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2018年6月

2018年6月29日 (金)

パイクスピーク初挑戦にして総合2位と4位を獲得!

 以前、ここでパイクスピーク参戦車両の中から、予選から注目していた2台を紹介しました。それがファッジオーリ・レーシングの2名のドライバーです。#11 シモーネ・ファッジオーリ選手(40歳)は、このチームオーナーです。そしてもう一人のドライバーはスイス出身の#13 ファビエン・ボーダーバン(45歳)という2人です。

Faggioli

このチームは、ヒルクライムシリーズに現在は5台体制で参戦を続けていて、これまでに10回ヨーロッパのヒルクライム・チャンピオンに輝いています。そんな経歴を持っていて、ヨーロピアンタイトルの次に何をやろうということでターゲットとして定めたのが、このパイクスピークなのだということです。パイクスピークへは昨年視察に来て、参戦を決意。一年をかけてマシンを作ってきた。ヨーロッパのヒルクライムシリーズにはない高山でのレースということで、ずいぶん勝手が違うようです。

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 両名ともにパイクスピークは初めてというルーキーです。ボーダーバン選手は、自身が小さいころからアウディの活躍を見て育った、世界でよく知られている有名なレースだったので、このチームに入ったときからパイクスへの挑戦をしようとチームに提言していたようです。実際にパイクスピークのコースを走ってみると、3つのヒルクライムレースを走っているようだといいます。ボトムのテクニカルコース、ミドルのストップアンドゴーのコース、そしてトップのハイスピードコース、とその性格がすべて合わさったのがパイクスピークだというのです。

もちろんチームは「勝ち」に来ていて、シャシーとカラーリング以外はすべてパイクス仕様に変更してきたということです。車両は昨年まで、ロメイン・デュマ選手が使用していたのと同じNorma M20という車体(これは欧州シリーズ参戦と変わらず)。欧州シリーズでは、NAエンジン(ザイテックのV8-Lエンジンを使用)ですが、今回は、日産の3.7L V6ツインターボ・エンジンをベースにチューンをして700馬力を後輪で発揮します。車重は680kgという超軽量マシンです。 

Faggioli2
 今シーズンレースウィーク前に開催となった2回のタイヤテストにも参加しています。レースウィークに入り、練習走行では少々エンジントラブルがあったものの、予選から好タイムを出しています。「すべてがうまくいけば、ローブのタイムも抜けるはず」と言っていましたが、実際に決勝レースでは、ファッジオーリ選手が837230の歴代3位となるタイムでゴール。ボーダーバン選手も9282549ミニッツクラブ入りを果たしました。

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ファッジオーリ選手は「タイヤはよかったのに、セットアップが決まらず、そのため十分な性能を出し切れなかった。パイクスピークはとてもハードでエキサイティング。そして素晴らしい世界で一番情熱的なレースだ。来年もっとちゃんとした体制で戻ってこれるように準備を進めたい」とコメント。

来年の挑戦でどこまで記録が伸ばせるか、楽しみに待ちたいと思います。

XaCARレポーター・青山義明)

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2018年6月28日 (木)

記録更新が相次いだパイクスピーク

 96回目の開催となった今年のパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム。総合優勝を果たしたフォルクスワーゲンのI.D.Rパイクスピークばかりが話題になりますが、実はその他にも各種記録が更新されています。
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 リース・ミレン選手を起用して初めて参戦をするベントレー・ベンテイガは、ロールケージを組んでいますが、それ以外は市販車+オプション設定のカーボンブレーキとカーボンエアロキットを装着し誰でも同じ仕様の車両が購入できるという仕様で、レンジローバー・スポーツでのSUV最速記録(ポール・ダレンバック/12分35秒61/2013年)を上まわることができるか、という挑戦です。
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 すでに練習走行の時点で11分3秒あたりになるだろうというシミュレーションできています。でもミレン選手自身は10分台が狙えるといっていました。そして10分49秒902というパイクスピークエキシビションクラス2位、総合33位のタイムで、見事にSUVクラスのレコードを更新しました。

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 また、毎年ホンダR&Dのスタッフを中心に参戦を続けているホンダ社内チームは、アキュラNSX(ジェームス・ロビンソン選手)とアキュラTLX Aスペック(ニック・ロビンソン選手)、そして登場したばかりのアキュラRDX(ジョーダン・ギター選手)で参戦をしました。

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 このうちの2台、NSXは、10分02秒448というタイムで、タイムアタック1クラス4位(総合14位)で、ジェームス選手が昨年出した10分03秒433というハイブリッド車最速の記録を更新することとなりました。またTLXはパイクスピークオープンクラス7位(総合32位)に入る10分48秒094を出しました。こちらも駆動別リザルトのフロントホイールドライブ記録10分56秒878(2016年/Robb Holland/アウディTTRS)を上回り記録更新となりました。

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 また、社内チームとは別に、ピレリワールドチャレンジに出場しているアキュラTLX GTを持ち込んでいるピーター・カニンガム選手(昨年パイクスピークオープンクラスで9分33秒797のレコードタイムを持つ)が引き続き参戦しました。カニンガム選手はタイム更新をして、自身の記録を書き換えました。

 これでアキュラは3つのコースレコードを塗り替えることとなりました。

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 また、タイムアタック1クラスのコースレコード(2013年/ポール・ダレンバック/ヒュンダイ・ジェネシスクーペ/9分46秒001)は、デビッド・ドナヒュー選手が9分37秒152(2017年式ポルシェGT3R)に塗り替えました。

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 2輪部門でもパイクスピーク・ミドルウェイト・クラスで、クリス・フィルモア選手が10分04秒038(2018年式KTM 790デューク)のタイムで、昨年のコディ・ヴァショルツ選手の10分34秒967(2016年式ハスクバーナ・スーパーモト)を更新することとなりました。

 残念ながらすべてロメイン・デュマ選手にもっていかれて、ちょっと影が薄いですが、タイム短縮ラッシュな大会だったんですね。
(XaCARレポーター・青山義明)

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2018年6月26日 (火)

今年の86Styleは7月29日です

 9回目となる世界最大級の86&BRZイベントのFuji 86 Style with BRZ 2018。昨年は2,400台オーバーの86&BRZが集まった。XaCAR 86&BRZ magazineは、今年もブースを出展することが決定。

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 昨年は、XaCAR 86&BRZ magazineブースに来てくれて、オートメッセWEBのFacebookやTwitterを登録してくれた人、先着100名にキーホルダーをプレゼントしたが、今年も何かしらのプレゼントをする予定。7月29日に富士スピードウェイでお会いしましょう。

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パイクスピーク、すばらしい記録が出ました!

 現地時間624日(日)、96回目となるパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム(通称:パイクスピーク)が開催されました。当日の現地の天候は晴れのちヒョウという、これまでもあった大きな天候の崩れもあり、レース自体は全体の5/6を経過したところで一時中断。天候の回復を待ちましたが、すぐに持ち直すことがなかったため、残り1/6の参戦者は、短縮したコースでのヒルクライムを競うこととなりました。

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 これまでパイクスピークでは、『10分の壁』と1980年代から幾年にもわたって言われ続けてきました。パイクスピークの10分切りという難しさを象徴する言葉で、それを最初に超えたのが、モンスター田嶋こと田嶋伸博選手が塗り替えた2011年のことです。

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 その後、競技区間の全コースが舗装化されると、この大記録がいとも簡単に覆されていきます。特に印象に残っているのが、2013年のセバスチャン・ローブ選手(プジョー・208 T16パイクスピーク)による813878というタイムです。当時は9分台の争いがようやく勃発してきていたのですが、そこへぶらりとやってきて、とてつもないタイムをたたき出しました。

 これにはさすがにまわりも微妙な空気、でした。もう、誰もこのタイムを抜けないのではないか、と。翌年のパイクスピークでは誰もトップタイムのことを言わないという…。

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 しかし、その後、9分台の争いもさらに過熱し、9分切りの車両も出てきていました。しかし、ローブの記録から3年、再びレコードブレイカーの1台がやってきたのです。それがフォルクスワーゲンのI.D.Rパイクスピークです。ステアリングを握るのは、これまでパイクスピークで3回優勝を果たしているロメイン・デュマ選手です。

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 今年のパイクスピークも2013年の時と同じ雰囲気です。多くのメディアが詰めかけ、デュマ選手だけを追いかけます。決勝レースでも同様で、ドイツへの生放送のため出走時間が遅れたという噂もあったり、まさにデュマ選手のための1日、のようでした。

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 そして叩き出されたタイムが、なんと7分57秒148。これまでのレコードから16秒以上も短縮されました。EVがオールオーバーで記録を更新したのは初めてです。現在ホテルの一室でこの記事を作成していますが、ローカル局では朝からこのニュースが繰り返し放送されています。街中が大いに盛り上がったのは間違いありません。

 ただ、来年フォルクスワーゲンの出走はあるのでしょうか? 突然8分切りを争う車両が多数参戦するとも考えられません。エントラントの雰囲気はどうなるのでしょうか? 祭りの後の侘しさのようなものが漂うイベントにならないことを祈ります。

(XaCARレポーター・青山義明)

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2018年6月24日 (日)

あそこに見えるは、ジャッキー・イクスの娘さん

ベルギー人F1ドライバーで、ル・マン24hやパリ・ダカでも活躍したジャッキー・イクスさんの娘であるバニーナ・イクス選手が、今回パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに初挑戦します。

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 バニーナ選手の乗る車両は、No.125 2017年式 Gillet Vertigo。ジレットはベルギーの新興スポーツカーメーカー。今回、ジレット社が創業の際に0→100km/h加速3.2秒をという記録を作ってから25周年を記念して、このパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに参戦を計画したのだそうです。

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 このジレット社のヴェルティゴは市販開始からすでに10年、ブランパンGTのGT1にも参戦している車両です。今回はそのヴェルティゴをパイクスピーク用にチューン。カーボンモノコックに、生分解性のファイバーを駆使したボディ&シャシーで、車両重量は900kg。エンジンはフォルクスワーゲンの直列4気筒2Lエンジンで、最高出力は380馬力となります。

 このマシンのステアリングを握るのが、あの有名なジャッキー・イクスさんの娘のバニーナ選手。このジレットのチームドライバーとして2003年から所属していたものの、2011年にドライバーとしては引退をしていました。しかし、この25周年という記念参戦ということで再びステアリングを握ることとなったようです。
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 本人も「まさか、ここで走るとは思わなかったわ。すでにリタイアしていたんだし。でも去年オファーをいただいて、すぐに山頂まで行く気になって、即答しました。私にとっては贈り物のような挑戦です」とコメントしてくれました。
 実際に走ってみて、どうだったの? という質問にも「これまでシミュレーターで何度もミスをして事故をしました。でも、実際の走行でミスはできません。少し怖いです。でも、この挑戦は、とても素晴らしいみんなの夢ですから、しっかり山頂のゴールまで走り切りたい。タイムは11分を切れればいいかな、と思っています」ということです。
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 このマシンにはIOT会社のデラウェアがスポンサードをしています。IOTの「クラウド」とパイクスピークの別名「レース・トゥ・ザ・クラウド」をかけて、この挑戦にサポートしているということです。このデラウェアのサイトに行けば、この125号車の走行データや、走行中の彼女の心拍数などデータがリアルタイムで見ることができるそうですよ。

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2018年6月23日 (土)

練習走行はすべて終了。ファンフェスタが大盛り上がり!

 パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム(アメリカ・コロラド州/6月24日決勝)の練習走行および予選セッションは22日(金)にすべて終了しました。この練習走行最終日は、パイクスピークの麓の街、コロラドスプリングスのダウンタウンで恒例のファンフェスタが開催されます。

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 ファンフェスタは、このパイクスピークに挑むマシンと、ドライバー&ライダーが、コロラドスプリングスの街に集まって、地元を中心としたファンと交流を持つ機会です。コロラドスプリングスの市民にとっての夏祭り、です。街のメインストリートは、歩行者天国となり、参戦車両が置かれ、選手のサイン会やチームのノベルティグッズの配布もあります。

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 また、出走車両だけでなく、さまざまな車両がみられるのもこのイベントのお楽しみ。東洋ゴム工業のブースでは、パイクスにちなみ、ケン・ブロックのその1400馬力の1965年式フォード マスタングが展示されています。パイクスピークを攻める動画「クライムカーナ」がネットで話題になったのでご覧になった方も多いと思います。パイクスピークが舞台なだけに、多くの来場者がカメラを向けていました。

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 また、今回話題のフォルクスワーゲンの電気自動車「I.D.Rパイクスピーク」の横には、フォルクスワーゲンが世界の各ショーで出展している電気自動車のコンセプト「I.D. BUZZ」が登場しました。

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 さて、この日、出走リストが出ました。結局今回決勝を走るのは77台とだいぶ少なくなりました(エントリーでは84台でしたから)。で、気になる日本勢の出走順ですが、2輪では14番手スタートとなった井上哲悟選手。4輪では、小林昭雄選手が44番手。奴田原文雄選手が47番手というオーダーとなりました。

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 翌日の土曜日は休息日(セットアップデー)。走行は一切ないので、各チームスタッフは1週間の疲れを癒す大事な1日ですね。まぁ、翌決勝日の準備で、各チームはマシンをスタート地点まで持って行ってと、それなりに忙しく動き回ることとなりますが、それが終われば、あとはレースを待つのみ、ということになります。

(XaCARレポーター・青山義明)

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2018年6月22日 (金)

パイクスピークみやげが変わった

 パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムのイベントに合わせ、レースウィークになると、オフィシャルホテルやイベント会場などの各所では、パイクスピーク関連のロゴ入りグッズなどが販売されます。主にTシャツやキャップといったものですが、なんと、今回から、その場でプリントをしてくれるという商品展開に変わりました。
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 ベースの衣類を選んで、さらに貼り付ける絵柄をチョイスするだけ。その場でアイロンプリントしてくれて一瞬で出来上がってしまいます。
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 ロゴなどの貼り付ける絵柄のサイズで価格は異なりますが、フロント、バック、さらにはスリーブなどに入れることができるようです。パイクスピーク参戦&観戦みやげとして、多くのお客さんで各ブースは盛り上がっていました。
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 でも、このアイロンプリントよりも強力なプリンターを持参したチームがありました。それが、奴田原文雄選手が走るSAMURAI SPEEDです。チームに協力しているリコーのプリンターをホテルに持ち込んでおり、その場でTシャツにプリントできるようになっています。

 チームが宿泊する同じホテルに滞在し、奴田原選手のリーフを応援してくれている御夫婦がいらっしゃるということで、さっそく御夫婦の愛車レクサスLCと、SAMURAI SPEEDリーフとの2ショット写真をTシャツにしてプレゼントしていました。

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 「洗濯しても絵が取れないから、いいよ」ということなので、取材中の私も一枚作ってもらいました。表は奴田原選手のSAMURAI SPEEDリーフ。いいお土産になります。ちなみにバックプリントも入れてもらいました。その画像は…、内緒です。

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(XaCARレポーター・青山義明)

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パイクスピーク予選日終了!

 インディ500に次ぐ2番目に古いレースで、今回で96回目を迎えるパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム。6月24日(日)の決勝を前に、3日間にわたって行なわれた予選セッションが終了しました。

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 予選初日には、2輪部門の予選が行われ、日本から参戦している井上哲悟選手が、4分39秒756のタイムでパイクスピーク・ヘビーウェイトクラス5番手となりました。

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 アンリミテッドクラスなど、最も速いグループが2日目の予選を走り、フォルクスワーゲンの電気自動車「I.D. Rパイクスピーク」が予選タイム記録を更新する3分16秒083で今年の予選トップとなりました。

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 そして予選3日目には、日本人ドライバー2名がアタック。奴田原文雄選手は5分12秒422、小林昭雄選手は5分02秒325というタイムで予選を終えました。

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 しかし、この予選3日目は、これまでの2日間と異なり、天候がよく、ちょっと気温・路面温度ともに上昇。奴田原選手は、今回初めてリーフのバッテリー温度上昇で警告が出てしまっていました。また小林選手も水温上昇に見舞われ、両者ともに対策を検討中です。

 また、井上選手もタイムの伸び悩みがあり、急遽スリックタイヤを投入したのですが、21日の走行で転倒を喫し、マシンを修理することになってしまい(ライダーには問題はないそうです)、ちょっと日本勢各チームともにトラブルを抱えることになってしまいました。
 あとは22日(金)の最後の練習走行、そして決勝レースを残すのみ。各選手とも最後まであきらめず、頑張ってほしいですね。

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パイクスピーク、予選トップもすごいけど…

 前のエントリーでも紹介しましたが、フォルクスワーゲンが持ち込んだ電気自動車「I.D. Rパイクスピーク」(ロメイン・デュマ選手)が、第96回パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムの予選で、3分16秒083という驚異的なタイムをたたき出しました。
 これは、現在、パイクスピークの最速タイムとしてレコードされているセバスチャン・ローブ選手のプジョー208 T16パイクスピーク(8分13秒878/アンリミテッドクラス/2013年)が、その予選セッションで出したベストタイム(3分26秒153)を大きく上回るものです。
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 では、そのデュマ選手に続くのは誰か、とみてみますと、シモーネ・ファッジオーリ(イタリア)、そしてファビエン・ボーダーバン(スイス)の2名がそれぞれ続きます。この2名は同じチームで、同じ車両であるノーマM20で参戦です。
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 この2人、両名ともにパイクスピークは初めてというルーキー。にもかかわらず、今回その予選では、3分27秒132(11号車シモネ)、3分52秒477(13号車ファビエン)と2名とも4分を切るという驚異的なタイムなのです。
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 シモネのタイムは見ての通り、なんとローブの1秒落ちという速さです。今年はフォルクスワーゲンの陰に隠れてしまっていますが、間違いなく注目の2台、ですね。

(XaCARレポーター・青山義明)

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2018年6月21日 (木)

なかなか予定通りにはいかないパイクスピーク?

 1916年にスタートし、今回96回目を数えるパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム。アメリカ・コロラド州パイクスピークという山には、6月24日(日)の決勝を前に設けられた公式練習のため、参戦車両やサポートカー、さらには我々のような取材者を乗せた車両まで多くの車両が夜中から列を作って、パイクスピーク・ハイウェイに向かいます。
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 この日も、我々は午前3時にはホテルを出て、真っ暗な中山道を登っていきます。ところが、突然車列が止まってしまいました。なんと前方でトラックが横転してしまって、道路がふさがれてしまっている、というのです。

 パイクスピークの舞台は、頂上へ上るための一本道ですから、止まってしまったら、その後ろの車列は身動きが取れません。ただ、前が動き出すのを待つのみです。

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 しばらくして、警察車両やレッカー車が駆け付け、無事に事故車両とその引っ張っていたトレーラー(積み荷は発電機)は山から降ろされましたが、練習走行のスタートはもちろん遅れます。

 しかし、走行セッションは、このレースの舞台となるパイクスピーク・ハイウェイの通常営業の開始時間までに終わらせなければなりません。そのため、この一台のトラックの事故で、そもそも短い走行時間がさらに削られることとなるのです。
 この日は、さらに悪いことに、練習走行中にオイル漏れを起こした車両が走行して、その処理のために走行セッションが中断するということもありました。予定通りの走行がこなせないというのも、ある意味パイクスピークならでは、といえるでしょう。

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 それでも、この日、フォルクスワーゲンのI.D. Rパイクスピークを駆るロメイン・デュマ選手が、2本しか走行できなかった予選セッションで、2本目に3分16秒083というものすごいタイムを出しました。このタイムは、セバスチャン・ローブがプジョー208 T16パイクスピークで2013年に出した8分13秒878という驚異的な記録を出した時の予選タイム(3分26秒153)を10秒も上回る驚異的なものです。
 パイクスピーク決勝では、果たしてどんな結果が現れるのか? 待ち遠しいですね。

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日々ステッカーが変わるパイクスピーク参戦車両

 アメリカ・コロラド州にある標高4302mの山、パイクスピーク。その頂上へのルートであるパイクスピーク・ハイウェイを舞台に、現地時間の6月24日(日)に決勝を迎える「第96回パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム(パイクスピーク)のレースウィークがスタートしています。
 今回日本からは、奴田原文雄選手(No. 230 2018年式 日産リーフ/Time Attack – Time Attack 1)、小林昭雄選手(No. 249 2000年式ポルシェ911 GT3/Time Attack – Time Attack 1)、井上哲悟選手(No.54 2018年式カワサキZ900RS/Pikes Peak Heavyweight)の3名の選手が参戦をしています。
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 その中で唯一、パイクスピークへの参戦経験があり、2012年にはEVクラスチャンピオンとなっている奴田原選手は、最新の日産リーフ(日本仕様)で挑戦です。Mr.ADVAN奴田原選手ですからね、装着するタイヤは、ADVAN FLEVA V701です。ADVANブランドではありつつも、低燃費、そしてウェット性能にも優れている、というハイパフォーマンス・スポーティ・タイヤ。まさに「天候の急変があるパイクスピークに電気自動車リーフでの参戦」にはぴったりのタイヤ、ですね。
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 さて、今回はリコーからもスポンサードを受けているようです。と走行写真をよく見ると、ボンネットに描かれている絵が違ってます。

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 ベースに戻ると、さらに新しい絵柄がすでに貼り付けられていました。今回リコーの2.5D インクジェットプリントシステムを持ち込んでいて、現場で出力しているそうで、なんと、毎日絵柄が変わるそうです。このプリントされた絵、少し立体感があります。ちょっと写真ではわかりづらいかな? 

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 毎回、どんな絵柄がボンネットに貼り付けられるのか? 楽しみですね。

(XaCARレポーター・青山義明)

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2018年6月20日 (水)

パイクスピーク2018、スタートしました。

 毎年、アメリカの独立記念日直前に開催される、パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム(パイクスピーク)。今年で96回目を数えるこの長い歴史を持ったヒルクライム・レース(インディ500に次ぐ2番目に古いレース)です。アメリカ・コロラド州、パイクスピーク・ハイウェイを舞台に、山の頂上にあるゴール地点まで誰が一番速く駆け上がることができるのか、そのタイムを競うという単純明快な競技。今年は現地時間の6月24日が決勝日となっています。

 昨年は日本人ドライバーの参加がなかったため、取材は中止となってしまっていましたが、今年は、日本人ドライバー2名、そして日本人ライダー1名が参戦するということで、再びやってきました。
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 今年のコロラドスプリングスは、いつものようなカラッと晴れ渡り、午後になると夕立に見舞われるというパターンとはちょっと異なっていて、朝から曇り空、というまるで日本の梅雨と同じような感じで、どうもお天気がはっきりしません。本来ならスタートゲートの先にパイクスの山々が見えるのですが…。
 そんないつもとは少しお天気が気になるところではありますが、今年も、これぞパイクスピークだといった車両が参戦をしています。
 今回、注目なのは、もちろん、ワークス体制でやってきたフォルクスワーゲンの電気自動車「I.D. Rパイクスピーク」や、SUV最速タイムを狙うベントレー・ベンテイガといったところでしょう。しかし、ここではフォードのピックアップトラック「F-1」を紹介しましょう。
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 こちらは1949年式ということですので、フォードがその後脈々と受け継いでいくピックアップトラック、Fシリーズの製造販売をスタートしたのが1948年ですから、本当に最初のモデルということになります。
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 これをラットスタイルカスタムしたボディに、パイクスピークならではの大きなエアロを装着。ちょっと本気モードなのが、いい感じです。実際の走行を見てみても、コーナーの立ち上がりで、黒煙を吐きながら登っていく様は、圧巻。まさに、これぞパイクスピークといった趣ですね。

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 最近は、エントリー台数受付制限やエントリーフィの価格上昇などもあり、トラクターヘッドや古いコブラなどの参戦が無くなり、少し寂しい感じでしたが、やっぱりこういったマシンが出てきてこそ、パイクスピーク、ですね。
(XaCARレポーター・青山義明)

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ドリフトキングダム第4戦菅生今週末開催

5月の第3戦名阪戦は強雨のため、決勝追走が中止となり、予選単走トップ通過の川井謙太郎選手の公式戦初優勝&ポイントリーダートップ浮上という、まさかの展開(!)となっているドリフトキングダム2018シーズン。

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ドリフトキングダム第4戦はスポーツランド菅生で、今週末の623日、24日の2日間にわたって開催となります。スポーツランドSUGO 西コース(カートコース)を使用したコースは、シリーズ最長の審査区間を誇るものです。

現在、開幕2連勝を果たしている箕輪慎治選手に対して、川井選手が、わずかにポイントをリードしています。ランキング2位の箕輪慎治選手はポイント逆転を必ず狙ってきますし、最近メキメキと腕を上げてきている益山航選手(ランキング3位)に、いぶし銀のテクニシャンの中村大介選手(ランキング4位)と、ともに初優勝を狙ってきますからね、ランキング上位陣だけ見ても、シーズンの今後の展開も含め、面白くなってきました。

そして、そろそろ反撃に打って出てきそうなチャンプ前田翼選手(正式にはドリフトマッスル最終年のチャンピオン)も注目です。そしてそして、昨シーズンのこの菅生での戦いといえば、RX-7(FD)を操るマッドフェイスの2台のガチ対決で盛り上げてくれた平岡英郎選手ももちろん参戦です。平岡選手は、その昨年の菅生戦で惜しくも優勝を逃していますからね。彼の走りも注目です。

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 一方の逃げる川井選手は、今度こそ決勝追走でしっかりと勝って表彰台の真ん中に立ちたいといっていますからね、チェックしておきましょう。

 川井選手は今度こそ決勝追走でしっかりと勝って表彰台の真ん中に立ちたいといっています。最近メキメキと腕を上げてきている益山航選手(ランキング3位)だって初優勝を狙っているはず。勝利の行方、面白くなってきます。また梅雨時期ということで、前回のような中止ということはないでしょうが、天気も味方につけたいところ。今シーズンの菅生戦、どうなるのか? 気になりますね。

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 審査員には、
ここ2戦欠席が続いていた現役GTドライバー松田次生選手が今回は仙台入りし、土屋圭市審査委員長とともツイン審査となります。

 チェリオの「ライフガード無料サンプリング(土日とも)」、「土屋圭市&プロクラスドライバーサイン会(日のみ)」、子どもたちを対象とした「コースde宝さがし(土日とも)」、「優勝者当てコンテスト(日のみ)」といった来場者を対象とした人気イベントは今回もしっかり開催です。

  入場料は、前売り券1500円、当日券2000円(※中学生以下無料)。入場前売り券はeプラスで、623日(土)18時まで入手が可能。また、ドリフトキングダム(プロクラス)の模様はYouTubeライブにて配信予定。ぜひチェックしてくださいね。詳しくは公式H.P.まで。

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2018年6月19日 (火)

恒例1000kmツーリング、梅雨時期といえば?

 同カテゴリーの車両をいくつかピックアップして、その複数台を連ねて、同時に、同じ距離、同じフィールドで走らせることで比較試乗し、それぞれを相対的に評価するCARトップ誌の好評企画「1000kmツーリング」。毎月毎月、それぞれの季節に合ったツーリングポイントを選んで1000kmから1500kmを走破するのですが、毎年夏前の号では、梅雨を避けて、東北方面へ向かうことが多いですが、今回も山形・秋田方面に向かいます。

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 今回の車両テーマは、250万円中心の価格帯の国内外のコンパクトカー、です。トヨタ・アクア、ホンダ・フィット、フォルクスワーゲン・ポロ、シトロエンC3の4台を選んで関越道から日本海側を回って、ずんずんと北上していきます。

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 雨の関東地方から少しでも逃げるように進んでいくのですが、晴れ間に遭遇しても、すぐに雨雲に追いつかれてしまうような天候で、ウェット路面での走行が続きました。さらに、今回は鳥海山や八幡平を走行しましたが、北上して山に上がれば残雪だらけ。とても季節感の薄いツーリングになってしまいましたが、クルマを乗り換え乗り換え、高速移動のインプレッションをしっかりと取っていきました。

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 実は、11か月前にも似たようなルートを走行しています。車両は違いますから、問題はないといえばないのですが、それでも誌面作りのため、できるだけ同じような絵にならないよう、これまでとは違う走行ルートを探したり、なかなか大変な中、スタッフ全員で知恵を絞りながら旅は進んでいきます。

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 そして無事に1500kmを走り終えて、東京へ戻ってきました。さて、その長距離を走行して、それぞれの車両のキャラクターもしっかり確認できました。果たして、地方地方のグルメも堪能したモータージャーナリストの五味康隆さんが下した評価は? 今回のレポートは6月26日発売のCARトップ8月号にて! 

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2018年6月14日 (木)

ブランド誕生70周年を迎えたポルシェ

 528日に渋谷TRUNK(HOTEL)で行われたポルシェ70周年記念記者会見。会場入り口では、ポルシェ9591986年パリ・ダカールラリー参戦車両が迎えてくれました。

 

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 194868日、ポルシェ356が登場し、ポルシェブランドが誕生。それから常に時代の先端を行くスポーツカーを作り続け、21世紀にはカイエン、マカン、そしてパナメーラといった911と並ぶポルシェの大黒柱、また4ドアスポーツカーという新たなカテゴリーを創造してきました。

 

 そして今回、ポルシェ初の電気自動車となる「ミッションE」が2020年に発売されることを発表。電気自動車であることを生かし低重心を実現、最高出力は600馬力、0-100の加速は3.5秒未満。911に近いポルシェのスポーツカーになると七五三木社長は言います。登場が楽しみですよね。私も乗ってみたいです。

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 また721日に新型カイエンの販売を開始することも発表されました。フルモデルチェンジが施され、新開発の軽量なボディ、パワフルな新型エンジン、先進のポルシェコネクトが搭載される予定だそうです。会場には新型カイエンが展示されていました。流線型のシルエットがスポーティーでかっこいいですね。(編集企画室・乾ひかり)

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