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2014年8月12日 (火)

【パイクスピーク2014 考察】アベレージスピードの上昇と安全性~その2

 このコーナーでレポートしたとおり、今年のパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムレースでは、コース中2ヵ所のコーナーに、巨大なストローバリアが設置されました。

Airbag
 この2つの左コーナーは、非常に似たコーナーとなっています。そのひとつは増岡浩選手が2012年の初参戦の際に突っ込んだエンジニアコーナーと呼ばれているコーナー。コーナーのアウト側には路肩から1m弱で深さ1m半ほどの溝が設けられています。

Alexmoreno
 昨年このレースにルーキーで参戦していたアレックス・モレノ選手(2008年式ホンダCBR1000RR/エキシビジョン・パワースポーツクラス)は、レース中にスリップダウンして、このストローバリアができたコーナーのうちのひとつに突っ込み、大けがを負うこととなってしまいました。

 これに対し、彼らホンダRDの社員で構成するチームは、セーフティ対策の必要性を唱え、ホンダが開発した新しいエアバッグ付ストローバリアの設置を要請し、設置が実現したわけです。

Goodin
 前回説明した通り、コース上への観客の侵入を防ぎ、危険なところには、このように安全対策を念入りに行なったのに、残念ながら、今回死亡事故が起きてしまいました。故ボビー・グーディン選手は、ゴール(117114のタイムを記録)後に転倒し、先にある岩場に落ちてしまいました。ちなみに、チェッカー直後にカメラマンに向けてピースサインを送っており、計測ラインを見誤ったわけでも意識障害が起きていたわけでもないようです。

 グーディン選手のご冥福をお祈り申し上げます。

 パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムでは、グーディン選手(享年54歳)の残された家族のための基金設立を提案し、遺族側はパイクスピークでの2輪の安全性向上のために使ってほしいと「Bobby Goodin Pikes Peak Motorcycle Safety Fund」という基金が設けられることとなりました。

 パイクスピークはどうしたって常に危険だという人がいますし、もっともっと安全に変わるべきだという人もいます。来年以降のパイクスピークは、どのようになっていくのでしょうか? これからも見守っていきたいと思います。XaCARレポーター・青山義明)

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