インタビュー&対談

2015年2月 3日 (火)

2月頭は恒例の輸入車大試乗会!?

 234日はJAIA輸入車試乗会の取材で大磯へ来ている。これはJAIA(日本自動車輸入組合)主催の試乗会で今年で35回目となるもの。今年も、日本法人&インポーター20社が、最新モデルを持ち込み、多くの媒体がこの試乗会に参加している。1日に6枠が用意され、終日車両の試乗に勤しむことになる。各メディアで企画はそれぞれ違うものの、突然この時期に輸入車特集が組まれたりするので、よくご存知の方もいるだろう。

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 今年はCARトップ別冊部隊が終日延々と撮影をし、城市編集長は、各インポーターの広報担当者にインタビューを担当。昨年の販売に対する分析、そして今年の投入モデルや販売目標といった各社の意気込みを探っていく予定だ。

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 また、今年はJAIA創立50周年ということで会場には「日本が出会った名車たち」と題した特別な展示も行なわれていた。日本にとっての輸入車の長い歴史を振り返ることができたわけだが、ここも記事になりそうな予感、だ。

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2014年12月25日 (木)

EV好きの鈴木亜久里さんは、BMW「i8」に何を感じたか?

 以前、CARトップの取材でBMWの電気自動車i3に乗った鈴木亜久里さん。
「時代は、EVに確実に向かっているね。ついにBMWもやってくれた。それにi3は日産のリーフと違う性格だよ。リーフは普通のガソリン車に近づけようとしたセッティングだけど、i3はBMWらしく走りを意識している。アクセルを離したら回生のせいで、かなりブレーキを踏んだ感じだし、面白いね。次のEVスポーツカーのi8に早く乗ってみたいな―」
 というリクエストが実現し、発売開始したばかりのPHV(プラグイン・ハイブリッド)スポーツカーBMW i8の試乗をしてもらうことになった。

 見るからにスーパースポーツカー。ドアが跳ね上がるガルウイングタイプだから、とにかくド派手な形である。レース界のスーパースターは、もっともi8に似合う男に見える。なにしろ、自身でもF1ドライバー時代にフェラーリやランボルギーニなどのスーパースポーツを乗り回していたし、現在は電気モーターのフォーミュラーカーレースである、フォーミュラーeに参戦するチーム代表でもある。

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 亜久里さんの第一印象はどうか。
「これ、本当に1.5リッターの3気筒エンジン? いくら電気モーターがサポートすると言っても、すごいよこれ。まさしくスポーツカーの加速、フィーリング。5リッターのV8エンジンだと言われると、そうか、いい出来だね、と言ってしまいそう(笑)。これからのハイパフォーマンスカーは、こんなパワーユニットが主流になるかな。BMWの3とか5のMバージョンにもいいね」
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 絶賛だが、クルマを降りてきて一言。
「いやー、注目度がすごい。恥ずかしいね、これだけ派手だと。それに、このドアは乗り降りしにくい。自分もいい歳になったから、もう少し乗降性のいいクルマにして欲しいけどね(笑)」
 詳細は発売中のCARトップ2月号を!!(城市邦夫)

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2014年12月17日 (水)

このままでは日本の自動車メーカーは生き残って行けない!

「このままでは日本の自動車メーカーは生き残って行けない!」と危惧している水野和敏さん。現在の日本車の販売の状況を見ると、高級車と軽自動車や小型車ばかり。技術と手間をかけた少数の高級車と、消費財としての廉価なクルマ。この間の中間層のクルマをもう日本のメーカーは作れなくなっているというのです。

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 たしかに、この中間層(のセダンやハッチバック)は日本車ではなく欧州車に占領されている状況です。それは街を見ていればわかる通り、ですね。この中間層は今も昔も経営の核といえるゾーンであるのに、日本のメーカーは、そこから逃げてSUVだワンボックスだと開発しているのだといいます。さらにこの中間層のクルマに乗っているオーナー世代の高齢化にも警鐘を鳴らします。

 ハイブリッド車はどうでしょう? それについても水野節がさく裂します。エコが売りのクルマは優遇税制もあって、多くが飛びついた。だけどね、結局今、欧州車に乗り替えるための下取りに出てくるクルマはプリウスばかりだよ、と。クルマはエコだけではだめでクルマとしての魅力を持たせることが重要だと言います。

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 その答えが「スマホ」なのだといいます。スマートフォンです。スマホは、電話であり、カメラであり、パソコンとなっているわけですが、それぞれの機能が多少悪くてもしょうがない、とは誰も言ってくれない。だれもが絶対的な性能を求めており、それに応えられる商品だけが生き残っていきます。マルチ機能化して高性能化しているわけです。

 これと同じでクルマの世界でも、マルチ機能化したクロスオーバー車が求められています(これは一例だけれども、というコーション付です)。クルマに新しいモノを、という要求が付きつけられるようなマーケットの変革により自動車メーカーにとっては厳しい時代となってくる、のだそうです。

 その答えは、これから水野さんが作るクルマにあるのでしょう。そういえば、あのクルマもマルチ云々って言ってましたねぇ。

 ざっとかいつまんで(それでも3回に分けて!!)発表会での水野さんの話をここにアップしてみました。水野さんの頭の中には、もっと壮大なものがあるのかもしれません。また、追いかけていっていろんな話を聞かせてもらえたらいいなぁ、と思ってます。

 仙台ハイランドがなくなった今、その開発の現場は大分のオートポリスになるようです。場内の取り付け道路などを使えば荒れた路面等のテストもできるということです。九州ならば、台湾からも近いですから、テストもやりやすいといえますね。

 最後に、この華創日本(神奈川県厚木市が本拠)では、試作車両開発コーディネートエンジニア、メーカー開発コーディネートエンジニア、車両現地実験コーディネートエンジニアといった開発のスタッフを募集しているそうです。会社の規模的には10名ほどいれば十分だということです。華創日本は台湾からのスタッフを入れるのではなく、日本人で構成するようですよ。

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2014年12月16日 (火)

水野和敏さんはなぜ台湾の自動車開発会社副社長になったのか?

 前回に引き続き、日産35GT-Rを作り上げた水野和敏さんの次なるステージについてのお話です。

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水野さんと、華創車電 李 俊忠社長、華創車電 石 志傑副社長(写真左から)

 数ある企業の中から、水野さんが人生の総仕上げに選んだのが、台湾の自動車開発会社で全車の商品開発をまとめる仕事だったのです。華創車電技術中心(HAITEC)が手掛けるLUXGEN(ラクスジェン)というブランドのクルマです。中国国内をメインマーケットとして、今年7万1000台を販売するほど急成長をしている会社です。

 2008年に登場したばかりのラクスジェンですが、すでにEVを含む5車種(派生VIP仕様車も含めると6車種)をリリースしています。

 果たしてそのレベルはいかほどのものか? それについて水野さんは、ITは間違いなく世界トップだと言います。これはHAITECが多くの台湾のIT企業の投資を受けているという背景からもわかります。クルマを真上から見下ろしてるように見えるイーグルビューやサイドビューといった、車両周辺を確認できるカメラ類はすでに日本車の上を行っているようですし、全車タッチパネルが標準装備であり、といった具合です。

 走りについてはどうか? これについては日本車の平均レベルの実力を持っているということです。

 そんなラクスジェンを作る会社の副社長となった水野さん。日本の自動車産業が世界で生き抜くために、アジア圏の国をパートナーとして開発・生産していくという、これまでにはない全く新しい方法でクルマ作りに臨むというのです。

 今世界では、欧州には西欧に対して東欧、アメリカにはメキシコという具合に、ヨーロッパ圏、アメリカ圏、というように国同士ではなく圏という単位でタッグを組んで、廉価車の開発基盤を持って、開発の分業ができています。

 しかし、日本のメーカーは賃金の安い国を探して現地生産させているだけ。この「クルマを作らせる」だけではダメで、欧米と同じようにこれを日本に置き換えていくとすれば、台湾との共同開発だというのです。台湾は電子分野では世界一となっており、ここと手を組んだ日本圏でクルマ作りの思想からきちんとしていくことで、欧州を越えたレベルになっていけるというのです。

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 HAITECは台湾の会社です。しかし、水野さんは台湾に渡るわけではありません。その日本支社を立ち上げて、日本支社で車両のプラットフォームの先行開発をしていくそうです。車両のコア技術を日本で開発し、商品化のところの技術開発を台湾でやる、という開発体制の分業ですね。キーとなるクルマの開発だけでなく、仕向け地ごとの現地化や生産ラインへの対応などさまざまで、時間に追われてしまうことが車両開発の現場ではよくあるそうなのですが、それを分業することが重要だというのです。

 水野さんは、台湾では駅などにはゴミも落ちていないし、ちゃんと列に並ぶ、そんな文化的なつながりも重要だとも言ってます。

 ちょっと長くなってしまいました。さて、この台湾の会社で、水野さんは何を作るのか? 続きはまた今度!

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2014年12月15日 (月)

35GT-R開発主査だった水野和敏さん、台湾の自動車開発会社副社長に就任!

 12月12日、都内で華創日本という会社の発足説明会が行なわれました。「華創車電技術中心(Hua-chuang Automobile Information Technical Center=HAITEC)」という台湾の会社の日本支社ということです。

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 このHAITECは、台湾の自動車メーカーである裕隆(ユーロン)汽車などを持つ裕隆グループの出資とIT系会社からの投資により設立された、車両およびカーエレクトロニクスの研究開発センターで、2005年に設立されています。裕隆汽車は、台湾での日産車(マーチ、ティーダ、セントラ、ティアナ等)の生産を行なっていますが、LUXGEN(ラクスジェン)というオリジナルブランドの車両も作っています。

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 この2008年に登場したラクスジェン・ブランドの開発を行なっているのが、HAITECなのです。この華創車電技術中心(HAITEC)の上級副社長、そして華創日本(HAITEC JAPAN)の代表取締役に就任したのが、水野和敏さんです。

 水野さんといえば、ザッカーでは何度も登場してきた、R35 GT-Rの生みの親ですね。2年前に日産自動車を定年退職し、その後はセミナー講師や自動車雑誌で連載を持つなどの活動をしてきました(それらの活動は今後も続けていくようです)が、ついに再びクルマを作ることになったのです。

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水野さんといえば水野ブルーというほど、青色のシャツとかネクタイをしていたんですが、この日はなぜか赤!?

 その詳細については一回では書ききれないので、今回はまずここまで。次回以降に持ち越します。

 ちなみに「人生で一番忙しい時期を迎えることになった」と言う水野さんの次なるクルマはいつ見られるのか? 「3年も待たせないよ~」ってことだそうですよ!

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