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2014年9月

2014年9月29日 (月)

マグネシウム空気電池って?

 古河電池が先月発表した「マグボックス」は、古河電池と凸版印刷と共同で開発した、世界初となる紙製容器でできた非常用マグネシウム空気電池です。以前2013年3月のこのコーナーで紹介しましたね。

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 マグネシウム空気電池は、マグネシウムと空気中の酸素を、それぞれ負極・正極とし、水や海水を投入して発電させるというものです。長期間保存可能で、非常時に水を入れるだけ。大容量であるため多くの携帯機器に電力を供給することができるとしています。

 USBタイプの出力端子を2個(出力電圧5.0V/最大電流1.2A)装備。この電池ひとつでスマートフォンを最大で30回充電できるとしています。携帯機器の電池切れによる情報の遮断を懸念し、非常時の備蓄用に避難所などを想定しています。サイズは233×226×226mm。その重量は約1.6㎏(注水後は約3.6kg)。最大電気量300Whで、発電時間は最大5日間。

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 電解液が漏れにくくなっているのですが、使用後の廃棄の際にも、環境に配慮し、紙製容器を使用しています。このマグネシウム空気電池、2014年12月から発売されるそうです。(XaCARレポーター・青山義明)

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2014年9月27日 (土)

テスラ モデルSはどう進化するのか?

 日本でのデリバリーがスタートしたテスラのプレミアムEVセダン、テスラ モデルS。車両サイズは4978×1964×1435mmと幅広で背の低いセダン。リアトランクスペースには大きなハッチドアが用意されており、4ドアセダンというより5ドアハッチバックのスタイルを持っています。

Models
 搭載しているモーターはリアに交流誘導電型のモーターを1基搭載。これを単速ギヤを介して後輪を駆動させます。搭載するバッテリーはノートパソコンなどで使われている18-650規格のリチウムイオン電池を搭載しています(本数は未公表)。テスラの最初のモデルであるテスラ ロードスターも同じリチウムイオン電池を搭載していましたが、1本あたりの出力はロードスターに比べて、1割以上アップしているということです。車重は2トンを超えているにもかかわらず、停止状態からから時速60マイル(97㎞/h)までの加速で4.2秒、416馬力を発揮します。

18650
 1充電で500㎞を誇る航続距離、テスラの独自規格急速充電器「スーパーチャージャー」を使用すれば(85kWhモデルでは標準対応/60kWhモデルではオプション対応)40分で80%まで充電が可能です。

 価格は税込み823万円(60kWhモデル/航続距離390km)~933万円(85kWh標準モデル/航続距離502km)、さらにその上の85kWhパフォーマンスモデル(航続距離502km)で1081.8万円(当初導入予定だった40kWhモデルは廃止)。エコカー補助金は交付上限85万円となっています。

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 モデルSには、センターコンソール中央に縦型17インチモニターがどーんと鎮座しています。この中には、ほぼすべてのコントロール機能が入っています。ヘッドライトや室内灯のオンオフ(もちろんオートを選択しておけば、昼夜の状況に応じて対応)から、ステアリングの重さ、エアサス車両にはハイトコントロール、サンルーフの開閉(無段階)、バックドアの開閉、充電ポートの開閉、回生量の強弱、言語選択といった車両コントロールの部分。そしてオーディオについても、FM/AMラジオやインターネットラジオ、USBポートやブルートゥースを介しての音楽再生(CDには非対応)のコントロールパネル、バックアイカメラのモニター、残電力や走行中のエネルギーモニター等々も表示ができます。さらに、これを上下に分割して使うことも可能です。

 今回、日本デリバリー開始のセレモニー会場で、興味深い話がありました。なんとこのモニターで表示できるグーグルマップ(もちろん衛星写真バージョンも表示可能)の進化がアナウンスされたのです。現時点では、このグーグルマップ上での自車位置表示および行先の検索(画面上に現れるキーボードから入力しての検索も可能)はできましたが、行先を指定して道案内するナビゲーション機能は備わっていなかったのです。これが、今後3カ月以内にアップデートして、日本向けの新しいマップ機能を搭載するということです。

Update
 実は、このクルマのすごいところは、通信モジュールを搭載しており、こういった感じでバージョンアップをしていくこと、なんですねぇ。写真はちょっと前のモデルSの(言語選択が英語での)アップデート詳細画面です。

 関係者の話によると、現在備わっている機能で当初は搭載されていなかった機能にクリープの有無というのがあるそうです。このスイッチは、モデルSのデリバリーがスタートしてから備わった機能だということです。クリープとは、オートマ&エンジン車で、アクセルを踏まなくてもクルマが徐々に前に出ていくクリープ現象のことです。エンジンが動いていてオートマフルード等でその動力を完全に遮断できないことで起こる現象です。アクセルを踏まなければモーターが回らないEVでは起きない現象ともいえます。「ブレーキを離しても前に出てくれないのが怖い」というユーザーの声を汲み取って追加されたわけですね。

 ここで重要なのが、このクリープの有り・無しのスイッチ操作はディスプレイ上で行なうという点です。つまり、物理的なスイッチ類を用意しなくてもよく、このディスプレイ上にスイッチを追加すればよいのです。通常、スイッチを追加搭載して機能を追加するとなると、車両を販売店などに持ち込み、さらにその加工および作業料が発生するわけですが、そういったことは一切なし。バージョンアップで対応できてしまうわけです。

 クルマを購入してからもバージョンアップしてくれる車両。いいですね。この後もモデルSがどんな進化をしていくのか、気になります。(XaCARレポーター・青山義明)

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2014年9月26日 (金)

テスラのイーロン・マスクは何を語ったのか?

 日本国内でのテスラ モデルSのデリバリー開始のセレモニーのために来日したテスラモーターズのイーロン・マスクCEO98日のこの納車式典に出席したマスクCEOは、最初のモデルSオーナーに直接そのキーを手渡すパフォーマンスをしました。

Elonmusk
 それに先立って記者会見が行なわれました。その席上で、全世界にデリバリーされているモデルSすべてのバッテリーにパナソニック製のリチウムイオン電池を使用していることを強調し「バッテリーはEVの心臓部。つまりモデルSには『日本の心』が組み込まれている」とコメントしました。


 また、テスラがアメリカ・ネバダ州に建設を進めるギガファクトリーと呼ぶバッテリー製造工場についても、パナソニックが重要な戦略パートナーであると強調します。また、テスラの意思決定のスピードについてきてくれている、とパナソニックを評価しました。


Models
 さらに、テスラモーターズに資本参加しているトヨタとの関係についても、「RAV4EVへの技術供給については終了したが、まだまだ学びたいことはある。具体的な計画はまだないが、2、3年先を見るともっと大きな共同活動をしていてもおかしくはない」とコメントしました。


 と日本の貢献度を高く評価するとリップサービスたっぷりの記者会見でしたが、FCV(燃料電池車)について訊かれると、私見であるとしながらも、「技術的なトライは重要だが、水素の製造には大きなエネルギーが必要で、水素の保管や輸送にも問題がある。我々は、今まで様々な技術を試してきたがFCVは行くべき道ではないと考えている」とコメント。

 今年から来年にかけて市販される予定の国産FCVは水素1回の充てん(搭載タンクで約5㎏ほど)で約500㎞の走行が可能としています。一方ピュアEVのモデルSもバッテリーだけで航続距離500㎞を走ることができます。

 FCVの充てん時間は3分以内に収まっていますが、水素の料金は、1タンクで5~6000円が妥当ではないかという意見はありますが、現時点では明確な金額は出ていません。テスラ独自規格急速充電器「スーパーチャージャー(下の写真の白い機器)」では、約20分でバッテリーの半分、約40分で80%の充電が可能で、スーパーチャージャーの使用料は無料

Supercharger
 FCVに燃料となる水素を充てんする水素ステーションは現在20カ所ほど。一方、テスラのスーパーチャージャーは現在のところ2カ所のみですが、
基本的には日本で使用できるすべてのプラグ形状にも対応するとして、100Vや200Vはもちろん、国内約2000カ所あるチャデモ方式の急速充電器にも対応するコネクターを標準装備しています。もちろんテスラは、今後スーパーチャージャー網を整備し拡大していく計画です。スーパーチャージャーの電源についても太陽光発電を順次導入・利用して行き、このネットワークが日本の電力グリッドのインフラ構築に大きく貢献するとしています。

 ということで、テスラの前ではFCVもかすんでしまいます。また、マスクCEOの発言も気になるところ。2~3年後にトヨタ・テスラ連合でなにか突拍子もないことが起きるかもしれませんね。XaCARレポーター・青山義明)

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2014年9月25日 (木)

ランクル70がリジッドアクスルにこだわる理由

今年デビュー30周年を迎えたランドクルーザー70。
日本での販売はディーゼルエンジンの排ガス規制をクリアできず2004年で終了していたが、じつは海外では根強い人気があり生産は続けられていたのだ。

日本国内でもランクル70復活を望む意見は多く、1年限定で4LV6エンジンを搭載したランクル70が販売されることになった。
ボディタイプは、通常のバン(4ドア)とWキャビン(4ドア)ピックアップの2タイプの2種類。じつは、日本でピックアップが販売されるのは初で、しかもWキャビンは2012年に登場したモデルなのだ。
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なぜ、ランクル70は、そこまで人気が高かったのか?
それは、シンプルな構造ゆえ故障が少ないからだ。ランクル70が愛用されている地域は、砂漠やジャングルなどを代表とする過酷な環境が多い。万一、故障して動けなくなると生命の危険や生活が成り立たなくなってしまうのだ。
Bv9r8121そのような使用環境にも耐えられるランクルのタフさのポイントはリジッドアクスル(上の図と下の写真を参照)。
他のランクル兄弟のフロントサスは独立サス。4
右の写真のように左右のタイヤが自由に動くようになっている。
ところが、このシステムを採用するとドライブシャフトもフレキシブルに動かさないといけないので、その両端にゴム製のブーツが装着される。
下の写真はスカイラインGT-R用だが、左右ゴムブーツの中
にはグリスが封入されている。ところが、ハードな使われ方や経年劣化すると、この部分が裂けてしまうのだ。もし、気が付かずに走行していたら、グリスが飛び散りハブまわりのベアリングが焼き付いてしまう。当然、走行不能になってしまうわけだ。_im_3384リジッドアクスルのメリットは、片輪のサスが縮むと反対側は押し出されるように下に伸びる。独立サスは、重力でしか伸びないので、向かって右側前輪は接地しないことが多いのだ。Bv9r8127
14 ランクル70でパリダカに参戦し、サハラ砂漠でのNPO活動でも使用していた経験をもつ寺田昌弘さんは
「自分にとっては、NPO活動でサハラ砂漠の村々を支援をしていたときに乗っていた70の信頼性の高さは印象的です。とにかく壊れない。多少不具合が出ても、構成部品点数が少なく、電気系統が単純だから自分で修理して町まで帰って来られる。奥地でも70は数多く存在するため、最悪の場合でも部品を分けてもらうこともできました」と語る。
その走りの凄さを少し紹介しよう。
ランクル以外の動画記事は
WEB CARTOP http://www.webcartop.jp

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2014年9月24日 (水)

超コンパクト水素ステーション登場!

 ホンダが岩谷産業と共同開発したパッケージ型水素ステーション「スマート水素ステーション」を埼玉県のさいたま市東部環境センターに設置し、お披露目会が行なわれました。

Tapecut
 この水素ステーション。既存の水素ステーションと違うのは、水素ステーションに必要な水素製造、そして製造した水素を貯蔵、そして燃料電池車両(FCV)への充てんまでがワンパッケージになっているオンサイト型のステーションです。

 このコーナーで紹介した商用の水素ステーション。海老名名古屋豊田を見てもらえればわかりますが、その大きさの違いは驚愕、です。 ユニットサイズは横3.2m×奥行2.438m×高さ2.438mという、10フィートコンテナとほぼ同じ、というコンパクトさ。工場でユニットを組み立て、それを運び込めば、現地では予定地に設置し、水と電気の配管工事をすれば施工完了。基礎工事を除けば、設置工期はわずか1日ということになります。

 ただ、水素の供給圧力は35MPa。次世代のFCVは70MPaになるということですので、半分の圧力までしか充てんできません。

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 また、コンパクトな筐体の中には圧縮した水素を貯蔵する92Lタンクが8本(約18㎏)あり、水素の最大製造量は1.5㎏/日といいます。

 量産FCVのタンク容量が70MPaで5㎏あたりになるだろうと予想されておりますので、水素の供給能力としてはそれほど高くはありません。しかし、この水素ステーションを現在の1/10程度の価格に抑えたいということで、そのあたりはFCV普及までのつなぎと考えればよいのかと思います。

Smarth2station

 直接の比較はできませんが、このコーナーで以前紹介した神戸製鋼所のパッケージ型水素ステーションユニット「HyAC mini」の大きさは縦4m×横3.2m×高さ4.7mです。ただし、こちらは70MPaタイプで、35MPaタイプよりもさまざまな機器を装備しなければならないため、単純比較はできません。

 また、今回設置されたさいたま市東部環境センターはゴミ焼却施設です。このゴミ焼却の発電による電力で、この水素ステーションを稼働させ、水を供給すれば水素を作ることができるようになっています。 間もなくトヨタから量産FCVが登場します。この時期に、こんなリーズナブルで設置も簡便な水素ステーションが各地に設置され、FCVのインフラ整備を後押ししてくれるといいですね。(XaCARレポーター・青山義明)

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2014年9月22日 (月)

錦織圭選手が“ひとめ惚れ!”でジャガーのアンバサダーに就任

 全米オープン・男子シングルスで、アジアの男子選手初のグランドスラム決勝に進出。今、乗りに乗っているプロテニスプレーヤーの錦織圭(にしこり けい)選手が、ジャガー・ランドローバージャパンとパートナーシップを締結。日本におけるジャガーブランドの新アンバサダーに就任した。

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「このタイミングで錦織選手と組むなんて、ジャガーは“もってる”な!」と思ったら、なんと今回のパートナーシップ、錦織選手サイドからのアプローチだったのだという。

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         実際にFタイプに乗り込み、アクセルを吹かす錦織選手。とっても嬉しそう…

 現在、アメリカを拠点に活動している錦織選手。カリフォルニアでFタイプに試乗してひとめ惚れし、自らジャガーに話をもちかけたのだという。試乗の際、錦織選手とは気付かない販売店スタッフに「クルマを運転したことがあるのか?」と心配され、免許を確認されたそうだ。
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ジャガーでは、Fタイプを“これまでの流れを変え好転させる”「GAME CHANGER」と表現。今後、高級車市場での成長を加速させ、「日本市場におけるGAME CHANGERになる」(写真右・マグナス・ハンソン社長)という

 アメリカでFタイプV8 Sコンバーチブルを納車待ちしているという錦織選手。Fタイプ独特の猛々しいエキゾーストノートが一番のお気に入り。今後は「ジャガーというカッコいいブランドをより多くの人に知ってもらいたい。若い人にも乗ってもらえるよう、がんばりたい」と抱負を語った。将来はインテリアやボディカラーを好みの仕様に仕立てた「圭モデル」ができたら嬉しい、とのリクエストも。錦織選手は今後、ジャガーのウェブサイトや広告などに登場する予定だ。ちなみに錦織選手の出身は、編集長と同じ島根県という。

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   「いつか世界NO.1になりたい」という思いを込め、ボンネットに“NO.1 Game Changer JAGUAR”とサイン

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    9月8日に発表されたミドルクラスセダン「XE」も来年の早い段階での投入を検討しているという

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2014年9月19日 (金)

EV・PHEV用普通充電器のラインナップが充実中

 東京ビッグサイトで917日~19日に開催されているEVEXEVPHV普及活用技術展)では、充電インフラに関する新製品等の展示が多くなされていました。

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 今回ここで紹介するのは、EVPHVの普通充電器を手掛けている3社。

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 山口県萩市の本拠を置くサンワは課金式の普通充電器を2012年から「CHARGE ecoin」を発売。実際に山口県内を中心に設置が進んでいる商品。今回は、ICカードにも対応し、大型液晶パネルを備えた新モデルをお披露目。

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 続いて紹介するのは、デザイン重視の普通充電器を提案する松井電器産業。

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 こちらでは初の壁掛け課金タイプの充電器が登場。これは非常にシンプルなタイプで、まさに、平型200Vのコンセントを備えた課金機、です。充電コネクタ自体はEV・PHEVオーナーが持っているものを使用する、ということです。

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 以前このコーナーで紹介したケーブル自動巻取機構を内蔵したモリテックスチールの普通充電器MEVS-01にも進化バージョンMEVS-02が登場。充電コネクタの置き位置をパネル前面に移動することでスリム化を実現。

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 写真左の1500×104×374mm
サイズから1460×170×295mmサイズへと。また、以前はケーブル巻き取りスイッチを設けていたのですが、充電コネクタを戻すと、自動でケーブルの巻き取りができるというシンプルな方式に変更となりました。立体駐車場など設置スペースに制限のある場所でのニーズがあるということです。

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 長距離を移動することを考えると急速充電器が各所に必要という考えになります。しかし、実際にピュアEVを日常使用に使うなら、基本的には近距離移動で、かつ滞在時間長めの立ち寄りを考えた普通充電器の設置を進めていこうという考えもあります。設置する施工側にとっても費用負担が低く、長時間滞在を促せる普通充電器の設置が進んでいるようですね。XaCARレポーター・青山義明)

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2014年9月17日 (水)

新車テストの我が聖地「箱根ターンパイク」の名前をマツダがジャック!!

 この夏に箱根ターンパイクを走った方は、その名前が「TOYO TIRES ターンパイク」から「マツダ ターンパイク箱根」に変わったことに気がついただろうか?

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 箱根は、自動車雑誌が撮影や試乗に最も多く使う場所だ。なかでも神奈川県小田原市から箱根町~湯河原に向かうドライブコース「箱根ターンパイク」は、われわれの「走りの聖地」でもある。運営会社の箱根ターンパイクは、この有料道路の命名権(ネーミングライツ)を売り出し、2007年からは東洋ゴム工業が取得し「TOYO TIRESターンパイク」となったことは有名だ。この8月1日からは、マツダが命名権を取得、看板などが塗り替えられた。

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 このところ、スカイアクティブ技術で好評のマツダは、9月4日に注目の次期ロードスターのデザインを公表。また9月10日には、小型ディーゼル搭載で話題の新型デミオを発表した。元気いっぱいのマツダが箱根ターンパイクの命名権を買ったことで、「走り」のイメージを加速する。(XaCAR編集部)

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2014年9月16日 (火)

山下健太選手、以後お見知りおきを!

 マツダが毎年開催しているメディア対抗ロードスター4時間耐久レースに参戦を続けている我がXaCARチーム。今年はCARトップとの合同チームとして参戦。そこにレジェンド土屋圭市さんとともに召喚したのが、全日本F3選手権にトムスのワークスナンバーで参戦する山下健太選手だ。

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山下選手をレギュレーションにある「助っ人ドライバー」として登録した。通常ドライバーは最大96分(一回の連続走行は50分まで)だが、この助っ人ドライバーは合計運転時間、連続運転時間ともに40分までとなっている。

 
この山下健太選手をどこに投入するのか、ゼッケン111CARトップ&XaCAR城市一族チーム」としては、山下選手をアンカーとして、最後の40分で一気にマクる作戦。ちょうどペースカーが入っているタイミングの午後720分きっかりに、山下選手を投入。すでに日は落ちてあたりは真っ暗。山下選手はナイトセッション&マツダ・ロードスターという慣れない状況の中懸命にプッシュを続け、最終182周目にはこの4時間のレースでのファステストラップをたたき出してゴール! チームは歴代最上位となる2位を獲得した。

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 そんな山下選手は、東海大学に通う19歳。その愛車はトヨタ86! さっそくチェックしてみると、お気に入りのグラージオ「SPORTDESIGN」のフロントスポイラー、サイドステップ、リアマッドガードといったパーツをさりげなく装着。履いているホイールは、同じSPORTDESIGN のEDITION-1。このホイール、910日発売の「XaCAR 86/BRZ MAGAZINE」にも掲載しているので是非チェックしてね!

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現在は、ホイール越しに見える貧弱なブレーキを何とかしたい、とのこと。たしかに何とかしたいね。

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2014年9月15日 (月)

学生フォーミュラ大会EVクラスの現状

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EはEVクラス、ゼッケンは昨年の順位で与えられている。静岡理工科大学はEVクラス連覇。総合では44位

 学生自らが製作した車両で、競い合う「2014 全日本学生フォーミュラ大会」は無事に終了しました。今回はそのEVクラスについて、のお話。同じフォーミュラSAEシリーズのドイツ大会では総合優勝をEVが獲得する等、学生フォーミュラの世界でもEVへのシフトが加速しているらしいです。

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トヨタ名古屋自動車大学校は走行項目まで進出したものの総合では72位

 しかし、今回の全日本学生フォーミュラ大会を見る限り、そのような状況が少なくとも国内では全く起こっていないことは明らかです。

 今回の第12回大会には、EVマシンの当初のエントリー数は8台でした(ガソリンエンジン車のICVクラスはエントリーが88台)。実際に会場に現れたのは5台でした。神奈川工科大学は、バッテリーのトラブルで走行自体が難しいと判断し3日目に車両をキャンパスに戻してしまいました。残念ながら出場した車両で車検を通過したのは、静岡理工科大学とトヨタ名古屋自動車大学校、そして東北大学の3台のようですが、車検を通った東北大学も充電時にリレーが溶着するというトラブルで苦戦し、実際の走行項目に進出したのは2台のみでした。結果EVクラストップの静岡理工科大学は総合成績では44位というありさま。

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ハルビンからやってきたHarbin Institute of Technology at Weihai。総合では60位

 海外での結果を見ればEVが有利なことはわかっているのに、なぜ日本国内ではこのような状態なのか? いったい何が起きているのか?

 一部のエントラントの様子をうかがっていて、わかったことは、モーターとバッテリーの提供がされない、ということです。ICV車両ならば、国内のホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキといったメーカーから比較的容易にエンジンの提供を受けることが可能です。

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神奈川工科大学は車検が通らずに3日目にはキャンパスにマシンを戻すことに。総合では68位

 しかし、EVとなると、モーターとバッテリー、さらに言うとコントローラーも含めたEVの主要コンポーネンツが調達できない、ということなのだそうです。提供されることを信じて待っていて車両製作が間に合わない。パーツ提供をあきらめて、少ない予算を鑑みて安い中国製のパーツを調達して車両を製作しても品質が悪くて走行すらまともにできないという悪循環。

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様々なトラブルで現場でバタバタだった東北大学は総合では71位

 学生チームの中には非常に高電圧で車両を設計しているチームもあり、もし何か大きな問題が起きたら…と心配して提供を断る会社もあるのだとは思いますが、これでは学生たちがEVへの挑戦をあきらめる土壌しか生まれてこない、というのが、個人的な感想です。EV関連の自動車技術会会員の皆様の積極的なサポートに期待したいですね。 XaCARレポーター・青山義明)

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2014年9月13日 (土)

学生フォーミュラ大会、今年は名古屋大学が総合優勝!

 今年で12回目を数える「全日本 学生フォーミュラ大会」が、201492()6()5日間、静岡県の掛川市と袋井市にまたがるエコパ(小笠山総合運動公園)で開催された。

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 学生たち自らが構想・設計・製作した車両でものづくりの総合力を競うこの学生フォーミュラ。車両は速さだけではなく、造りや燃費、耐久性、コーナリング性能、加速性能、制動能力といった車両としての項目もしっかりチェックされる。さらには、製造のコスト、デザインも審査され、実際に1000台を製作するための製造販売のプレゼンテーションも行なわなければならない。

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 今年は過去最多の96チームがエントリーし、その頂点に立ったのは、昨年4位だった名古屋大学。多くの自動車メーカー発祥の地である中部地方から初の総合優勝となりました。

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位には昨年優勝の京都大学、3位は昨年と変わらず同志社大学でした。昨年2位だった大阪大学は、最終審査となるエンデュランスでエアロパーツのトラブルでリタイア(結果16位)。以下、豊橋技術科学大学(4位)、京都工芸繊維大学(5位)、東海大学(6位)の順でした。(XaCARレポーター・青山義明)

 

 

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2014年9月12日 (金)

「マツダ新型デミオ」の本ができました! ~国産最小ディーゼルの走りに注目です~

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      9月11日に六本木にある東京ミッドタウンでのお披露目会で新型の紹介をする土井歩主査

 国産最小排気量となる新ディーゼルエンジンを搭載したモデルがついにデビュー。ターボによる高い動力性能と優れた省燃費性能を併せ持つ注目のコンパクトだ。戦略的な価格を実現するガソリンモデル、そして他社のハイブリッド車にも十分対抗する価格のディーゼル車。いずれがいいのか? それぞれの魅力はどこにあるのか? そんなギモンにバッチリお答えします。

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 今回の別冊では新型デミオの魅力だけでなく、絶好調が続くマツダの秘密にも迫ります。編集部では本拠地・広島取材のなかで、魂動デザインやスカイアクティブ戦略になどに迫りました。同時にマツダの藤原清志役員や評価ドライバーの虫谷泰典さんに独占インタビュー。CX-5から新型デミオに続くマツダ車の魅力をさらに深く紹介します。

Demio
CARTOPMOOK ニューカー速報プラス 第13弾
MAZDA DEMIO
9月12日発売/税込み780円/A4変形平綴じ/4色112ページ

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2014年9月10日 (水)

ドリキン、前夜祭あってこそのロードスターごぼう抜き!?

 9月6日(土)のロードスター4時間耐久レースの土屋圭市快進撃は既報の通りだが、メディアのお祭りらしく決勝前夜には、マツダ主催の懇親会が行なわれた。会場には、レース参加の編集長や編集スタッフ、ゲスト&助っ人ドライバーがズラリ勢ぞろい。主催者側のマツダからは、代表取締役の金井誠太会長初め、役員が勢ぞろいして賑やかなパーティとなった。

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 わが「CARトップ&XaCAR城市一族」チームは、今年「ドリキン土屋圭市」をゲストドライバーに迎えて、大張りきり。このレースはメディア対抗らしく、雑誌に登場する評論家や有名人が参加することでかなり派手なレースになるが、なかでも土屋圭市さんは、人気ナンバーワン。現役レーシングドライバーを引退して10年も経つが、レース界の大スターとして今だに大活躍。「プロのドライバー」でもある。

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 この夜、マツダ広報部の女性広報スタッフも広島、東京から集合して華やか。美女に囲まれたドリキンは、ご機嫌よく焼酎の水割りをお代り! この美女軍団のおかげもあってか、翌日のレースでは、久々のレースながら予選2位をゲットして、みんなを驚かせた。さらにびっくりしたのは、22位にまで落としたポジションで交代した直後、土屋圭市選手の大進撃。あれよあれよという間に10数台をごぼう抜き。

 この耐久レースは、4~5人のドライバーで4時間を戦う。土屋圭市選手は2番手ドライバーとして50分間走り続けた。土屋圭市持ち分の最後あたりで、なんと雨がパラパラ降り始めた。こうなれば「雨の土屋」の本領発揮。他車を全く寄せ付けない走りで、ついにトップに躍り出た!!

「アマチュアが多い中で、少し早いのは当然でしょ」と謙遜するが、みんなはある程度筑波サーキットに慣れた業界人。少し早いどころか、全盛期を彷彿させる走りにわがチームは興奮。

 この耐久レースはガソリンの消費量が決まっていて「燃費」も大事。全開で走るとガソリンが持たないから5500回転あたりまでしか回さない作戦。だからこそ早く走るには「ウデ」が要求されるのだ。

 レースの最終ドライバーはF3ドライバーで「才能抜群」と言われる19歳のホープ「山下健太選手」が受け持った。さすがにF3の上位を走る現役ドライバーは速い。ガソリンを気にしないで済むようになった終盤182周に、1分10秒516のファステストラップも記録。チームを2位に導いた。

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2014年9月 9日 (火)

学生たちに生の教材? レーシングマシンをガッツリチェック!

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 静岡県のエコパ(小笠山総合運動公園)で開催の「第12回全日本学生フォーミュラ大会」。最終日の前日となる9月5日には会場内にマシンが搬入されました。スーパーフォーミュラ・シリーズを主宰するJRP(日本レースプロモーション)はチーム・ルマンの協力を得てスーパーフォーミュラで使用されているSF14の解体ショーを開催しました。

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 昨シーズンまで使用されていたSF13(スウィフト・017.n/ゼッケン8のキグナスカラーのマシン)も会場に持ち込まれ、それぞれを比較してみることも可能で、実際にレースに関わっているチームスタッフから直接話が聞けるということで、解体ショーの時間以外でも常に学生がマシンを取り囲んでいます。エンジンレスの状態ですが、サスペンションの取り付け部分についての質問のやり取りがなされていたり、実際にステアリングを触っていたり。

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 エアロデバイスを採用している学校も多いということで、取り外されたSF14のリヤウイングにも多くの学生がまとわりつくように眺めています。

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 午前中に行なわれたモータースポーツジャーナリストの小倉茂徳さんによる解説のセッションでは、マシンが見えないほどの、まさに黒山のひとだかり(!)でした。

 さらにそのJRPのテントの横には、静岡県の「まるごとしずおか」ブースの「ふじのくに次世代自動車」コーナーが登場。NTNのQ'moII(キューモ・ツー)やタカエンジニアリングのコンバート・ミニ(ローバーミニのコンバートEV)といった車両が並んでいました。

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 もちろん、このコーナーの目玉は、6月の第92回パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに出場していたE-RUNNERパイクスピークスペシャル2014。モンスター田嶋こと田嶋信博選手がステアリングを握り、EVクラス3位を獲得したマシンです。こちらは展示のみでしたが、それでも多くの学生たちがマシンを覗き込んで、関係者に様々な質問を投げかけていました。

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 まさに学生フォーミュラの会場にぴったりの展示でしたね。 XaCARレポーター・青山義明)

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2014年9月 8日 (月)

「CARトップ&XaCAR城市一族チーム」2位獲得!

 自動車メディアを対象に、マツダが毎年開催しているメディア対抗ロードスター4時間耐久レース。今年はマツダ・ロードスター誕生25周年だが、この大会も第25回大会という記念すべき大会。さらにCARトップ&XaCARチームにとっても記念すべき大会となった。

Finish
 なんと今回、CARトップ(歴代最高位は5位)としても、XaCAR(歴代最高位は4位)としても史上最高位となる2位に入った。トップとの差は21秒849。残念ながらわずかに届かず、優勝は、ラジオDJピストン西沢さん率いるJ-WAVE RACINGだった。

 今回ゼッケン111「CARトップ&XaCAR城市一族チーム」はついにレジェンドドライバー土屋圭市さんを起用。そして、プロドライバー枠にはわずか19歳ながら全日本F3選手権にトムスのワークスナンバーを背負って戦う山下健太選手。そしてもうひとりレジェンドカメラマン(?)の北畠主税、編集部から石田貴臣、田中龍という布陣。

Driver
 土屋さんは予選アタックを担当。コースイン直後にあっさりと1分10秒210で予選2番手タイムをタタキだし、フロントロウを獲得。

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 レースでは、60秒のハンデキャップの消化を行なう等111号車は一時順位を下げたものの、予定通りレース開始後50分で、セカンドドライバーである土屋さんにドライバー交替。コースに戻った111号車の順位は22番手。その後コンスタントに1分12秒台で土屋さんが周回を重ね、なんと予定の走行時間でトップまで順位を上げて帰ってきた。

Laplead
 ピットに戻った土屋さんは「都内に戻らなければいけないから。じゃ!」とサーキットを後に。キッチリ仕事をやり遂げサラッと帰っていく姿は、まさに職人!

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 残る2名の編集スタッフドライバーも事故もなくそつなく予定周回を終え、最後の山下健太選手にマシンを託す.。山下選手はこのロードスター耐久レース初参戦ながら、マシンを自在に操り、最後にはファステストラップまで叩き出してチェッカー。見事2位を獲得したのだ。ありがとう!! 応援に来てくれた読者の皆さん、協力していただいた皆さんに感謝です。

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2014年9月 6日 (土)

新型(ND)ロードスターが走り出す!

 筑波サーキットで開催されている、メディア対抗ロードスター耐久レースの場では、毎回サプライズな展示があります。記憶に新しいところでは、昨年に、新型アクセラ。そして、一昨年はアテンザといった具合に登場間近のモデルが登場されてきました。

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 そして、今年のサプライズは、デミオ、と思いきや、なんとこの場にふさわしい「新型ロードスター」が登場しました。それもお披露目だけでなく、なんと、耐久レースのパレードラップに参加! 実際に走っている姿が公開されたのです。

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 その車両を展示スペースからコースへ運び出したのは、このロードスターレースにマツダ・チームとして参戦している「人馬一体ロードスター」チームの毛籠勝弘選手(写真左)、藤原清志選手(写真中)、前田育男選手(写真右)、そして2代目ミスターロードスターこと山本修弘主査(運転席)という、実はみなさんとってもえらい方々。

 そして実際に山本主査がステアリングを握って、コースサイドの観客に手を振りながらコースを走行しました。

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 そういえば初代ミスター・ロードスターの貴島孝雄さんの任期が一年延長されたことも、過去のこの場で発表されましたね。

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 貴島さんはこのロードスターの画像を見て、「前モデルよりもいいものを作るというのはマツダの伝統だから、いいクルマになっていると思います」と学生フォーミュラ大会の会場でコメントしてくれました!

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本日はメディア対抗ロードスターレース!

 9月6日(土)は、筑波サーキットで毎年恒例の第25回メディア対抗ロードスター4時間耐久レースが開催されている。自動車系メディアによる、イコール・コンディションのマツダNCロードスターを使用しての耐久レース。もちろん「CARトップ&XaCAR城市一族チーム」も参戦している。

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 今回は、2013年のFCJ&F4でチャンピオンとなった19歳のルーキー山下健太選手もドライバーとして参加している。この山下選手。普段プライベートでもトヨタ86に乗っているスポーツカー好きドライバー。今季はトヨタ・ヤングドライバーズ・プログラムの支援で全日本F3選手権シリーズにゼッケン36 PETRONAS TOM'S F314(トムスのエースナンバーだ!)で参戦している。

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 まずは、午前中の練習セッションで、全ドライバーに夜車両の確認をして終了。そして、12時半からスタートする予選セッション。アタッカーは、エンターテインメント性も考え(?)、もちろん土屋圭市さん。スタート直後に1分10秒210で111号車は暫定トップに立つ。その後は順位の変動もあり、「たぶん10秒4くらいしか出せないよ」という土屋さんを再びコースへ戻す。タレたタイヤで再アタックを行なったものの、やはり土屋さんは予言通りの1分10秒448のタイムを出してアタックを終了。結局2番手のグリッドを獲得した。

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メディア対抗4時間耐久レースは、午後4時にスタート。チェッカーは午後8時となる。

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2014年9月 5日 (金)

学生フォーミュラ大会スポンサー企業の活躍?

Result
 前回に引き続き、静岡県・エコパ(小笠山総合運動公園)で開催されている「第12回全日本学生フォーミュラ大会」の現場からレポートです。大会も3日目となり、トップチームの多くがすでに車検を終え、会場ではここから走行でのテストとなる動的審査がスタートします。

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 車検場が縮小となり、代わりにスポンサー企業PRコーナーとして、この学生フォーミュラに協賛している多くの企業がブースを設けています。もちろん自動車関連会社ですから、クルマに興味を持っている学生たちが多く集まるこの場です。トヨタテクノクラフトTRD、デンソー、エクセディ、ジャトコ、トヨタ紡織といった我々もよく知っている会社から、聞き馴染のなく、普段はなかなか表に出ることのない会社までさまざまです。

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 TRDは開発に実際に使用していたIS Fのテスト車両を持ち込んでいました。実車なので、学生たちも興味津々!?

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 もちろん主催は自動車技術会ということで国内各メーカーからの人材の派遣も行われています。学生たちが頼りにしている(?)修理工房も毎日大繁盛といった状態です。

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トヨタの東富士研究所で実際に試作車に関わるスタッフ、そしてホンダからも試作に関わっているスタッフ(一部OBも)が、この工房を担当しています。

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 車検前には、学内で仕上げができなかった加工の依頼。そして車検時に修正指示を受けた不具合の修正や補強追加。そして走行がスタートすると、曲がってしまったりしてしまったアーム類の修正や新規作成といった具合です。日を追うごとにいろいろな修理の相談が持ち込まれ、その場でクリアしていく職人技も光ります。見ているだけでかっこいいなぁと思わず思ってしまいます。

「第12回全日本学生フォーミュラ大会」は96日まで開催されています。その動的審査はstreamでライブ映像配信されています。 XaCARレポーター・青山義明)

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2014年9月 4日 (木)

第12回全日本学生フォーミュラ大会開催中!

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 学生自らが製作した車両で、競い合う、ものづくりの競技会「第12回全日本学生フォーミュラ大会」が9月2日から6日、静岡県にあるエコパ(小笠山総合運動公園)で開催されています。ここでは、以前開催された試走会の模様もお伝えしていますね。

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 初日~2日目は、静的審査が行なわれます。プレゼン審査(実際に学生たちが作った車両を製造販売するためのプレゼンテーションを行ないます)、デザイン審査(設計、加工そして補修性や加工性などが審査されます)、コスト審査(車両製造のすべてを価格に置き換えてコストに見合った車両になっているかを審査)といった解説ものがギッチリスケジューリングされています。

Tiltcheck
 そして車検では、安全性や製造上の問題がなかったかをチェックする技術検査、そして重量測定、チルト検査(車体を傾かせ45度でオイルなどの漏れがないか、60度で車輪の浮きがないかをチェック)、騒音試験、ブレーキテストといった項目が続きます。また、フラッグの意味を答える試験や、5秒以内に脱出する試験などもあります。トップチームの多くは2日目までに静的審査をすべてクリア。まだ車検がクリアできていないチームは引き続き、車検を通過するための作業を進めることとなる。

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 参加校は日本国内はもちろん、アジアからの参戦もあります。ちなみに、2日目には「ベスト3面図賞」が発表され、#001京都大学がこれを受賞しています。

Raincheck
 EVクラスでは、レインチェックといって、2分間マシンに水をかけ、さらに2分間放置して絶縁チェックをする必要もあります。

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 スポンサー看板を見ると日本の主要な自動車関連会社がギッチリ並んでいます。多くの企業が関連していることがわかりますね。大会3日目となる9月4日からはUstreamで動的審査・表彰式の模様がライブ映像配信されます。学生たちの熱い闘い、一度見てみたらいかが?(XaCARレポーター・青山義明)

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2014年9月 3日 (水)

フォレスターtS 登場カウントダウン、間近!?

 8月最後の週末となった30日~31日、鈴鹿サーキットでは第43インターナショナル鈴鹿1000㎞が開催されました。鈴鹿の本コースを173周で速さを競うこの1000㎞レース。国内最高峰のSUPER GTのレースであり、1966年から開催されている伝統の1戦ということで、多くの観客が詰めかけます。

 もちろん、そういったレース好きの皆さんに向けて、グランドスタンド裏のイベント広場には、さまざまなブースが出展していて、ここを回っているだけでも一日楽しめてしまいます。もちろんSUPER GT300クラスにBRZで出場しているスバル/STIのブースもありました。

Forestertsfront
 そのブースの一角に、そおっと一台のコンセプトカーが出展されていました。世界初公開となるフロントグリルにtSのエンブレムが付けられたWRブルー・マイカのフォレスター。そうです。仙台フォレスターにも期間限定で発売されたフォレスターtS! のコンセプトモデルだそうです。フロントウインドウには「STI tS CONCEPT」の鉢巻きが巻かれているとおり、「SUBARUフォレスターSTI tS CONCEPT」の実車展示だということです。

 スバルテクニカインターナショナル商品開発部の森宏志さんが、このtSコンセプトの脇に立って直接ユーザーの声を聞いていました。STIのこういった姿勢、感心させられます。

Rearsuspension
 もちろん残念ながら、森さんに詳細を語っていただくことはできませんでしたが、外から見える部分の撮影は自由にどうぞ(ドアはロックされており窓から見える部分のみ)とのことでしたので、撮影敢行。

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 下まわりのボディ補強系、フレキシブルドロースティフナーやサポート、専用ダンパーなどは当然のこと、ステアリング、メーター、シフトノブ、そして専用シートという定番メニューはすべて盛り込まれている様子。

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 フロントグリルから中を覗くと、なかにラジエターコアが追加されています。

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 またBBSホイール(タイヤは245/45R19サイズのBSテュランザER33)、ブレンボのブレーキと今回は足まわりにも力が入っている様子です。

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 今すぐこのまま登場しても問題なさそうな感じですね。(XaCARレポーター・青山義明)

 

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2014年9月 2日 (火)

塙郁夫選手、今度はジオランダーでBaja1000へ!

 第43インターナショナル鈴鹿1000㎞が開催されている鈴鹿サーキット(三重県・鈴鹿市)のグランドスタンド裏のイベント広場で、横浜ゴムがバハ1000Baja1000)の参戦発表会を行ないました。もちろんこの会場に姿を現したのは、塙郁夫選手。このコーナーではパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムでおなじみですね。SUPER GT開催でGTマシンが走り回ってる場(ちょっと場違い?)だったのですが、多くのレースファンが足を止めてこの参戦発表の様子を見ていました。
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 バハ1000は、メキシコのバハ・カリフォルニア半島で毎年11月に開催されている世界最高峰のデザートレースです。レースは1000マイル(約1600㎞)前後の距離をノンストップで走りきるというもの。コースは、「ポイント・トゥ・ポイント(スタートとゴールの地点が異なるルート)」と「ループ(スタートとゴールが一緒の折り返しルート)」と呼ばれる2種のコース設定があります。

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 横浜ゴムの参戦チームは、チーム・ジオランダー。ジオランダー(GEOLANDAR)は、横浜ゴムのRVタイヤブランドです。EV車両でパイクスピークに参戦開始した当初(2009年)はこのジオランダーを使用し「ヨコハマ・チーム・ジオランダー・EVオフロード・チャレンジ」というチーム名で走ってました。エコタイヤ「ブルーアース」を使用したのは2011年からです。もちろん使用するタイヤは、オンロード&オフロードのオールラウンドモデルの「ジオランダーA/T-S」。横浜ゴムとしてバハ1000に日本人ドライバーで参戦するのは2010年以来4年ぶり、ということです。

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 今回その参戦発表会に登場したのは、このバハ参戦のために新しく作られたオリジナルSUVレーシングカー。その車両は次世代のSUVをイメージさせるSUV車輌をコンセプトに塙選手自らが製作しています、車両デザインは、パイクスピークに挑戦しているマシンHER-02と同じく、横浜ゴム消費財製品企画部デザイングループの佐藤健一さんが担当。

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 ピックアップトラックやバギーではなく、その先を行くSUVスタイルにしようということで、低いフォルムのマシンのデザインスケッチを起こし、そこからレギュレーションや実際の車両動作に合わせたデザイン修正を行なってできあがったマシンは、薄いキャビン部とリヤにはみ出したように搭載されたスペアタイヤが特徴。衝突なども多いこのレース用に車両&乗員保護のためにバンパー代わりに使用するという。機能性とデザインをうまく融合させています。通常のヘッドライトおよびテールライト部はダミー。ヘッドライトはフロントカウル内に装備し、テールランプ類は視認性を考えボディカウル上部にレイアウトしています。また、バハでおなじみの補助ライトはルーフ部に薄型のLEDライトを設置する予定だということです。

Rearbumper
 この車両の参戦クラスは3.7L 6気筒未満のエンジンを搭載した改造無制限4輪クラス「SV6」。車両サイズは全長4500×全幅2160×全高1700mm、重量1500kg。搭載するのはV6気筒DOHC 3500cc。最高出力は約400ps。後輪で駆動します。

 今年のバハ100047th Tecate SCORE Baja 1000)はポイント・トゥ・ポイント、エンセナダからラパスまでの1130マイル(約1819㎞)で1112日~16日に行なわれます。ここのところパイクスピークの結果がパッとしませんでしたから、ここでぜひ頑張ってもらいたいですね。(XaCARレポーター・青山義明)

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2014年9月 1日 (月)

電気自動車エコラン競技大会、女子高専生も奮闘!

 

 2014電気自動車エコラン競技大会in SUGO(ワールド・エコノ・ムーブ第3戦)が824日にスポーツランド菅生で開催されました。この競技会には、高校生から社会人まで多くの参加者が集まります。45人の小規模なチームから1チーム20人弱という大所帯のチームまでさまざまです。

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 そんな中、とあるピットだけはずいぶんと華やかな感じでした。それが、仙台高等専門学校のピット。仙台高専は地元だけあって、この学校だけで6台も走行させるということですが、その6チームのうちの2チームが女子学生だけで結成されたチームというから驚きです。

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 そもそも、高専にそれほど多くの女子がいること、そしてこの電気自動車エコラン競技大会に参戦(希望者が多く2チームになったらしい)していることにもビックリ(!)です。彼女たちが在籍しているのは、仙台高専の広瀬キャンパス。ここは情報システム工学科、情報ネットワーク工学科といった情報電子システム工学系のキャンパスということもあって情報系エンジニアを目指す女子学生も多いのだということです。

 実はこの女子学生だけで電気自動車エコラン競技大会に参戦して今年で3年目。上級生のアドバイスをもらいながらも、チームウエアやマシンのカラーリングも含め、ほぼ彼女たちだけで仕上げているそうです。

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 結果は、ゼッケン16を付けたルイージ・ガールズの「STDD-L」が8周。ゼッケン17のビー・ガールズの「はちみつカート」が7周。総合は28位と29位(ジュニアクラス17位と18位)でした。

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 リケジョなどともてはやされている昨今、彼女たちのようなエンジニアのタマゴたちがいずれ自動車関連の開発に携わってくれるといいですねぇ。(XaCARレポーター・青山義明)

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