« 【誰も書かないパイクスピーク2015考察】安全対策は十分なのか? | トップページ | 【誰も書かないパイクスピーク2015考察】パイクスピークはプロモーションに最適? »

2015年7月22日 (水)

日産九州刈田工場が累計生産台数1500万台突破

 作家五木寛之の出世作となった小説「青春の門」。手には鶴橋、ヘルメットに付いた懐中電灯の明かりを頼りに地底の奥深くを掘り進む。若い炭鉱夫と幼ななじみや周囲の人間を描いた大作だ。人間が生き抜く中で襲いかかってくる苦難と、その荒波を乗り越える強さを表現した大作だ。舞台になったのは福岡の筑豊にある炭鉱の街である。

 石炭は「黒いダイヤモンド」として、日本の産業革命の大事なエネルギーとされた。しかしエネルギー源としては短命で、すぐに世界中のエネルギー資源は石油に取って代わった。九州の産炭は北海道と肩を並べるほどだったが、石炭が採掘された炭鉱産業はあっという間に廃れ、相次ぐ閉山は九州の産業としても大打撃となった。

01

 そこで九州は炭鉱などの素材産業から高度加工型産業へ転換を図り、九州への工場の招致活動を活発化させていた。その招致に応えるように日産が福岡県京都郡苅田町に工場進出を決めたのだ。1975年4月に日産自動車九州工場はエンジン工場として操業開始。翌76年12月にはダットサントラック620型の生産を開始した。

 

02

日産九州工場で初の生産車となったのが、このダットサントラック620型。以降サファリや、爆発的人気となったS13シルビアなどを生産、来年からは北米向けローグを補完生産し、年産10万台規模の生産体制になる

 以来、40年にわたり九州工場は増強を重ね、隣接する専用の外航埠頭も開港するなどワールドワイドに展開。ついにこの度、九州工場が総生産台数として延べ1500万台を突破するに至った。

00

 エクストレイルHybridのバッテリーはおよそ75kgと重いため、ロボットアームに持ち上げてもらい人間の負担を軽減。これでラインにハイブリッド用シャシーが流れてきても、スムーズに作業できる。

03

九州工場操業40周年と累計生産台数1500万台突破、そしてエクストレイルHybridのラインオフ式を兼ねた祝賀会。向かって左から日産自動車九州の松本社長、日産自動車の西川(さいかわ)CCO、福岡県の小川知事、日産自動車の松元副社長

04

      前列中央やや右側の白い服は日産自動車で日本市場の営業トップの星野専務執行役員

05

 部品調達は九州地区はもちろんのこと、近畿地区と同じくらいの距離となる韓国釜山などからも仕入れている。そのため博多港と釜山をフェリーでそのまま行き来できるように、韓国のナンバープレート(左の黄色)と日本のナンバープレートを二枚装着。釜山を夜の八時に出て朝の八時には博多港に入港する。

 祝賀会の日は外航用埠頭に、2500台収容可能な大型船が2隻付けており、次から次へと日産車が船に飲み込まれるように積載されていた。(編集部・山本亨)

|

« 【誰も書かないパイクスピーク2015考察】安全対策は十分なのか? | トップページ | 【誰も書かないパイクスピーク2015考察】パイクスピークはプロモーションに最適? »

イベント&レース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1468227/60776319

この記事へのトラックバック一覧です: 日産九州刈田工場が累計生産台数1500万台突破:

« 【誰も書かないパイクスピーク2015考察】安全対策は十分なのか? | トップページ | 【誰も書かないパイクスピーク2015考察】パイクスピークはプロモーションに最適? »