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2015年1月12日 (月)

トヨタの燃料電池車の特許無償開放で得をするのは?

 アメリカ・ラスベガスで開催された2015コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)での大きなニュースといえば、トヨタが燃料電池車(FCV)関連の特許の実施権を無償提供するというニュースですね。

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 無償提供する特許実施権の対象は、燃料電池スタック関連で約1970件、高圧水素タンクで約290件、燃料電池システム制御で約3350件といった件数は出てきているのですが、その詳細についてはリリースの発表がないので、具体的なところがわからない、ということもあるのですが、気になる点がいくつかあります。

 さまざまなサイトを見ていると、これでFCVの開発が進み、多くの自動車メーカーがFCVに参入する、といった内容の話が出てきています。果たして実際はどうなのでしょうか?
 特許実施権については、販売する段階でかかってくるものです。開発のタイミングではどれだけ他者の特許を使用していても問題はありません。開発ですからね。ですからFCVの開発が進む、という話自体はおかしい、ということになります。

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 特許実施権が開放されることで特許料を支払わずに車両が発売できる、となれば確かにそうなるのでしょうが、これらの特許を使用してFCVの製造・販売をする場合、2020年末までを期限として特許実施権を無償とする、という有効期限があります。

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 つまり今からすぐに車両を開発して5年で売り切ってしまえば、そのメーカーにとってこのトヨタの無償開放は非常に有用といえますね。でもさすがに今まで表立ってFCVの発売を公言していないメーカーがすぐに参入できるか、という点においては難しいのではないか、と思うわけです。

 さて、そうなると、この「特許実施権無償」で得をするのは、どこなのだろう? まもなくFCVを発売するホンダ? FCVの市販車販売に若干遅れをとっている日産? どちらもないような気がするんですがどうでしょう? 5年で車両作って売りきって販売終了しちゃう中国メーカーとか出現したりするかもね。(XaCARレポーター・青山義明)

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