ホンダ燃料電池車コンセプトの進化?
11月17日、東京・青山のホンダ本社にあるHondaウエルカムプラザでは「水素社会に向けたホンダの取り組み」という説明会が行われました。この場では、ホンダの次期燃料電池車(FCV)のベースともいえるFCVコンセプトが登場しました。
ちょうど一年前にロサンゼルスで行なわれたLAオートショーに登場したFCEVコンセプトと、見た目の印象はほとんど変わらなかったのでちょっと比較をしてみました。下の写真上段が今回のもので、下段がLAで登場したモデルです。
ちなみにその名称。前回はFCEVコンセプトで、今回はFCVコンセプトへと変更となりましたね? FCEVとはフューエルセル(FC)を使用した電気自動車(EV)ということで付けられていたようですが、以前からFCVなのかFCEVなのかということで、いろいろあったようです。しかし、今回この件を聞いたところ、一般的に認知の高くなってきたFCVに統一していくことが混乱も避けられ良い選択なのでは、という判断のようです。
一年前はFCスタックをコンパクトにしてフロントに搭載する、といったことくらいしかわかりませんでしたが、今回の発表では、FCスタック以外にもいろいろなことがわかりました。
電圧制御ユニット、燃料電池スタック、モーター、減速ギヤユニットといった駆動ユニットをワンパッケージにしたものも公表されました。FCスタックには昇圧機(電圧コントロールユニット)と電動ターボ型コンプレッサという過給機が追加されていることがわかります。
さらに室内も見ることができました。リアシートはキッチリと3名乗車が可能です。ということで、乗車定員は5名、70MPaのタンク容量は公開されませんでしたが、充てん時間は3分程度、航続距離は700㎞以上となるようです。
ホンダのFCVは2015年度中の発売予定です。(XaCARレポーター・青山義明)
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