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2014年9月26日 (金)

テスラのイーロン・マスクは何を語ったのか?

 日本国内でのテスラ モデルSのデリバリー開始のセレモニーのために来日したテスラモーターズのイーロン・マスクCEO98日のこの納車式典に出席したマスクCEOは、最初のモデルSオーナーに直接そのキーを手渡すパフォーマンスをしました。

Elonmusk
 それに先立って記者会見が行なわれました。その席上で、全世界にデリバリーされているモデルSすべてのバッテリーにパナソニック製のリチウムイオン電池を使用していることを強調し「バッテリーはEVの心臓部。つまりモデルSには『日本の心』が組み込まれている」とコメントしました。


 また、テスラがアメリカ・ネバダ州に建設を進めるギガファクトリーと呼ぶバッテリー製造工場についても、パナソニックが重要な戦略パートナーであると強調します。また、テスラの意思決定のスピードについてきてくれている、とパナソニックを評価しました。


Models
 さらに、テスラモーターズに資本参加しているトヨタとの関係についても、「RAV4EVへの技術供給については終了したが、まだまだ学びたいことはある。具体的な計画はまだないが、2、3年先を見るともっと大きな共同活動をしていてもおかしくはない」とコメントしました。


 と日本の貢献度を高く評価するとリップサービスたっぷりの記者会見でしたが、FCV(燃料電池車)について訊かれると、私見であるとしながらも、「技術的なトライは重要だが、水素の製造には大きなエネルギーが必要で、水素の保管や輸送にも問題がある。我々は、今まで様々な技術を試してきたがFCVは行くべき道ではないと考えている」とコメント。

 今年から来年にかけて市販される予定の国産FCVは水素1回の充てん(搭載タンクで約5㎏ほど)で約500㎞の走行が可能としています。一方ピュアEVのモデルSもバッテリーだけで航続距離500㎞を走ることができます。

 FCVの充てん時間は3分以内に収まっていますが、水素の料金は、1タンクで5~6000円が妥当ではないかという意見はありますが、現時点では明確な金額は出ていません。テスラ独自規格急速充電器「スーパーチャージャー(下の写真の白い機器)」では、約20分でバッテリーの半分、約40分で80%の充電が可能で、スーパーチャージャーの使用料は無料

Supercharger
 FCVに燃料となる水素を充てんする水素ステーションは現在20カ所ほど。一方、テスラのスーパーチャージャーは現在のところ2カ所のみですが、
基本的には日本で使用できるすべてのプラグ形状にも対応するとして、100Vや200Vはもちろん、国内約2000カ所あるチャデモ方式の急速充電器にも対応するコネクターを標準装備しています。もちろんテスラは、今後スーパーチャージャー網を整備し拡大していく計画です。スーパーチャージャーの電源についても太陽光発電を順次導入・利用して行き、このネットワークが日本の電力グリッドのインフラ構築に大きく貢献するとしています。

 ということで、テスラの前ではFCVもかすんでしまいます。また、マスクCEOの発言も気になるところ。2~3年後にトヨタ・テスラ連合でなにか突拍子もないことが起きるかもしれませんね。XaCARレポーター・青山義明)

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