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2014年8月13日 (水)

【パイクスピーク2014 考察】今年のパイクスを総括してみると

 1916年に始まり、まもなく100周年というタイミングで、いろいろと変わっていくパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムです。さて、今年の第92回パイクスピークについて「どうだった? 盛り上がった?」と編集部からも訊かれます。

 では、盛り上がったのでしょうか? 

Pikespeak
 今年は、4輪が70台、バイクが66台の合計136台(昨年は合計157台)がエントリーしていました。しかし、その中には、昨年と一昨年オーバーオールで優勝した『山の男(2012年のリース・ミレン選手、2013年のセバスチャン・ローブ選手、2輪部門でも2011年から3連覇しているカーリン・ダン選手)』はいませんでした。この3人だけでなく、11人いた9ミニッツクラブ(および8ミニッツエリート)のうち5選手が欠場というありさま、です。

 また、昨年はオデッセイで参戦したインディカー・ドライバーのサイモン・パジェノー選手、TRD-USAでEVに乗ったロッド・ミレン選手といった注目の選手もいましたが、今年はそういったゲスト感のあるドライバーもいませんでした。

8minute
 昨年はプジョーがプロモーションを兼ねて、アメリカでは販売しないプジョー308のプロトモデルを持ち込んで、異様なほどの盛り上がりを見せました。

 もちろん非常に盛り上がりましたし、見ているほうにとっても非常に楽しいレースでありました。が、終わってみるとどうでしょう。今までタイムをほんの少しずつ削ってきた参加者にとって、突然の8分台という結果だけが付きつけられたのです。それもようやく9ミニッツクラブが立ち上がったその年に、です。記録を競い合うことがレースですからしかたありませんが、これまで参加してきたエントラントにしてみれば、いかにタイムを削っても、815秒の前には何をやっても…というところは残りますね。

Robe
  今年は取材する側(EVクラスを追いかけている日本人メディアを除く)にとっても、最初から焦点はぼけていたと思います。実際にゴールラインに陣取っているカメラマンの数も、日本人を除けば非常に少なかったのですから。

Romain
 レースを観戦する者にとってはどうだったのでしょうか? 前回ご紹介した通り、観客の観戦エリアは完全に制限されることになり、観戦キャパシティは上限が設けられました。観戦チケットは4000枚限定となりましたし、車両もパイクスピークに上がれるのは先着1300台までと今回事前にアナウンスがなされていました。これまではペットの持ち込みは望ましくないとしていたものを、昨年からはペット禁止になっていたり、観戦者側にも節度を持つことが要求され、年々厳しくなってもいます。

 再来年の2016年のパイクスピークは、100周年の記念レース大会になります。それに向けて、来年2015年の第93回大会はどんなレースになるのでしょうか? 盛り上がってくれることを願ってやみません。(XaCARレポーター・青山義明)

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