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2015年3月 9日 (月)

「タマゴかニワトリか」から「花とミツバチ」へ

 商用水素ステーションの開設が相次いでいます。水素ステーションは燃料電池車(FCV)の燃料となる水素を車両に充てんする施設のことですね。エネオスブランドのサービスステーションを展開するJX日鉱日石エネルギーが、毎週のように水素ステーションを矢継ぎ早に開所しているのです。

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 昨年末の海老名中央水素ステーションの商用転用を皮切りに2014年度中に11カ所をオープンする計画です。海老名中央のように既存のステーションの商用転用もありますが、3カ月で11カ所というのは異例の速さ、と言えるでしょう。さらにJXでは2015年度中に40カ所の水素ステーションを稼働させる計画です。

 しばらく前は「クルマを作っても水素を充てんする場所がなければFCVは普及しない」とか「水素ステーションを作っても1日に一台も水素を入れに来なければ大赤字」という話が良く聞かれたものです。まさに「タマゴが先か? ニワトリが先か?」という比喩の通りです。

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 そのため、2011年1月、自動車メーカーと水素供給事業者による民間13社が共同で、「燃料電池自動車の国内市場導入と水素供給インフラ整備に関する共同声明」を発出しました。その声明には2015年にFCVの市販車を登場させることと、国内100カ所ほど水素ステーションを作るということが書き込まれていました。ちなみに、その共同声明を出した13社とは、トヨタ自動車、日産自動車、本田技研工業、JX日鉱日石エネルギー、出光興産、岩谷産業、大阪ガス、コスモ石油、西部ガス、昭和シェル石油、大陽日酸、東京ガス、東邦ガスです。

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 そのロードマップに示された2015年です。トヨタからはFCVのMIRAIが登場し、間もなくホンダもFCVを市販するでしょう。一方の水素ステーションの数はまだ100カ所には程遠い状態ではあります。

 しかし、今回のJX日鉱日石エネルギーの攻勢ぶりを見ていると、インフラ整備も心配する必要はないかな、と正直感じます。この日の開所式では、来賓の一人からも、お互いがWin-Winの関係で助け合いながら水素社会をつくっていく「花とミツバチ」の関係で、という話が出ました。現在、水素関係者の中では、この「花とミツバチ」の例えが度々登場しています。花畑が増えれば、ミツバチもより活発に動き回って蜜を集め、その数も増えていく、ということですね。関係者がこの言葉に託す想いは強い、と感じます。(XaCARレポーター・青山義明)

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