これからは電気自動車

2018年10月 9日 (火)

自作する電動カート、CQミニカートがなにげに熱い!

 10月7日(日)、茨城県・筑波サーキットのコース2000では、全日本筑波EV60kmレース大会(JEVRAシリーズ第5戦)、そしてCQ EVミニカート筑波レース秋大会が開催となりました。
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 CQミニカートとは、CQ出版が販売している小型のカートです。コイルの巻き方から自分で決める自作モータを使用することで、その性能を、30分間の走行で競うというものです。コントローラ(インバータ制御基板)は自由(キットで用意されているものもある)。モーターの線径、巻き数、巻き方(6直列、2直3並列、3直2並列、6並列)はそれぞれが制作し、コアも標準のものと低損失タイプから選択可能。バッテリーは鉛(12V×2)とリチウムイオン(25.2V/指定機種のみ)から選択します。
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 このCQミニカート大会も、今年で5年目、今回は夏の大会に続く2回目の大会(今回初めて年に2回開催、つまりCQミニカートとしては6回目の大会)となります。基本的には、そのモータと制御技術が競技の主目的であり、これまではカート本体の改造は不可となっていました。しかし、今回はこれまでのレギュレーションに大きな変更が加えられ、カウルの装着が可能となりました。それにより、筑波でのこれまでの最多周回9周のラップを上回ることができるか、に注目が集まる1戦となりました。
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 カウルは、いわゆるエコランなどに使用されているプラ段、プラスチックダンボールと呼ばれる中空構造のポリプロピレン樹脂製。軽くて強度があり耐水性もあって、エコラン競技大会などでよく使われていますが、このミニカートでも多くのチームが使用しています。
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 エントリー26台を集めた今回のレース。最若手は15歳の高校生で、エントリーの半数以上が大学生です。リチウムイオンバッテリー搭載車は4台となります。レースは予選などの走行はなく、グリッドは抽選。30分間で行なわれるレースは、2台がスタートできなかったものの、20台が完走しました。
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 トップでチェッカーを受けたのは、このCQミニカートの心臓部を製造するMITSUBA(ミツバ)の社内チーム23号車(磯村 翼選手/ミツバ・SCR+プロジェクト)。2位には同チームの鉛バッテリー搭載車である14号車(石田隆成選手)。そして3位には、2016年の大会から3連勝中で、ゼッケン1をつける柳原健也選手(小野塚レーシングZ(orz) )でした。
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 エコランのカウルの経験をもとに今回ミニカートのカウルも制作したという磯村選手は「1回目のCQミニカート大会から出場しています。今回はカウルの効果がめちゃくちゃあって優勝できて純粋にうれしいです。ただ次回以降柳原選手も同様のカウルを作ってきたらヤバいですね、負けちゃうかもしれません」とコメントしてくれた。
(XaCARレポーター・青山義明)

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2018年5月25日 (金)

RODEMは進化し続ける…

「人とくるまのテクノロジー展2018横浜」が5月23日から25日まで、横浜市のパシフィコ横浜で開催されています。このイベントに、ロボットの開発・製造・販売を行なうロボットベンチャーのテムザックが出展していました。それも試乗コーナー(体験展示)です。

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 それがこの後ろから乗る形状の電動いす型ロボット、RIDE-ROID「RODEM(ロデム)」です。そのコンセプトは、ベッドから身体を反転させることなく乗り移ることができる電動モビリティ。シート高を調整してベッドからの乗り移りはもちろん、シートは前傾に上昇させることで作業もしやすい姿勢も維持ができます。

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 テムザックは、これまでずいぶんとこのコーナーで紹介してきています。前回は「第44回 国際福祉機器展 H.C.R.2017」(東京ビッグサイト/2017年9月27日~29日/主催:全国社会福祉協議会、保健福祉広報協会)でアクティブチェア「ロデム」ということで紹介しましたが、今回のそれは、この時と比べるとだいぶ異なるモデルとなっていました。

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 サイズは、全幅690×全長1000~1203×全高920~1254mm。座面高は400~785mm。重量は110㎏。4輪で駆動しますが、操作はジョイスティックもしくはBluetooth経由のスマートフォンによる遠隔操作。鉛バッテリー搭載で、最高時速6km、1回あたりの航続距離は約15kmとなります。充電時間は8時間。メーカー希望小売価格は98万円。

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 このロデム、なかなか使い勝手もよさそうでした。こういった乗り物のニーズは高まっていますし、注目の一台となるでしょうね。

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2018年4月10日 (火)

2018JEVRAシリーズ、今週末開催

 電動で動く、電気自動車およびプラグインハイブリッド車のみで争われる日本電気自動車レース協会(JEVRA)の2018全日本EV-GPシリーズ。その開幕戦となる第1戦が今週末の4月15日(日)、筑波サーキット(茨城県)で開催となります。

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 9シーズン目を迎えるこのJEVRAシリーズでは、今回も、燃料電池車からレンジエクステンダーまで、5クラス13台がエントリー。今回注目なのは、今年チーム設立35周年を迎えたチームタイサンがJEVRAへ復活参戦となること。それも、テスラ ロードスターとテスラ モデルSという2台で同クラスで参戦となるのです。

 テスラ ロードスターは、このJEVRAシリーズがスタートした2010年から参戦。2015年まで参戦しており、これまでに延べ38台が参戦したことになります。もちろん、2013年まで常に勝ち星を取り続けてきた車両。モデルSもここ数年参戦を続けていますが、重量が重いことや走行の各種制御の問題もあって、EV-C(コンバート)クラスのFT86EV(トヨタ86をベースに製作された1台)を相手になかなか勝てない状況でいます。

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 このテスラ2台の直接対決はこれまでありません。また、FT86EVがこの2台を相手にどう戦っていくのか? またFT86EVと同じチームのコンバートEVであるミラEV(ダイハツ・ミラをベースにコンバートしたEV)も競争力があるだけに、今シーズンの総合優勝争いは注目です。

  予選は9時45分から、そして筑波2000のコース、25周で争われる決勝レースは午後4時25分にスタートします。詳しくはJEVRAホームページへ。

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2018年3月16日 (金)

超小型&軽量の、折り畳み式電動原付バイク

 第16回国際オートアフターマーケットEXPO2018(東京ビッグサイト/314日~16日)に、201711月に販売がスタートしたこのスマートEVという電動原付バイクが出展されていました。

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 このブレイズスマートEVは、折り畳み式の電動バイクです。3サイズは全長1200×ハンドル幅650×高さ950mmですが、折り畳むと全長600×ハンドル部350×高さ1200mmとなるようです。重量は約18㎏。フレーム部にリチウムイオンバッテリー(容量417.6Wh)を搭載しています。家庭用の100Vで充電が可能で、充電時間3.5時間で、航続距離30km/h定置走行テストで30kmを走行可能。最高速度は30km/hとなります。約5秒で折り畳みが可能。価格は128000円です。

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 製造は中国で行なわれているようですが、中国製のEVを買い付けたわけではなく、日本国内で企画をし、実際に、耐荷重や電装、そして塩水試験など、さまざまな耐久試験を重ねて、日本国内の使用環境に合わせこんで開発した、ということです。

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 現在、販売は順調のようです。話を聞いてみると、変わったところでは、大型トラックの運送会社などへの納入実績もあるようです。大型トラックの運転手さんは、初めての道路で道幅が怪しそうな場所では、事前に自転車等でルートを確認してから走行することが度々あるのだそうです。そのために折り畳み自転車を積んでいることが覆いそうなのですが、この折り畳みEVなら、負担軽減と積載性にも優れていることから好評なのだそうです。

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2018年1月22日 (月)

モンタジの2人乗りの超小型モビリティ。その名も「ジャイアン」

 モンタジこと田嶋伸博氏が率いるモンスタースポーツは、東京オートサロン2017で、ラリー、ダートラ、ジムカーナの国内3カテゴリーへ新型スイフトスポーツで参戦することを発表したばかりですが、オートモーティブ ワールド2018(2018年1月17日~19日/東京ビッグサイト)では超小型の電気自動車を販売することを発表しました。

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 タジマモーターコーポレーションとしては、これまでも超小型モビリティの試作を行ってきました。が、電気自動車普及協会(APEV)の代表理事も務めている田嶋伸博代表取締役会長としては、少しでもこの超小型モビリティの普及も進めたいということで、一台ずつ試作車を作っているよりも、車両を調達して、まとまった台数で実際に稼働してもらうほうが、普及に弾みがつくということで決定したようです。

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 そのために調達されたのが、中国・江蘇省のJIAYUANというブランドの2人乗り電気自動車です。これをベースに日本仕様に合わせ手を入れています。車両サイズは全長2545×全幅1290×全高1570mm、車両重量は730㎏。バッテリーは鉛バッテリーで、モーター出力は3.5kw。後輪で駆動します。一充電当たりの航続距離は90kmとなります。

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 このタジマ・ジャイアン ウルトラ・ライトウエイト・ビークル。価格は117万円(予価、税別)。平成29年度は車両価格の3分の1の補助が「地域交通のグリーン化に向けた次世代環境対応車普及促進事業」として行われていましたが、平成30年度のその補助金についてはまだわからないのですが、継続となればかなりリーズナブルに入手が可能です。

 2017年には、キャンピングカー事業もスタートし、事業の多角展開を進めているタジマモーターコーポレーションの動きから目が離せませんね。
(XaCARレポーター・青山義明)

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2018年1月19日 (金)

エネルギーを自給自足する時代が来る?

 住宅用太陽光発電2019年問題として一部で採りあげられている、再生可能エネルギーの「固定価格買取制度」。10年(10kW未満の住宅用太陽光発電)の固定価格買取期間が終了することで、その後は買取価格が下落し、売電しても仕方ない、と自家消費を考えるユーザーが多いともいわれています。

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 そこで、太陽光発電で生じた電力を自家消費するために蓄電池とEVに使用しようということで、ニチコンが提案しているのが、トライブリッド蓄電システムです。太陽光で発電した電気を蓄電池とEVの駆動用バッテリーに蓄え、夜間の電力や移動のための電力を自家発電で賄うというシステムです。

 発電された直流電力を交流電力に交換することなくそのまま蓄電池に蓄える、変換ロスが少ないパワーコンディショナー「トライブリッドパワコン」に蓄電池ユニット、V2Hスタンドの3つがセットとなる。蓄電池ユニットは4kWだが、もう一台増設して8kWを蓄えることも可能。また、V2Hスタンドは車両への充電だけでなく、車両からの放電も可能。太陽光の発電した電気をそのまま車両に充電できる以外に、夜間など、EVから電気を調達することも可能になります。

 今回、2018年1月17日(水)~19日に東京ビッグサイトで開催された「オートモーティブ ワールド2018」に出展されていましたが、昨年10月のCEATEC JAPANにすでに出品されており、その「CEATEC AWARD 2017 コミュニティ・イノベーション部門」で「準グランプリ」を受賞したようです。ニチコンといえば、EVパワーステーション(LEAF to Home)などすでにEVライフを送っている方々にはおなじみの電機メーカーですね。

 まだ、その価格は発表されていないのですが、2018年4月に発売を予定ということです。

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2017年10月31日 (火)

次世代ブレーキが見られる東京モーターショー

 東京モーターショー2017に出展している曙ブレーキ工業ですが、今回の東京モーターショーでは「MR流体(Magneto Rheological Fluid)ブレーキ」というブレーキの試作品を出展していました。

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 これは、既存の摩擦ブレーキとは大きく異なる構造のもので、展示されていた試作品も、ブレーキというよりはモーターのケースのようにも見えます。

 MR流体とは、磁気に反応して特性が液体から半固体へと変化する流体のことで、すでに1960年代から研究されてきているもののようです。磁場を加えることで、液体の中に入っている強磁性体粒子(鉄粉)が磁界方向に整列して半固体化するというもの。

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 この固体化した鎖状粒子クラスターがせん断変形を受け崩壊されることで発生する抵抗力が、そのまま制動力になるということで、ブレーキ自体はこのケース内で完結しており、摩耗粉やノイズを出さない上に、ブレーキフルードも不要なため、パッド交換やフルード交換といったメンテナンスも不要で、環境にも優しいブレーキとなるようです。

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 さらに、制動力は、磁界を発生させるために電磁石のコイルに流す電流に対し数ms(ミリセカンド=1000分の1秒)で反応し、電子制御装置で電圧(起磁力)を直接コントロールできるため、細かな制御ができる、としています。またインホイールモーターなどとの組み合わせに対してもケース内での磁界の制御に留まるとして有効のようです。

 まだ、通常時の引きずり等の課題が残っているようですが、2020年の実用化を目指しているということです。

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2017年10月30日 (月)

今度の充電ケーブル巻取り装置は、自宅用?

 2年に一度、開催される東京モーターショー。45回目となる東京モーターショー2017も、10月27日から11月5日までの10日間、東京お台場にある東京ビッグサイトで開催となります。WEB CARTOPでは、一般公開を前にお披露目された情報を中心に各ブースの情報を随時アップしています。ぜひチェックしてみてください。

 こちらではWEB CARTOPではカバーしきれない、ちょっとニッチな情報を紹介します。

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 このコーナーでも何度か紹介している、ケーブル自動巻取り式充電スタンドを開発しているモリテックスチールが、今回東京モーターショーに初出展していました。コードリールを内蔵したこの巻取り式スタンドは、ケーブルが絡まないし、手も汚さずに簡単に収納できるモデルで、無課金・コイン課金・認証課金の3タイプの普通充電器をラインナップしています。

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 今回、西ホールに出展となったこのモリテックのブースでは、見慣れない、散水用のホースリールのような(失礼!)充電ケーブル収納が参考出品されていました。それもなんと2種類。

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 もちろん、電線を巻き取る技術の老舗メーカーですから、この2台とも、コードリールを内蔵しています。この2種類というのは、巻取りの操作別に手押しタイプと足踏みタイプの2種類を出品しているわけです。とかく汚れやすい充電ケーブルですから、手を汚さずに、絡ませることなくすっきり収納できるっていいですよね。

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 他には、従来からあるケーブル自動巻取り式充電スタンドに倍速モデルを参考出品していました。こちらは、従来型(200V/3Kw仕様)よりも充電時間を短くすることができる倍速仕様(200V/5Kw仕様)で、ケーブル類も従来モデルより若干太くなっており、ケースの奥行き(374mmから394mm)も長くなっています。さらに自宅の玄関に設置するポール型も参考出品されてました。こちらは外側(道路側)に表札やインターホン、さらにはポストの機能を付け、裏側(敷地内側)に普通充電器と屋外用の100Vコンセントを備えるというものでした。なかなかのアイデア商品ですね。

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2017年9月28日 (木)

テムザックはどこへ行くのか?

 テムザック、ロボットの開発・製造・販売を行なう福岡の会社です。以前もこのコーナーで何度か紹介しています。

 超小型モビリティ「KOBOT」(コボット)のコンセプトモデルを2011年の東京モーターショーに出展。その後は、3台を登場させ、その後は、福岡県糸島市と宗像市で実証実験を行なっていました。

 実証実験はなんとなく終了した感じになっていて、このプロジェクトも終了したのかと思っていましたが、今回、「第44回 国際福祉機器展 H.C.R.2017」(東京ビッグサイト/2017年9月27日~29日/主催:全国社会福祉協議会、保健福祉広報協会)の会場で、再びそのテムザックの乗り物に遭遇しました。

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 今回遭遇したのは、福岡県ロボットシステム産業振興会議ブース。そこでお披露目されていたのが、Robotic Activechair RODEMというモデルです。

 2009年に発表した車イスロボットRODEM(コンセプトモデル)の進化版のようです。基本的には跨り型を踏襲し、車イスやベンチなどから、そのままお尻をずらして乗り込むことができ、移動はジョイスティックでコントロールするというものです。

 2014年に欧州の基準適合マークであるCE マーキングを取得。デンマークの介護・福祉施設、高齢者住宅、リハビリセンターなどで、実証実験を実施した後、このRobotic Activechair RODEMというモデルになったということです。

 現在は国内での使用を考え、国内適合のための作業を進めているということですが、なかなか国内での使用のハードルは高いようで、厳しいということです。ただ、屋外使用も想定した仕様を考えているようですから、ちょっと期待したいですね。

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2017年9月22日 (金)

4億円でも購入希望者続出?

 先日開催となったドイツのフランクフルトで開催されたフランクフルト・モーターショー。世界最大のモーターショーと言われ、東京モーターショーと同じように2年に1回開催となります。

 開催が東京モーターショーと同じ年であり、東京モーターショーよりも若干早く開催されるため、各社の今年の動向を見たり、東京ショーに出展のないメーカーを確認したりするのに絶好のイベントともいえます。なので多くの日本人メディアも現地入りをしていました。

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 もちろん、本場ドイツだけに、フォルクスワーゲン、メルセデス、BMWといった地元企業のブースは「ホール丸ごと」という使い方をしており、その展示車両数を考えただけでも半端ない大きさとなっています。

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 さて、今回の本題は、このフランクショーで突如お披露目となった日本の企業のコンセプトカーです。それが、このAPARK のOWL(アウル)です。圧倒的な速さを持つクルマということで、0→100km/hを2秒以下で走る、ということを開発目標とした電気自動車です。まだ試作車ということですが、現時点で2秒を切っている、ということです。

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 発売は2年後、価格は350万ユーロを予定ということでしたが、すでに「この実車をよこせ」というお客さんがやってきている、ということです。あるところにはあるんですねぇ…。

 このOWLについて、詳しくはWEB CARTOPをご覧ください!

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