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2017年3月

2017年3月 6日 (月)

さらに広がるマグネシウム空気電池

 201731日(水)~ 3日(金)、東京・お台場にある東京ビッグサイトで「第8回[国際]二次電池展 ~バッテリー ジャパン~」が開催されました。以前、2015年の同展示会では古河電池の非常用マグネシウム空気電池「マグボックス」が出展され、このコーナーで紹介しました。

Wattsatt01
 そして今回、新たなマグネシウム空気電池が出展されていました。それが、藤倉ゴム工業のWatt Satt(ワットサット)です。昨年の9月から販売を開始しているそうです。

 マグネシウム空気電池は、マグネシウムと空気中の酸素を、それぞれ負極・正極とし、水や海水を投入して発電させるというものです。長期間保存可能で、非常時に水を入れるだけで発電を開始します。

Wattsatt02
 
古河電池と藤倉ゴム工業の違いは、そのパッケージ。マグボックスは、凸版印刷と共同で開発し、紙容器を採用しています。一方ワットサットのほうは、プラスチックのケースを使用。そのカバーケースをバケツ代わりに、2Lほどの水をここに注ぎ、同梱される塩と混ぜ合わせて食塩水を作ります。そのバケツから食塩水を本体に注げばOK。マグボックスのほうは、水を入れたペットボトルに注水器具を装着し、ボックス内に仕切られた4つの部屋に500mlずつ注水する作業が必要です。

Mgbox
 
マグボックスは、電池容量300Wh。出力電圧は5.0V。最大電流は1.2AUSBポート2端子の合計)。重量は約1.6㎏。サイズは233×226×226mmUSBタイプの出力端子を2個装備。この電池ひとつでスマートフォンを最大で30回充電できるとしています。

 
ワットサットは、電池容量280Wh。出力電圧は5.0V。最大電流は5AUSBポート5端子の合計)。重量は約2㎏。サイズは212×147×213mmUSBタイプの出力端子を5個装備。この電池ひとつでスマートフォンを最大で30台充電できます。

 今回、このワットサットのシリーズとしてコンセプトモデルが3台登場しました。その3台は、ミニ、10ポート、DCAC3機種。

Wattsatt03
 ミニはその名の通り、コンパクトなサイズ(103×86×103mm)で、電池容量は30Whで本体重量は370gUSBポートは一口となります。

Wattsatt04
 
ワットサット10ポートは、10ポート、のべ60台の充電が可能な、電池容量560Whのモデル。重量は約2.7㎏。サイズは262×210×212mmです。

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 そして最後はワットサットDCAC。電池容量1kWhのモデル。サイズは420×262×212mm、重量は約5.4㎏です。

 この3タイプのコンセプトモデル。状況に応じた災害時用の緊急電源として早く商品化されるといいですね。

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