さんの「ニュル思い出の桜」に手を合わせた!

 ニュルブルクリンクが新車開発における「走りの聖地」であることは、ご存じの方も多いことだろう。とくに高性能車、ハイパフォーマンスカーの最終テストは、ニュルブルクリンク北コース(ノルドシュライフェ)で行ない、性能評価する。ポルシェはもちろんベンツ、BMW、アウディ、フォルクスワーゲンなど地元の自動車メーカーは、開発の早い段階でニュルに試作車を持ちこむ。

 日本のメーカーもニュル周辺にガレージを置き、スポーツ系新型車の最終チェックを行なっている。トヨタの頂点に位置するスーパースポーツカーLFAが、ニュルを中心に仕上げられたのは、よく知られている。そのテストを受け持った伝説のドライバーが、トヨタのトップガン中のトップガン「マスタードライバー」として活躍した成瀬弘さんだ。

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 成瀬さんは4年前の2010年6月24日、開発テスト中にLFAに乗って事故死された。ニュル北コース近くの一般道で起きた正面衝突事故だった。しかも相手はBMWのテストドライバーだった、というあり得ない偶然。徹底した事故調査が行なわれたが事故原因は不明だった。
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 その、事故現場のコーナー横には、亡くなった成瀬さんとBMWのドライバーのメモリアルとして、桜の木が2本植えられている。春にはきれいな花が咲き、訪れる関係者も多い。トヨタの豊田章男社長も成瀬さんを「運転の師」と仰いだ人で、ニュルを訪れた時には必ず、この桜の木に手を合わせるという。

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 僕は20年以上前から何度もニュルに来ているが、あの事故以来、初めてこの地をたずねることができた。偶然にも事故の2ヵ月前、お台場のメガウエェブのイベントで、数時間も成瀬さんと話し込んでいた。成瀬さんとは新車開発のインタビューで20年前からたくさんお話をうかがってきた。もちろん豊田市で行なわれた葬儀には駆け付けたが、是非この場所をたずねてみたいと思っていた。
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 この日はLFAや86が走るニュル24時間レース予選日。1年で一番素晴らしい季節をむかえ、緑が極めて美しい。ドイツの春欄満、陽光うららかな朝だった。成瀬さんに「ジョーちゃん、LFA本の僕の写真、今までで一番気に入っているよ。自宅の応接に本を置いて、来た人に自慢しているんだ」と笑いながら言われたことを思い出す。(編集長・城市)

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