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2016年6月

2016年6月30日 (木)

【パイクスピーク’16】ゴールまでの長い道のり

 パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムの表彰式が、決勝翌日となる6月27日に行なわれました。もちろん各クラスでのトップ3の表彰、ルーキー賞などが行なわれます。この中では、ドナー賞というコンペティティブな精神と忍耐力を称える賞が授与されます。

Donneraward
 今年のドナー賞の受賞者であるカシュ・シン選手は赤旗を持って登壇しました。シン選手は、タイムアタック部門タイムアタック2クラス(市販車無改造クラス)に2016年式のフォード・マスタング(ゼッケン78)で参戦しました。

 シン選手の出走は最後半、4輪全63台のうちの59番目。後ろから5番目という順番です。時折中断はあったものの4輪の決勝も途中までは順調でした。しかし、このシン選手の頃になると、いろいろなことが起こって、赤旗が何度も出されました。

 そのあおりを受けて、なんとシン選手は、実に4回もアタックを中断することになりました。

 前車がスタートして1~2分で次のクルマがスタートします。そのため、前を走る車両がリタイアなどをすると、後ろでアタックをしていた車両はいったんアタックをストップし、スタートラインまで戻るわけです。シン選手はこのアタックを5回仕切りなおさねばならなかったわけです。

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 そしてついに5回目のアタック。しかし、今度は天候悪化でゴールまでやってこれなかった、という不運極まった選手だったのです。そんな彼のチャレンジ精神を称えてドナー賞が贈られました。受賞後、彼がコメントしたひと言は「Oh my god !」でした。

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2016年6月29日 (水)

ドリフトマッスル第3戦は今週末開催!

 7月2日(土)と3日(日)の2日間、ドリフトマッスルの2016年シーズン第3戦が宮城県スポーツランドSUGO西コースにて、開催となる。

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 全5戦で行なわれる今シーズンのドリフトマッスルもこの菅生戦で折り返しを迎える。開幕戦は箕輪慎治選手、第2戦は川畑真人選手が優勝。殴り込みをかけてきたD1勢を迎え撃つスーパーマッスルクラスの2年連続チャンプである藤野秀之選手(#1 WISTERIA シルビア)にとっては厳しい戦いが続いている。

 それでもポイントランキングトップにたどり着いた藤野選手に対し、技術だけでなく速さも身に着けてきた成長株の前田 翼選手(#74 バーダルオデエイティー)が1ポイント差で追いかけている状態。

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 前田選手にとってはここで勝って一気に蹴りをつけたいところだろう。また、現在ランキング3位、前戦では前日にマシンをクラッシュさせてしまって、マシンをだましだましで操りながらそれでも3位に入賞したドリフト侍選手(#9 BN GRID TSP FD)にも期待したい。

 スケジュールは7月2日(土)が
   マッスルクラス予選単走・決勝追走トーナメント
   スーパーマッスル・チャレンジクラス スポーツ走行
   スーパーマッスルクラスドリフト同乗走行(予定)
    ※状況により開催されない場合があります

 そして7月3日(日)が
   スーパーマッスルクラス公式練習・公式予選・決勝追走トーナメント
   マッスルチャレンジクラス練習走行・決勝単走2本

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 スーパーマッスルドライバーによるサイン会、土屋圭市さんのトークショーも開催が予定されている。入場料は各日とも1500円(高校生以下は無料・駐車料金無料)。ぜひ見に行こう!

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2016年6月28日 (火)

【パイクスピーク’16】日本人選手の活躍

 100周年の記念大会となったパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム2016。今回も、この大会に4輪3台3名、2輪3台4名の日本人選手が出場しました。

Yamano
 その日本人選手の中でトップとなったのは、山野哲也選手。こちらは本田技術研究所が車両の技術開発の一環として制作している開発車両(#260 4-Motor EV Concept)でEV改造クラスに参戦。8分にわずかに届かず、9分6秒015で総合3位(クラス2位)を獲得しました。

Tajima
 ゼッケン1をつけるモンスター田嶋こと田嶋伸博選手(#1 Tajima Rimac E-Runner Concept_One)。こちらはバッテリーのトラブルで狙っていたタイムは全く届かず、の9分51秒978で総合5位(クラス3位)。

Kishimoto
 昨年、改造電動バイククラスで優勝した岸本ヨシヒロ選手(#39 KOMMIT EVT ZERO FXS)は、今年はアメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)など4か国の大学のEVチームとの共同チームを結成してこれに臨み、11分10秒480 で総合39位(電動バイククラス2位)を獲得。

Itami
 前々夜からの腹痛のまま、レースに出場した2輪ジャーナリストの伊丹孝裕選手(#76 HUSQVARNA 701 Supermoto)はミドルウエイトクラスに参戦。11分25秒566、総合50位(クラス5位)と、無事に頂上まで上がってきたものの、ダウン。レー ス終了後救急車で搬送されました。

Watanabe
 パイクスピーク参戦4年目となる渡辺正人選手はレーシングサイドカークラスへ参戦(パッセンジャーは大関政広選手/#66 KUMANO Motorsport LCR-GSX-R1000)。マシントラブルで練習走行3日をフイにし、ぶっつけ本番状態だったものの、総合61位(クラス2位)となる11分38秒472。

Nutahara
 トヨタ86をベースにしたコンセプトモデル「TRD 14R-60」でタイムアタック部門タイムアタック2(市販車)クラスに参戦の奴田原文雄選手。タイムは12分33秒139で、総合70位(クラス5位)という結果に終わっています。

(XaCARレポーター・青山義明)

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【パイクスピーク’16】今までと全く異なる環境の中、それでも好タイム続出!

 昨年はついに電気自動車(EV)が、このイパイクスで初めて総合優勝を果たしたわけですが、ガソリンエンジン車とEVの頂上対決、ともいえる今年のパイクスです。

 今年も、EV改造クラスでは、予選タイムは3分36秒410でリース・ミレン選手がクラストップと速かったのですが、ホンダの2リッターエンジンを搭載した超軽量マシンで、アンリミテッド・クラスに出場しているロメイン・デュマ選手が、それを上回るタイム(3分34秒552)でポールポジションを獲得しています。

 予選が行なわれたのは、パイクスピークのボトムセクションと言われる一番標高の低い場所。決勝レースはさらに標高の高いところまでを走行するため、空気が薄くなり、内燃機関車にとっては不利。これがどのくらいの差になり、最終的にどちらが勝つのか、というところが注目されました。

Ppihc2016final
 そして決勝日。前夜からの雨で、トップセクションではコースに積雪があるという状況。雨が降れば、路面には砂が流れ込み、ボトムセクションでも非常に滑りやすい路面となっていました。そのため、赤旗が何度も出され、非常に長いレースデーとなりました。

Ppihc2016final2
 それでも、多少は路面状況が改善されてきた午前11時過ぎ、4輪の出走トップで、ロメイン・デュマ選手が頂上へ上がってきました。そのタイムは、8分51秒445。なんと、2013年にセバスチャン・ローブが出して以来の8分台に入りました。

Ppihc2016final3
 続いてやってきたリース・ミレン選手も、ついに8分台に入りました。しかし、デュマ選手ににわずかに及ばず8分57秒118、でした。

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 今年のパイクスピークでのEVvsガソリン車の対決は、ガソリン車に軍配が上がりました。来年はどうなるのでしょうか? 楽しみですね。

(XaCARレポーター・青山義明)

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2016年6月27日 (月)

【パイクスピーク’16】山内一典さんパイクスピーク完走?

 パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムの決勝レース前には、レーススタートを告げるため、参戦車両の前にコースを走るペースカーという存在があります。

 昨年に引き続き、今年もペースカーには、昨年に引き続いてアキュラNSXが採用されています。ドライブするのは、グランツーリスモ・シリーズでおなじみのポリフォニー・デジタルを率いる山内一典さんです。

Yamauchippihc
 実は、この数日前にアリ・バタネンさんに会うことがあって「とにかく楽しめ」とアドバイスを受けたようです。

 無事に走行を終えて「非常にバンピーでウエット路面とコンディションは激しかったけれどクルマはすごくよかった」とNSXの感想。そして「このコースを初めて走ってみて、大小さまざまなコーナー、そこに標高が上がっていくという、世界中のどのコースとも違って非常にチャレンジングなコースだと思いました」とコメント。

Yamauchippihc2
 ニュル24時間レースに続いてパイクスピークへ参戦する、という計画。早ければ2015年には参戦するのか、と思われていたわけですが、非常に忙しい様子でなかなか実現できていません。この日もペースカードライバーとしてパイクスピークの頂上までやってきましたが、レースを少し見て、そのかっこうのまま電車で山を下りてしまいました。本当に忙しい様子。

 今回はペースカーのドライバー、ということでしたが、早く山内さんの参戦を見たいものです。

(XaCARレポーター・青山義明)

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2016年6月26日 (日)

【パイクスピーク’16】今年も快晴の決勝日

 パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム2016の決勝日です。

Startline
 毎年、朝4時のバスに揺られてパイクス山頂に向かっていますが、快晴です。ただ、山頂付近はなんと凍っています。いま、除雪作業が行なわれています。ただ、スタート時間(現地時間午前8時=日本時間25日23時)は少し遅れるだろうとアナウンスされています。

Finishline
 また、恒例の午後には天候が荒れるパターンも考えられます。この後の天候が気になるます。観客はいつも以上に入っている様子ですね。さすが100周年の記念大会ですね。

Devilsplayground
 これまたパイクスピーク好例と言いますか、出走オーダーが今年も変わっています。昨年は2輪部門が2つに分けられ、2輪パート1、4輪、2輪パート2という順番で決勝レースをスタートさせたわけですが、今回は2輪、そして4輪というこれまで通りの出走順に戻りました。

 4輪の出走順は、昨年と同じ予選のタイム順で出走となりました。ボトムセクションで一番速いタイムを出した者から決勝を走ります。

 注目の4輪トップバッターは、2014年の覇者で先日のル・マン24時間レースでも優勝したロメイン・デュマ選手。続く2番手には昨年のEVで初めて総合優勝をしたリース・ミレン選手です。本田技術研究所チームで参戦の山野哲也選手がこれに続きます。

 さて誰が一番早いタイムで上がってくるのでしょうか?

(XaCARレポーター・青山義明)

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2016年6月24日 (金)

パイクスピークに、ついにモデルS登場!

 100周年の記念大会となるパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム2016が現地時間6月28日に決勝を迎えます。

 今回のパイクスでは、出走台数が100台と削られており、電気自動車のクラスは、改造クラスに4台、市販車クラスには1台のみが参戦となります。

Tesla_s_p90d
 その一台だけの市販EVとして登場したのが、テスラ モデルS P90Dです。モデルSのレースシーンを見ることはあまりないので、貴重なシーンだと思いますが、なにしろクラスで一台だけなので、比較のしようがありません。

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 車室内をのぞいてみると、内装ははがされており、ロールケージが張り巡らされている、いかにもレースマシンのようにも見えますが、17インチのタッチパネルは健在。なんだか不思議な感じです。

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 パフォーマンスモデルなので、もちろんエアサスです。日曜日の決勝結果が気になります。パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムの模様は、WEB CARTOPでレポート中!

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2016年6月22日 (水)

気になる中国EV事情をチェック その2

 前回に引き続いて、中国のEV事情視察レポートです。

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 やはりEVといえば、充電環境が気になるところだと思います。今回は、北京市郊外の懐柔地区というところを訪れてみました。この懐柔地区は、タクシー、そして一部路線バスもEV化されており、まさにEV先進地区です。

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 この地区のショッピングセンターの駐車場には直流の急速充電器が設置されていました。驚いたことに、その数は6台。日本国内でも急速充電器が2台以上並んでいるところなんて見たことがありません。一気に作ってしまったほうが工事費も割安でしょうし、これこそEVの普及化に重要な仕組みかもしれません。急速充電プラグを見るとわかる通り、中国の急速充電は、日本のチャデモとも欧米のコンボとも異なる規格ですね。

Chinaev04
 ただ、せっかく充電器は用意されているのに、まだサービスが始まっていません。なぜ止まっているのかわかりませんが、始まってしまえば、EV化が一気に進められるという環境は整いつつある、という感じですね。

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2016年6月21日 (火)

気になる中国EV事情をチェック

 北京へ取材に行ってきました。今回の取材の目的は、中国のEV事情。大きな国なので、すべてがそうというわけではないのですが、北京周辺のEVおよびインフラなどの様子を探ってきました。

Chinaev01
 到着した北京市内。PM2.5が叫ばれているわけですが、実際に街へ行ってみると、青空が広がり、首都であることを考えれば逆に空気がきれいなのではないかと思うほど。北京オリンピックを前に、多くの工場が閉鎖されたり、練炭などの暖房を使わない時期であるという季節的なもことも要因としてあるようです。

Chinaev02
 モータリゼーションが一気に進んだことからか、新しいクルマ、そしてそして高級車が非常に多いです。テスラ モデルSは毎日見かけるほど街中を普通に走っています。

 EV優遇策としては、中央政府・地方政府からの補助金。そしてナンバープレートの発行(内燃機関車両とは別の発行枠となっている)という程度ですが、その施策はそれなりの成功を収めていると感じることができました(ちなみに海外製のEVについては、この優遇策は受けていないようです)。

 中国国内にはEVメーカーが数多く存在していますが、その車両性能も年々向上している、ということで、今回はミニサーキットを貸し切っての中国製最新EV6台の試乗も行なっています。試乗を担当するのはレースでも活躍した中谷明彦さん。中谷さんの分析レポートは、ちょっと先になりますが、CARトップ9月号(7月26日発売)で掲載予定。ぜひチェックを。

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2016年6月20日 (月)

ロードスター10万台記念車に描かれたサインの数々

 5月29日に、長野県にある軽井沢プリンスホテルのプリンス・スキー場駐車場で、マツダ・ロードスターが集結する「軽井沢ミーティング2016」が開催された。

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 この、1300台を超えるロードスターが集まった軽井沢ミーティング2016には、ロードスター累計生産100万台達成記念車も登場した。この記念車は、マツダ・ロードスターの生産累計100万台を記念に用意された1台で、ボディ外板部に、オーナーたちが署名するというもの。

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 5月3日の広島フラワーフェス ティバルを皮切りに世界10か国以上のファンイベントなどを回るワールドツアーを敢行。軽井沢ミーティングでの署名の後、イギリスにわたり、そこから欧州、北米、そ してオーストラリアも回ることになる。

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 このボディ外板には、細かな仕切りが設けられており、それぞれのイベントごとに署名スペースが区切られている。もちろん軽井沢ミーティングの来場者たちも署名。その行列は終日絶えることはなかった。

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 この記念車には、開発スタッフも署名を入れている。ただし、開発者たちは、ボディ外板というわけにはいかず、別の場所、つまりボディの裏側などに書き込まれていた。

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 だが、その書き込む場所は、さまざま。自身が担当した場所であったりするそうだ。例えば、足回り担当者はやはりそういった場所に書き込むわけで、下からのぞき込まなければ見られない場所だったりもする。

Roadster05
 他にもこんな場所も! すり減って名前が消えてしまわないか心配にもなる。

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2016年6月17日 (金)

この時期なので土屋圭市のル・マンをもう1度

 今週末はフランスでル・マン24時間レースが開催されます。FIA世界耐久選手権(WEC)2016年シリーズの第3戦となる、第84回ル・マン24時間レースの予選はすでに始まっており、ポルシェが18度目のポールポジションを919ハイブリッドで獲得しました。

 

 WEB CARTOPには、懐かしいル・マンでの土屋さんと中谷明彦さん、高橋国光さん、渾身の走りの写真、さらにはエピソードなどが載っています。
Keiichi

 

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2016年6月15日 (水)

F1 RACING日本版「マクラーレンF1参戦50周年記念号」絶賛発売中!!

 世界で唯一、FOM(Formula One Management Ltd: F1の権利管理会社)公認のF1雑誌として、最も多くの国々で発行・発売されているF1専門誌、それがF1 RACINGだ!!

 今号のF1 RACINGでは、名門マクラーレンのF1参戦50周年を記念し、復活したマクラーレン・ホンダに至るまでのヒストリーや裏話を徹底取材。いつもは長時間のインタビューを嫌うマクラーレンのロン・デニス代表も、今回の特集には積極的に協力してくれました。その勝利への哲学は、現代のビジネス・パーソンも必読です。また、マクラーレンが輩出した7人のF1世界チャンピオンを、最もよく知る当時のチームメイトに直接取材。最大のライバルへの尊敬と、男としての嫉妬心が伝わってくる記事となっています。
Mc_tabira

 

 モナコGPといえば、F1の頂上決戦イベントです。今号ではモナコGP速報を含む、大特集を展開。伝統のモンテカルロ市街地コースを、モナコ在住のニコ・ロズベルグが愛車で解説など、充実した企画が満載です。
Kubota

 

 さらに増ページ、充実企画の本号では、セナを超える天才かと絶賛される18歳最年少F1ウィナー、マックス・フェルスタッペンを徹底取材。その生い立ちやドライビングテクニックを解説します。また日本の高校生たちがマックスに続けとばかり鎬を削るFIA-F4日本シリーズにもスポットを当ててみました。
Parade

 

そして最後に伝説の元F1ドライバー、タキ井上(井上隆智穂)の「2016年F1前半戦ぶった斬り!」を前半戦データと共に掲載。F1ファンなら必読の大人気毒舌コラムです。話題満載のF1 RACING日本版Summer号を、ぜひお楽しみください!!

 

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《編集長裏話》
2012年、モナコGPで元世界チャンピオンのミカ・ハッキネンとパドックでツーショット。この年、私は17歳の日本人ドライバーと共にサポートイベントのGP3に参戦中で、そんな自分を見つけたミカから声をかけられた時の写真です。当時は自分がマネジメントしていた日本人ドライバーが18歳で最年少F1世界チャンピオンになることを夢見て、長年勤めた出版社を辞めてそのドライバーとふたりでイギリスのアパートに住み、人生賭けて戦っていた時代です。
あれから4年、当時の彼のライバルだったダニール・クビアト、カルロス・サインツJR 、フェリッペ・ナスル、ケビン・マグヌッセンは現在もF1ドライバーとしてシートを得て活躍中。その後輩にあたるマックス・フェルスタッペンが史上最年少優勝記録を更新しました。結果的には敗北感を味わったわけですが、いまとなっては辛かった日々も、いい思い出です。彼らとF1のパドックで出会った時も、懐かしい再会を楽しめました。今は再び彼らのF1での活躍を願いながら、F1 RACING誌で世界にそれを広めている自分です。(F1 RACING日本版編集長 町田英明)

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2016年6月14日 (火)

水素だけでなく、水も積んだ燃料電池車

愛知県にあるスパ西浦モーターパークで6月12日に開催された全日本電気自動車グランプリ(JEVRA)シリーズ第2戦には、国沢光宏選手が参戦しました。JEVRAシリーズの国沢選手といえば、これまでに三菱i-MiEVやホンダ・フィットEV、そして自身の日産リーフでと何度も参戦してきているわけですが、今回は燃料電池車トヨタMIRAIでの参戦となります。

Kunisawa
 国沢さんが持ち込んだMIRAIというのが、ラリー仕様で、ドイツのERCで0号車として、そして国内では新城ラリーへの参戦もしている、まさに本物。しかし以前から発熱量が大きく、その熱のために制御モードに突入してしまって戦闘能力を発揮できないという症状に悩まされていたようです。

Kunisawa2
 その対策のために、リアシートに水タンクを積み、この水でラジエータを冷やしながらの走行をしたようですが、やはり制御モードに入ってしまってスピードを抑えざるを得なくなり、結果総合3位、燃料電池車クラス2位となりました。

Kunisawa3
 観戦に来ていたトヨタMIRAIの開発責任者である田中主査は「ドイツのERCで装着したスピーカーを装着したままで、それがラジエターをふさいだことが原因かもしれません。今回は計測器を載せてデータを取らせてもらったので、 帰って解析してみます」とのこと。ただ、制御モードに入る前のラップタイムは非常に良かったということで、この熱対策をクリアできれば総合優勝も狙える、と国沢選手も自信を見せていました。

 続くJEVRAシリーズ第3戦は、7月31日、栃木県にあるツインリンクもてぎで開催予定です。

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2016年6月10日 (金)

新型86&BRZはどこが進化したのか

 6月10日はXaCAR86&BRZマガジンの発売日です。XaCAR86&BRZマガジンも今回で12号めを迎えることができました。そしてXaCAR編集部の86もついに10万㎞の大台を達成しました!

 今月の主な内容をお知らせしましょう。これ以外にも、モータースポーツ情報満載ですよ。じっくり読んでくださいね。

■日本仕様も間もなく登場 初のビッグマイナーチェンジ
『KOUKI』と呼んでほしいNEW 86
NEW BRZには新グレード「GT」登場

 

Photo
■もっと知りたい86 GRMN
インプレッション(土屋圭市/橋本洋平)
86GRMNはトヨタ製、トヨタの製造ラインで86が流れる

■人はなぜ86&BRZを愛するのか・オーナー大特集

■GTドライバーの86&BRZ 井口卓人BRZ

■このクルマだからこそ楽しめる、とびっきり極上ドライブ
箱根/群馬・太田/榛名山/群馬・渋川/静岡

■長く乗り続けるために知っておきたいCOOLING MANUAL 2016夏
冷却にまつわる素朴な疑問

■開発責任者が語る特別な86=GRMNのエピソード
トヨタ自動車スポーツ車両統括部 野々村真人さん

 

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EV用シームレス変速機、詳しくは1年後?

「人とくるまのテクノロジー展2016(パシフィコ横浜/5月25日~27日)」で4速シームレス変速機を展示していたのが協和合金。軽自動車からトラックまでマニュアルトランスミッションのシンクロナイザーの設計・実験・製造を行なう。日本以外にフランス、インド、中国、インドネシアの海外4拠点で生産をする会社だ。

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 そのシンクロナイザーの技術を活用したEV用の4速シームレス変速機を展示していた。EVの効率をもっと求めていくと変速機が必要という結論に至っての開発だという。では、この変速機、実際にどのような機構でシームレス変速を行なっているのか、については現在非公開。特許取得中だから、というのがその理由だ。

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 特許が取れたら公開します、ということで、次回の「人とくるまのテクノロジー展2017」でぜひ、とのこと。気になります。

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2016年6月 9日 (木)

浅間ヒルクライムへはEV充電トラックもやってきた

 

浅間ヒルクライム2016(5月28-29日・長野県高峰高原 高峰チェリーパークライン)にやってきた、EV急速充電器搭載トラックであるEV用移動急速充電車。東洋電産がJEVRA(日本電気自動車レース協会)シリーズのサーキットに持ち込んでいるあのトラックがやってきた。その荷台には菊水電子のチャデモの急速充電器が搭載され、EVの充電に活躍する、あれだ。

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 浅間ヒルクライムの出場車両で埋め尽くされた高峰高原駐車場には、日産リーフNISMO RCやテスラ モデルS、横浜ゴムが持ち込んだAERO-Yと電気自動車がそこここにいるわけだが(さすがに一般観戦者の中にいたかどうかは不明)、この東洋電産のトラックが横付けしたのは、GLMのピットだった。

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 GLMのトミーカイラZZ EVも、この浅間ヒルクライムには以前も出場しており、今回も一台が出走、そしてピットには展示車1台という2台体制で会場入りしていた。ヒルクライムを走行する51のゼッケンをつけた車両(赤いほうのZZ)に充電をしていた。

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 トミーカイラZZは、ライトウェイトフレームとFRPカウルで850kgの車重を達成し、最高出力225 kW(305ps)、最大トルク415N・m(42.3 kg・m)を発揮するモーターを搭載。0-100km/h加速は3.9秒を実現するが、電子制御を廃した、ワイルドでピュアなEVスポーツカーである。

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 2015年12月に量産体制に入ったとはいえ、なかなか普段見ることのできないクルマだけに、来場者にはよい機会となったに違いない。

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2016年6月 8日 (水)

電気自動車レース、初の中部地方で開催!

 全日本電気自動車グランプリ(JEVRA)シリーズの第2戦が、今週末に開催となる。今回は、7シーズン目にして初めて中部地方での開催となる。

 6月12日(日)、レース距離50㎞で争われる電気自動車だけのレースの舞台は、愛知県・スパ西浦モーターパーク。今回はこのスパ西浦のコース32周で争われる。

6thbattle
 今回は、前回同様、燃料電池車(EV-F)クラスに2台のトヨタMIRAIが登場。2名の初参戦者を迎えて開催される。BMW i3(EV-2クラス)2台と日産リーフ(EV-3クラス)が3台、三菱i-MiEVが2台参戦。またトヨタFT86EV(EV-Cクラス)以下3台のコンバートEVも参戦する。

 詳しくはJEVRAホームページまで。入場料は\550/名(駐車料は550円/台)となる。

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2016年6月 7日 (火)

テスラ モデルS、外観を大きく変更

 テスラのプレミアムEVセダンであるテスラ モデルSが初めて外観の変更を受けた。モデルSと言えばこれまでオートパイロット用のカメラおよびセンサー類が追加で装着されたり、もともとはシングルモーターだったものがデュアルモーターの4輪駆動モデルが追加されたり、と2012年の登場から進化を続けている。

Tesla1
 今回変更を受けたのは大きく3か所。フロントフェイス、サイドシル、そしてリアディフューザーだ。またLEDヘッドライトも採用している。

Tesla3
 もともとグリルのないフロントフェイスではあるものの、グリル風にブラックフィニッシュを施されていたため、違和感はなかったのだが、今回そのブラックフィニッシュされた部分を排除。よりEVらしさが際立った形状に変更となったといえる。

Tesla2
 これまで発表されていたのでわかっているのだが、実物を見ても、やはり違和感をぬぐえない。2~3年もすれば見慣れてくるのであろうか・・・。

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2016年6月 6日 (月)

台車にも! 台車こそ? 自動運転!!

 今年3月、神奈川県藤沢市で実証実験を行なったロボットタクシーの自動運転タクシー車と同じもの(トヨタエスティマをベースとしたRoboCar MiniVan)を、「人とくるまのテクノロジー展2016(5月25日~27日・パシフィコ横浜)」に出展していたZMPのブースには、自動運転開発用の技術・製品などが並んでいた。

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 その中で、ひとつ気になるものを発見。それが台車。正式名称は、物流支援ロボット「CarriRo(キャリロ)」。ただの台車のように見えるが、デザインは東京藝術大学の長濱雅彦教授が監修している(!)という。

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 物流の現場での利用が見込まれる台車ロボット。そのシステムにはZMPのロボと技術を採用し(ハンドルバーにはステレオカメラ!)ており、2014年に発表されているものだ。ジョイスティックで操作するだけで力を入れなくても動かすことのできるドライブモード、そして作業者や、親機となる台車の後を追いかけるかるがもモードなどを装備。さらに自立移動なども現在開発中という。6月末から出荷開始ということだ。

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2016年6月 3日 (金)

チンクエチェント=モンスターマシン!

 オリジナルのFIAT500チンクエチェント。しかし、舐めてかかると恐ろしい、というモンスターマシン「ZIPSPEED FIAT500改」が今年も浅間ヒルクライムで元気な走りを披露していた。

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 チンクエチェントをベースにしている。形こそチンクであるものの、搭載するエンジンは1.6LのホンダZCエンジン。ホンダCR-Xに使用されていたものを使っているようだ。「この当時のツインカムエンジンは気持ちよく回るからね」とオーナーさん。もちろんリアに搭載しているものの、エンジンは車室内にも侵入しておりリアシートは取り払われ、2名乗車仕様となっている。

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 そして室内を見るとわかる通り、ボディはパイプフレームで作り直している。イメージはノーマルのままに見えるように残しながら、ドリフトもできるFIAT500となっている。

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 ZIP SPEEDというショップで十数台製作されたうちの一台(そのいずれもが仕様が異なっているらしい)。チンクのルックスを楽しみたい、という向きにはちょっとハードだが、これだったらドライブも楽しそうだ。

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 まさにあのアニメーション映画に出てきたそれを彷彿とさせるホットな一台。ちなみに箱根でノーマルのロードスターくらいならカモれる、そうだ。

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2016年6月 2日 (木)

謎の電動バイクも登場する人とくるまのテクノロジー展

 英国に本拠を置くサイエッタ(イタリア語で落雷を意味する)グループが「人とくるまのテクノロジー展2016」の英国パビリオンブースで出展した。

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 そのグループ傘下のサイエッタ・モーターサイクルのサイエッタNGS(ネクスト・ジェネレーション・サイエッタの頭文字をとっている)がこの会場でお披露目された。

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 3Dプリンター技術を活用した超軽量の電動スーパーバイクである。フロントはダブルウィッシュボーン式のサスペンションを採用し、シート下にモーター(このモーターはすでにEVバイクレースでの実績があるものだという)を1基搭載。

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 ボディフロント側にバッテリーが収納されている様子(カーボンのバッテリーコンパートメントに隠されている)。リアエンドにチャデモタイプの急速充電口が用意されているようだ。

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 スペックも明らかにされていないため、詳細は不明なことだらけだが、2017年末までに100台の5万ユーロほどで販売されるという。

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2016年6月 1日 (水)

来年のパイクスピーク参戦マシンが、早くも登場!

 レーシングサイドカーで、パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに参戦を続けている渡辺正人選手が、5月28日・29日に長野県にある高峰チェリーパークラインで開催された「浅間ヒルクライム2016」へ出走した。

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 渡辺選手は、マン島TTレースにも出場経験をもち、世界ランキング9位という腕前のサイドカーのライダーである。しかし、今回、浅間ヒルクライム2016へのレーシングサイドカーの出場はなかった。昨年の同イベントで、渡辺さんではないが、同じレーシングサイドカーの1台が事故したことを受けての不参加となったのである。それでも渡辺さんは浅間ヒルクライムへ出場した。

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 渡辺さんが持ち込んだのは自作のマシン。もちろんサイドカーではない。4輪だ。しかし膝をついて乗るニーラーにこだわったマシンである。ホンダCBR600の600ccエンジンを搭載。実はこのマシン、来年のパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに出場するマシンとして作っているという。カテゴリーとしては、なんでもありのアンリミテッドクラス。走行自体はクアッドと呼ばれるATVのクラスに組み込まれることになるだろうという。

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 渡辺さんは、2013年からはパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに参戦を続けている。サイドカーを走らせるには、同乗者であるパッセンジャーが必要となる。これまでのパッセンジャーは、2013年は安田武司選手、2014年が大関政広選手、2015年は栗原亨選手と毎回異なっていた。2016年は大関選手が復活するようだが、スケジュール調整も大変なようだ。

 パイクスピークはゴール地点が標高4300mと、酸素の薄い高地。パッセンジャーは車両の右へ左へと自らの体重をバラストのように使う役割で、参加選手の中で運動量がもっと大きいといえる。そんなパッセンジャーへの配慮も必要で、渡辺さん自身パッセンジャーに振り回されているとも感じているようで、いずれは一人で参戦をという発言は以前からあった。

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 「マシンの発送が間に合わなかった」ということで、一ヵ月後のパイクス2016へはサイドカーで参戦。しかし、来年は一人で参戦するということは確実。まだ出来上がったばかりで、これからいろいろなものを煮詰めていくというこのマシン。浅間ヒルクライムでは課題出しを行なったようだ。

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