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2014年12月17日 (水)

このままでは日本の自動車メーカーは生き残って行けない!

「このままでは日本の自動車メーカーは生き残って行けない!」と危惧している水野和敏さん。現在の日本車の販売の状況を見ると、高級車と軽自動車や小型車ばかり。技術と手間をかけた少数の高級車と、消費財としての廉価なクルマ。この間の中間層のクルマをもう日本のメーカーは作れなくなっているというのです。

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 たしかに、この中間層(のセダンやハッチバック)は日本車ではなく欧州車に占領されている状況です。それは街を見ていればわかる通り、ですね。この中間層は今も昔も経営の核といえるゾーンであるのに、日本のメーカーは、そこから逃げてSUVだワンボックスだと開発しているのだといいます。さらにこの中間層のクルマに乗っているオーナー世代の高齢化にも警鐘を鳴らします。

 ハイブリッド車はどうでしょう? それについても水野節がさく裂します。エコが売りのクルマは優遇税制もあって、多くが飛びついた。だけどね、結局今、欧州車に乗り替えるための下取りに出てくるクルマはプリウスばかりだよ、と。クルマはエコだけではだめでクルマとしての魅力を持たせることが重要だと言います。

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 その答えが「スマホ」なのだといいます。スマートフォンです。スマホは、電話であり、カメラであり、パソコンとなっているわけですが、それぞれの機能が多少悪くてもしょうがない、とは誰も言ってくれない。だれもが絶対的な性能を求めており、それに応えられる商品だけが生き残っていきます。マルチ機能化して高性能化しているわけです。

 これと同じでクルマの世界でも、マルチ機能化したクロスオーバー車が求められています(これは一例だけれども、というコーション付です)。クルマに新しいモノを、という要求が付きつけられるようなマーケットの変革により自動車メーカーにとっては厳しい時代となってくる、のだそうです。

 その答えは、これから水野さんが作るクルマにあるのでしょう。そういえば、あのクルマもマルチ云々って言ってましたねぇ。

 ざっとかいつまんで(それでも3回に分けて!!)発表会での水野さんの話をここにアップしてみました。水野さんの頭の中には、もっと壮大なものがあるのかもしれません。また、追いかけていっていろんな話を聞かせてもらえたらいいなぁ、と思ってます。

 仙台ハイランドがなくなった今、その開発の現場は大分のオートポリスになるようです。場内の取り付け道路などを使えば荒れた路面等のテストもできるということです。九州ならば、台湾からも近いですから、テストもやりやすいといえますね。

 最後に、この華創日本(神奈川県厚木市が本拠)では、試作車両開発コーディネートエンジニア、メーカー開発コーディネートエンジニア、車両現地実験コーディネートエンジニアといった開発のスタッフを募集しているそうです。会社の規模的には10名ほどいれば十分だということです。華創日本は台湾からのスタッフを入れるのではなく、日本人で構成するようですよ。

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